「20代はどのように資産形成すれば良いのかな?」
「20代におすすめの金融商品ってなんだろう?」
20代で資産形成に取り組んでいる人は少なく、20代の約半数が100万円以下の資産しか保有していないのです。そのため、資産形成を行うだけで20代の中でもレアな部類に入れます。
では、20代はどのような金融商品に投資するべきでしょうか?
残念ながら金融商品ばかり考える人は、資産形成のスピードが遅くなるでしょう。
というのも、20代は金融商品に投資するよりも、収入を上げることに専念したほうが、結果的に資産が増えるからです。
例えば、年利5%という前提で考えますと、毎月5万円を30年投資するよりも、10年間で収入を上げることに専念をしてから、毎月15万円を20年投資した方が、約2000万円も資産を増やせます。
つまり、金融商品で資産形成するよりも、自己投資を通じて収入を上げた方が結果的に資産形成になるのです。
では、20代はどのように収入を上げれば良いでしょうか?
今回は20代の資産形成の方法について解説したいと思います。
この記事で学べることは?
- 20代で資産形成している人が約半数以下であることが学べる
- 20代が資産形成するなら収入を上げたほう良いことが学べる
- 20代は金融商品よりも自己投資を検討したほうがことが学べる
20代の資産形成の実情?投資額の平均は約100万円?
20代から資産形成を始めるにあたって、20代が平均的にどの程度、資産形成しているのか気になりますよね。
ロードスターキャピタルが調査したところによると、20代の約54%は100万円未満の投資額だったそうです。
投資家の投資額分布を調べたところ、20代は「10万~50万円」(28%)が最も多く、計54%が100万円未満だった。30・40・50代は「100万~300万円」(33%、26%、23%)が最多。60代は「1,000万~3,000万円」(24%)が一番多く、計35%が1,000万円以上投資していた。
引用:マイナビ
20代の資産形成の実情として、半数が100万円以下しか投資をしていません。
20代が資産形成できない原因としては、
- 収入が低いので投資に回す余裕がない
- 20代の周りで投資をしている人が少ない
ということが挙げられるでしょう。
20代から資産形成を考えている人は、はっきり言ってレアケースなのです。
20代は収入を上げた方が資産形成になる
結論から言えば、20代の資産形成は収入から上げたほうが良いです。
なぜなら、はじめに収入を上げるのに時間をかけたとしても、最終的な資産は収入を上げたほうが高くなるからです。
例えば、20歳から収入を上げることに注力し、30歳になった時に投資に使えるお金を10万円ほど増やした場合、50歳到達時点の資産は約2000万円もの差が生まれます。
また、20代は収入の伸びしろが大きいので、自己投資をしたほうが得です。
収入が高ければ毎月の入金額が増える
20歳から毎月5万円投資をしたのと、30歳が毎月15万円投資をした場合、50歳になった時にどのような違いになるのでしょうか?
- 20歳から毎月5万円を5%で運用した場合、30年後には、4161万円
- 30歳から毎月15万円を5%で運用した場合、20年後には6155万円
つまり、10年間で、投資できる金額に10万円程の余裕が作れれば、2000万円もの違いを生み出すことが可能なのです。
私の場合も、20代の頃は、自営業としての働いており、30代になりサラリーマン+副業という働き方に変更しました。
自営業的な働き方は5年以上継続していたこともあり、サラリーマンで得られる収入くらいは安定して稼げています。
金融商品は損をするだけという考え方から、「金融商品に投資しよう」という考えに行き着いたのは、30代になってからです。
当時は「若いうちに金融商品に投資をしておけばよかった…」と後悔したものですが、実際に投資を初めて見ると、金銭的な余裕があったほうが資産形成がはるかに楽であることを実感しております。
いまでは20代で投資をしてこなかった分を取り戻すこともできました。
20代は収入を上げておき、金銭的な余裕を作っておくと、資産形成にプラスに働きますよ
20代は転職で給料が上がりやすい
20代の資産形成は収入を上げることに注力をしたほうが良いと言いました。その中でも、特に有効活用したほうが良いのが転職です。
内閣府の調査データによると。20代はどの時期においても転職すればプラスになると解説されています。
おおまかな傾向として、年齢階級層が若いほど、変化率が高い傾向にあることがわかる。特に、一般労働者から一般労働者への転職においてその傾向が強く、29歳以下では、グラフ中のほぼすべての時期でプラスだが、30~39歳では0%前後、40歳以上では常にマイナス圏となっている
引用:内閣府
つまり、20代は転職で最も収入を上げやすい時期なのです。
大手企業に入社しており、収入的にも満足している場合は転職する必要はないでしょう。
しかし、そうでない場合は、個人的には20代のうちに下記のようなことを済ませて置くとよいのではないかと思っています。
