「転職活動したことがない人は年収は低いの?」
「転職活動しないと損する理由ってなに?」
転職活動したことがない人は5000万円ほど損をする可能性があります。
実際に、30歳で転職活動をして年収200万円のベースアップになった場合、
30歳から55歳まで働くとすると、
- 200万×25年=5000万円
つまり、5000万円ほど損する可能性があるのです。
転職活動をしないと、適正な年収を把握することができません。
そのため、転職をしたことがない人は、企業から安く買い叩かれている可能性もあるのです。
今回は、転職したことがない人が損をする理由と、適正な年収を知る方法を解説します。
この記事で学べることは?
- 転職したことがない人が年収が低い具体的な例が学べる
- 転職したことがない人の年収が低い理由が学べる
- 転職したことがない人が適正な年収を知る方法が学べる
実は、転職したことがない人は損してる?
転職したことがない人は、転職したことがある人に比べて年収が低い可能性が高いです。
あるプログラマーの知り合いは、新卒から入ったから会社から転職したことで年収を100万円以上あげました。
外資系金融と国内金融の知り合いも、同じ実力なのに年収が100万円単位で違っていました。
転職したことがない人は転職して新しい環境で働くことに恐怖心を感じるでしょう。また、今までいた職場に申し訳ない気持ちになるのもわかります。
しかし、転職しないと年収が低いまま働かされることになります。
年収を上げたければ転職した方が良いケースは意外に多くあるのです。
転職したことがない人の年収が低い理由
なぜ転職しないと年収が低いのでしょうか?
それは、日本的な終身雇用と年功序列の慣習があり、従業員が企業と年収交渉をしてこず、転職をしないものと思われているからでしょう。
終身雇用と年功序列の制度が原因?
日本には終身雇用と年功序列という慣習がありました。
- 終身雇用:定年退職まで雇うことが前提であること
- 年功序列:年齢に応じて給料が上がること
このため、日本的な企業に勤めてる人は、一生一社で働き続けるという慣習があります。
終身雇用や年功序列を企業が行う目的は、優秀な労働力を若い内から安く確保することにあります。
例えば、40代で転職して雇ったら、年収2000万円を超えるような逸材を、20代の新卒の時期から雇い、終身雇用や年功序列によって40代の時に年収1000万円程で雇うごともできるわけです。
このため、企業は終身雇用や年功序列で安く人材を確保してきました。
もちろん、一生一社という文化なので、従業員も一生給料が入るという安泰を得られました。
しかし、現在は終身雇用や年功序列という慣習を維持するインセンティブが企業になく、派遣比率も増え、労働力を使い捨てにする風潮もあります。
年功序列でも給料が上がっていかないようになってきているのです。
欧米は転職をして年収を上げるのが一般的
日本は終身雇用や年功序列がありましたが、欧米にはそのような慣習はありません。
そのため、欧米では転職活動をして年収を上げることが当たり前です。
企業も優秀な従業員を手元に確保し続けるために年収を上げる必要があります。
年収が低いままだと、従業員が他の企業に移ってしまうからです。
日本は転職が当たり前ではないので、企業が優秀な従業員を確保するために年収を上げることは行いません。
その結果、転職をしない人は損をしている可能性が高いのです。
一度年収が高くなると年収基準が上がる
転職をして一度でも年収をあげると以降の年収基準はかなり高くなります。
例えば、同じ実力でも外資にいた人と国内企業からの初転職の場合、数百万以上も差が出ている人もいました。
実力が評価されたわけではなく、単純に前職の給料水準に応じて年収が決められた訳です。
また前職が某業界の超有名企業で年収が高かった人を雇ったけど、実際にはまったく使えなかったという事例も聞いたことがあります。経歴はピカピカでも実力は大したことがなかった訳です。
それでも給料はふつうに働いている人よりもかなり高かったと聞きます。
つまり、一度年収が上げられれば、次に転職する時には、その給料水準が基準になるのです。
一度も転職したことがない人は、給料水準は常にその会社の水準に沿ってしまいます。そのため、給料が低く見積もられる可能性もあるのです。
補足:年収が高すぎる大企業から転職すると損?
