「問題解決って難しい…」
「何?PDCAとか意味がわからない…」
私が問題解決を聞いて最初に思った印象は「難しすぎて無理」でした。
社会人となり、一般企業→フリーランスで働くようになり問題解決をしても問題が解決しない難しさを感じ続けました。
恐らく、「問題解決が難しい」と思っている方は私と同じで、問題解決をしようと思っても改善しないことで自信を無くしているんだと思います。
そんな時に、私はある方法を実践することで問題解決が難しいという感情が消え、むしろゲーム感覚で問題解決に取り組めるようになりました。
今回は、問題解決が難しいと思っているあなたに向けて「問題解決が簡単になるコツ」を解説します
問題解決が難しい理由
問題解決のプロセスがめんどうくさい
問題解決が難しいと思う理由は、癖付が面倒くさいということがあげられるでしょう。
問題を見たら、原因を洗い出す→打ち手を考える→実行するこのプロセスの中で、全てを論理的に考える必要があります。
慣れてしまえばゲーム感覚でおもしろくなるのでうが、問題解決をはじめたばかりの人は究極的にめんどうくさいと思います。
成長スピードの向上を実感していない
この本の中で、問題解決できる人と出来ない人は、将来的には何倍もの開きがあると言います。
つまり、問題解決ができる人は、自ら問題をガンガン解決していくので、成長スピードが速いのです。
一方、問題解決が難しいと思っていると、自ら問題を見つけることをせず、同じことを二度三度繰り返します。
問題を改善し成長する機会を逃してしまうので、成長スピードの実感を感じることができません。
結局、問題解決が難しいと思ってしまうのです。
問題解決の手法に出てくる言葉が分かりづらい
問題解決が難しいと考える原因は横文字の多さです。
ロジックツリー・MECEなどなど、コンサルティングから生まれた問題解決の手法には、横文字がとても多くて分かりづらいです。
分かりづらさから、嫌煙してしまって、問題解決の基礎を学ばずに「問題解決って難しいなぁ」って思っている人も多いと思います。
超簡単な問題解決の方法
ここからは私が行っている超簡単な問題解決のコツをご紹介します。
問題を発見する「現実と理想のギャップ」
問題解決においていちばん大切なのが問題を把握することです。
ですが、問題解決が難しいという人は「問題なんてないじゃん」って思っているケースが非常に多いです。
まずは、起こっている出来事が「問題である」と認識できるか否かが大切です。
モテモテ男の理想とモテナイ男の理想
例えば、モテモテの男がモテナイ男のファッションを見て「解決すべきでしょその服装!」と考えても、当のモテナイ男は「別に服装なんて問題じゃないでしょ…」となるケースって聞いたことありませんか?
人によって問題の認識に違いがあるのはなぜでしょうか?
それは、「お互いの理想の違い」です。
モテモテの男はモテることに関する基準が高いので、服装・髪型・体型についてのモテるための理想が高いのです。
しかし、モテナイ男はモテることに関する基準が低いので、服装・髪型・体型についてのモテるための理想が低いのです。
問題をたくさん発見するには理想を高くする
問題をたくさん発見するために大切なことは理想を高くすることです。
問題を少しも把握できない人は理想が低いから発見できず。問題をたくさん発見する人は理想が高いから発見できるのです。
理想を高くするには、理想の高い人から話を聞いたり、その道の理想の状態を穴が開くほどリサーチすることで問題を把握する感度を高めることができます。
まず、問題解決が難しいなぁという人は、自分のいる業界に対する理想の感度を上げることに全力を注ぎましょう!
問題を改善しないと生じる影響を具体的に考える
問題が見つかったとしても、問題を改善しないと生じる影響を具体的に考えなければ、問題を解決する気が失せます。
太っている男性がダイエットに本当に打ち込もうと思うならば、太っていることで生じる影響を明確にするべきです。
モテナイ・服が似合わない・臭い・ハゲる・生活習慣病になる・食べ過ぎる・出世に響くなどたくさんの影響があると思います。
生じる影響が具体的であるほど「なんとかしないといけない…」と思う気持ちが芽生えるので、問題を解決しようという気持ちになっていくのです。
問題解決はうまくいかなくて、何度も繰り返すことになります。その過程で、生じる影響が具体的でないとすぐに諦めてしまうので、問題解決が難しいと思ってしまうのです。
原因を明確にするのは、なぜ?を5回繰り返す
問題解決の鬼門は原因を特定して対処しても問題が残ってしまうことです。
これは、原因の特定があまく、真の原因までたどり着いていないから生じてしまいます。
それでは、どうすれば真の原因にたどり着くことができるのでしょうか?
それは、「なぜ」を5回繰り返すことです。
トヨタの元副社長の著書「トヨタ生産方式」の中では「なぜを5回繰り返すこと」の重要性が書かれています
「一つの事象に対して、五回の「なぜ」をぶつけてみたことはあるだろうか。」 更に、「五回の『なぜ』を自問自答することによって、ものごとの因果関係とか、その裏にひそむ本当の原因を突きとめることができる。」
つまり、問題に関して、なぜ?を5回繰り返すことにより、原因の深堀が自然にできます。
原因の深掘りが簡単にできれば、改善策を考えた時に問題が無くなる可能性が高くなるので、問題解決が簡単になるのです。
改善策は情報収集が全て
改善策を考える時に最も有効的なのは、上手くいっている事例を参考にすることです。
上手くいっている事例とは、すべに有効性が証明されているので、自分で0から考えて変な方向に行くのを防げるからです。
改善案が中々思いつかない人は、情報収集が足りません。もっと情報収集をして、アイデアを出せるように工夫しましょう。
情報収集の例
- 企業であれば、同業他社はどういうことを導入して改善していったのか
- 個人であれば、友達と話してどういう風に対処しているのか
- インターネットで同じような悩みの人を検索してみる
- 本を読んでみる
問題解決が難しい→問題解決は超簡単
上記のような工夫をしていけば、問題解決に難しいと思うことはありません。
また、それでも難しいという方は下記の本がおすすめ
この本は、MECEとか、コンサル特有の名称が何一つ書かれておらず、
それでいて、概念をひらがなで説明するという。本当に理解していないとここまでやさしく説明はされていないだろうなと思わせるような表現が随所に見受けられます。初めての人でもわかりやすく、様々な概念が書いてあります。
また、色々なコンサルや、ベンチャー業界でも「まず読ませるのはこの本!」読んでみると良いでしょう
この本のあとがきで、筆者がアメリカのハイスクールの時に習っていた歴史の授業は、本質的な考え方、色々な視点で原因を追及し、どうすれば人種差別が行らないかを学んだと良い、その後、マッキンゼーに入った時にそれが問題解決スキルと知ったという話があります。
是非、問題解決能力をマスターして、成長スピードをあげていきましょう!
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