- 年収の高い異業種へ転職する
- 同じ業界でも年収が高い所へ転職する
- 同じ年収でも残業が少なく働きやすい職場に転職する
20代のうちに上記のような転職を済ませておけば、30代になった時に年収が非常に上がりやすくなります。
20代のうちに年収を上げるための資格・スキルを取得することも並行して行っておくと良いでしょう。
20代の転職の実情と、転職で給料が上がる事実は下記で紹介しています。
20代は副業をするのに最適な時期
収入を上げる方法として欠かせないのは副業です。収入源を増やすという観点から考えても20代のうちから副業に取り組むのは非常に良いことだと思います。
私の場合、20代からサラリーマンプラス副業という形で副業を開始しておりました。20代の若い時期に副業をしておいて心底良かったなと実感しています。
- 収入源を複数作ることができた
- 金銭的な余裕が生まれ資産運用が楽になった
- 会社を退職されても収入源がある安心感が得られた
- サラリーマンに活用できるスキルも得られた
副業のメリットはかなり大きいと実感しています。副業のメリットについては下記の記事で詳しく解説しています。
しかし、副業を立ち上げる時は尋常じゃないほどキツイです。
副業自体に規模を拡大するのに投資をする必要もあります。
知識を学ぶために、読書などに投資する必要も出きます。
さらに、立ち上げ時期には、寝食を忘れるくらい取り組む必要が生じます。ハードワークが必要になるのです。
私自身も、サラリーマンで仕事をしている時以外は副業に取り組んできました。
遊び・旅行・恋愛・贅沢など、すべて犠牲にしても、なかなか結果が出ずに精神的に辛くなったものです。
20代は家族がいない分、可処分所得も高く、多くの時間があります。
そのため、副業のために犠牲にするのもの少ないですし、ハードワークも容易に行うことができるでしょう。
収入源を増やすために副業に取り組むには20代が最適なのです。
20代の資産形成は金融商品よりも自己投資を検討すべき?
20代が資産形成を考える時に取り組める方法は2つあります。
- 収入を上げるために自己投資をする
- 株式や投資信託などの金融商品に投資をする
この2つは切っても切り離せない問題です。
なぜなら20代は若いので、自己投資をすることに、長期的な効果があるからです。
自己投資自体にも、低い投資額で高い利回りが期待できます。
例えば、TOEIC800点を取得するこすとは、金銭に限れば最低でもTOEICの受験費用だけでしょう。約6000円程度の受験費用で、年収を100万円ほど上げられる可能性があるのがTOEICです。
また、1500円で買った本のおかげで転職ができたり、副業に取り組めることもあるでしょう。月5万円の収入源が構築できれば、年間で60万円にもなります。
このように、少額の投資額にも関わらず、後の人生に大きな影響を与えるのが自己投資なのです。
年間に投資に200万円使っても、約5%程度で運用できたとしても、10万円程度です。
しかし、自己投資や自分の事業に200万円をかけて、月に5万円の収入源が作れれば、年間のリターンは約60万円になります。
つまり、自己投資で稼ぐことができれば、約30%のリターンになるのです。
20代は金融商品に投資をするよりも、圧倒的に自己投資をして、30代になるまでに転職や副業で収入を上げるのが、最も効率的だし、利回りが高い投資ということになります。
そして、30代になった時に、収入が上がった分を投資に回すことで、資産形成のスピードアップになるのです。
自己投資については下記の記事で解説しています。興味がある人はどうぞ。
20代の資産形成は収入を上げることから始めよう
20代で資産形成をしている人は圧倒的に少数であり、金融商品に限って言えば、100万円以下が半数となります。
20代から資産形成をする人はレアケースであり、積極的に資産形成に取り組んだほうが良いでしょう。
では、20代から資産形成をするなら金融商品に投資をしたほうが良いのかというと、20代の資産形成は収入を上げることから始めた方が結果的に資産形成になります。
- 収入を上げてから投資をした方が資産形成のスピードが早い
- 20代は転職で年収を上げやすい
- 立ち上げがハードな副業も20代のうちであれば容易にハードワーク可能
- 20代は金融商品への投資よりも自己投資の方が利回りが高い
20代で自己投資をして、自分の方向性を1度でも変えれば、30年後の未来はかなり違う所に到達します。
20代から資産形成をしたいと考えるのであれば、収入を上げることに専念して、30代からの本格的な資産形成に備えておくと良いでしょう。
以上、【20代の資産形成】投資より収入を伸ばすと資産2000万円増加を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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