基本的に転職しないと損すると解説してきましたが、例外が存在します。
それは、年収が高すぎる大企業の場合は転職すると損する可能性が高いからです。
- 自分の実力以上に年収をもらっている人
- ビジネスモデルが完成されている企業
例えば、公共に必要なものは(電気、ガス、ネット回線等)、企業が努力しなくても利益は得られるので、向上心がなく、実力も低い人であっても、完成されたビジネスモデルから高額な年収をもらっているケースが高いです。
上記のような場合は、実力よりも高額な年収を得ている可能性が高いです。
転職したことない人が損をしないために適正年収を知る方法とは?
転職したことない人は、年収が低くなりやすい理由を解説してきました。では、転職したことない人が適正な年収を知るためにはどうすればよいでしょうか?
端的に言えば、転職活動をすることです。
転職活動することで、エージェントや企業が自分の適性年収を導き出してくれるため、適正年収を一発で把握できるからです。
まずは求人情報を見て適正年収を判断する
求人情報をみれば、どの程度の年収で求人が出ているのかを確認することができるでしょう。
自分の業務と同じような業務を探してみて、いくらほど貰っているのかを確認してみましょう。
私も月に1回〜2回程度は求人情報や、転職の口コミサイトをチェックしています。
というのも、昔、求人情報をチェックすることもなく、脱サラしてし、個人事業主として買い叩かれたことを非常に後悔しているからです。
その経験から、労働市場における自分の価値はいくらなのか知るために、求人情報と自分の年収と比較をするようにしています。
もっと年収が上がりそうであれば、転職を検討しても良いでしょう。
ただ、求人に出てくる年収というのは割と低めに設定されている可能性があります。
そのため、求人情報だけを信じるのではなく、他の観点からも年収について確認できると良いでしょう。
実際にエージェントに聞く
求人は業務からの年収しか判断できないため、自分自身の能力に関する年収はわかりません。
その場合は、転職エージェントに相談して、自分の能力から、どの程度の年収まで目指せるのかを聞いてみると良いです。
現在働いているところの年収も伝えてみて、現状の年収が高いのか低いのかを聞くのも良いでしょう。
私自身、転職エージェントに「○○万円くらいはどうですか?」と相談したら「そんな安くて良いんですか?」と驚かれたこともあります。
転職活動したことがない人は、転職エージェントからすると、安く使われていることが多いそうで、年収アップの可能性は高そうです。
ただし、転職エージェントは、転職させることでインセンティブが得られるので、適切な判断を与えてくれず煽ってくる可能性もあります。
そのため、転職エージェントの言葉だけを信じるのはやめておいたほうが良いでしょう。
選考を受けてみて年収を知る
企業に実際に応募してみて、面接を重ねていけば、条件面の交渉に発展することもあります。
条件面の交渉を重ねていけば、自分の適正年収がいくらなのか知ることができるでしょう。
私自身、転職活動をしてみて、初めて自分の適正年収を知ったときには「こんなに貰ってよいの?」と驚愕しました。
それまでは、個人事業主として安い報酬でこき使われて生きてきました。
しかし、誠実でかつ正当に評価されて非常に驚いたことを覚えています。
転職活動する気が無くても、一度転職活動をするのはオススメです。
自分の適性年収を知れば、今後のキャリアプランを立てる時の参考になることはまず間違いないからです。
転職活動をして適正年収を知ろう
転職したことがない人は買い叩かれている可能性が高いです。ですので、転職活度をして適正年収を把握したほうが良いでしょう。
転職活動をすれば、当たり前のように下記のような適正年収を知る機会に恵まれます。
- 求人情報を見る
- エージェントに相談する
- 面談を受けてみる
つまり、転職活動をすれば自分の適正年収がいくらなのか判断できるのです。
求人情報やエージェントとのつながりを複数持つために、転職サイトには複数登録しておいたほうが良いです。
- リクルートエージェント:業界TOPの求人数を誇り、中小・大手・外資など多数あり!20代にはおすすめの求人サイトです。
- doda:大手・優良企業を中心に常時豊富な求人情報を掲載している転職サイト。第二新卒を狙う20代におすすめです。
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転職活動をして、適正年収を知り、キャリアプランに活かして得する人生にしましょう。
お金の余裕は生活にゆとりを与えてくれるからです。
以上、転職したことない人は年収が低め?転職活動しない=5000万円の損を解説しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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理想の働き方を勝ち取るためには、下記のような情報収集が大切でしょう。
- 年に1回エージェントと面談して自分の市場価値を知っておく
- 常に求人情報を閲覧しておく
そのため、幅広く転職エージェントに登録して、情報を収集しておくのがおすすめです。
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