「ビジネス書って読んでも意味ないよね」
「ビジネス書って読んだところで年収上がらないでしょ」
ビジネス書を読むことで、ノウハウ・考え方・哲学を身につけることで、仕事が効率化したり、生き方の哲学が変化することで、人生に良い影響が生まれることもあるでしょう。
なかにはビジネス書を読んで良かったと経験する人もいるとおもいます。
その一方で、ビジネス書は成功物語の疑似体験であり、同じ内容しか書いていないとする意見もあります。その話も事実だと思います。
2000年代に発生したビジネス書ブームの影響により、世の中には重厚なビジネス書以外のビジネス書がたくさん出版されています。
これだけビジネス書がたくさん出版されているので、ビジネス書には意味があるものと無いものがあります。
有益なビジネス書を選ぼうと思ったら、ビジネス書を選ぶ基準を持たなければいけません。
今回は、ビジネス書の読書の意味がないと言われる理由と、意味のあるビジネス書の選び方を解説します。
目次
ビジネス書には意味のない本と意味がある本がある
私は全てのビジネス書の意味がないとは思いません。
ビジネス書には意味のある本とない本があると思っています。
そもそも、ビジネス書とは、ビジネスに関することが書いてある本のことです。
時代によってビジネスの形は変化しています。
現代のビジネスのメインは、会社であり、自営で稼ぐ方法です。
そのため、ビジネス書のカテゴリーには、自己啓発書・マーケティング・コミュニケーション・経営戦略など幅広いジャンルが当てはまります。
過去のビジネスのメインは、商業活動と戦争です。戦争の戦略や戦術書なども、過去のビジネス書のジャンルには入っていたことでしょう。
現代でも読みつがれている戦争の本である孫子の兵法などは、過去にはビジネス書のジャンルに入っていてもおかしくはないでしょう。
もしも、ビジネス書に意味がないのであれば、孫子の兵法などの過去のビジネス書はここまで読みつがれることはないと思います。
つまり、ビジネス書の中には意味のあるものと無いものがあると言えるのです。
ビジネス書で意味ない本が増えた原因は昨今のビジネス書ブームが原因
ビジネス書には意味がある本とない本があると説明しました。
では、なぜ現代のビジネス書には意味がないと言われているのでしょうか?
それはビジネス書ブームが原因です。
1985年には35,920冊しか出版されていませんでしたが、2015年には80,048冊も出版されています。
1990年代から2000年代にかけて書籍の出版点数は2倍以上になりました。ビジネス書でも1990年代と2000年代で変化が見られます。それがいわゆるビジネス書ブームです。
- 1990年代:ビジネス書は実体験を伴った重厚なものが多かった
- 2000年代:セミナー講師や評論家による自己啓発本が増えていきます
現代のビジネス書はビジネス書ブームにより出版点数が増えたものが多いです。そのため、よくわからない肩書の人が書いている本や、キャッチーな文体で書かれたライトなビジネス書も少なくありません。
セミナー講師や評論家のビジネス書が増えれば増えるほど、実体験を伴った重厚な本は少なくなります。
昔に比べて、ビジネス書は意味のあるものが相対的に減っている可能性があります。
意味のないビジネス書は確かに存在しますが、意味のあるビジネス書をどれだけ選べるのかが鍵なのです。
読む意味のないビジネス書を避ける「本の選び方」とは?
出版点数の増加とビジネス書ブームにより相対的に意味のあるビジネス書が減ったことが、ビジネス書が意味がないと言われている原因です。
ビジネス書で読書して意味がある本を選ぶ方法とは何でしょうか?
▼ビジネス書を選ぶ際に意味のある本は下記の基準を満たしているものでしょう
- その分野で実績を残した人
- 研究をベースにして書かれた本
- 1年以上売れ続けている本
その分野で実績を出している人の本であれば、著者の実体験が書かれている場合があるので、非常に勉強になることが多いでしょう。
また、起業家の自伝などもその分野で実績を残した人という分類に入ります。
その分野で実績を出している人の本の一例は下記です。
- ナイキの創業者が書いた「SHOE DOG」
- マクドナルドの創業者が書いた「成功はゴミ箱のなかに」
- カーネギーメロン大学の創設者「アンドリュー・カーネギー自伝」
また、エッセイストでも昔から活躍しているエッセイストは文章だけで勝負してきている人なので、実績があり、読む価値があるでしょう。
論文や統計をベースにして書かれた本も、統計的なデータに基づいて書かれているので、精神論だけではなく事例や根拠も書かれているため、勉強になる本が多いでしょう。
研究をベースに書かれ本の一例は下記です。
さらに1年前に出版された本の場合は1年後も売れているかどうかも非常に大切なポイントです。
読まれ続けている本というのは、それだけ内容が良い可能性が高いです。
もしも1年前に出版されている本ならば、Amazonで現在どの程度売れているのか、ランキングを確認してみると良いでしょう。
読んでも意味のないビジネス書を避けよう
ビジネス書はビジネス書ブームが背景にあり、意味のない本が出版されていることも多いです。
▼意味のあるビジネス書を選ぶ基準は下記のとおりです
- その分野で実績を残した人
- 研究をベースにして書かれた本
- 1年以上売れ続けている本
選ぶ基準にしているのは一例であり、もしかしたら上記の基準以外の本が、あなたにとって意味のある本になるかもしれません。
本との出会いは偶然です。ふらっと書店に行って、なんとなく選んだ本が、あなたにとってベストな本である可能性も高いのです。
また基準を見ていただければ分かる通り、長く読まれている本は良書が多いです。古典や古い自伝にはかなりの良書があります。もしも古典や古い自伝を読むことに抵抗がない方は、積極的に読んでみることがオススメです。
あなたにとって意味のある本との出会いを大切にしましょう。ふらっと書店にいって本を選ぶのもおすすめですよ!
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