【定年後の仕事選び】65歳・60歳定年の独立起業割合が高い理由?

定年後の仕事と独立起業の割合

「定年したら何しようかな…」

「定年後の仕事ってどういうものがあるんだろう?」

定年後の仕事のイメージありますか?

定年後の仕事について、何も準備をせずに定年後を迎えてしまうと、再就職先がパートやアルバイトになる方が圧倒的に多いです。

時給が安く、体も辛いのに外で働いたりの肉体労働をしなければいけない人も多いのが実情です

しかし、定年を見据えて資格を取得し良い再就職をされる方もいますし、定年後に起業される方もいます

ちなみに、起業をしている方の半数は60歳以上です

今回は、定年後を考える方に向けて、定年後の仕事の現状について解説します。

サラリーマンの自営業割合が知りたい方は「サラリーマン割合が87%の日本?起業・自営業も含めて割合を比較!」をご覧ください!

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定年後の仕事選びの前に「定年後の仕事と起業の割合の実態を知ろう」

下記は、就業構造基本調査 / 平成29年就業構造基本調査 / 結果の要約・概要・主要統計表より作成しました

ちなみに、65歳以上は就業希望があっても27%は職につけていないという現状があります。

やっぱり定年後に向けて前もって準備しておいた方が良さそうですね…。

働いている人の世代別割合「65歳以上の半数は働いている」

「65歳以上の人はどの程度働いているのかな?」気になってみたので、割合を出してみました。

定年後の仕事で働いている人の割合

こう見ると65歳以上の半数は働いています。それ以上に70歳を超えても働いている人がいて驚きです…。

今の20代・30代の世代は75歳まで働くと言われていますから、50年後の割合がどうなっているのかが気になるところですね。

ちなみに、最近では政府が70歳まで働くことを努力目標にしましたね。

詳しくは「【70歳定年】70歳まで継続雇用が努力目標に?個人の対策まとめ」でまとめていますので、興味がある方はどうぞ。

65歳からの起業が多い?起業人口の年齢別の割合

全体の起業人口から定年後の起業人口の割合を見てみる

起業人口の年齢別の割合を見てみると、60歳以上の起業が最も多く28%もあります

50歳以上からの起業は増えているようで、50歳での早期退職→起業流れで起業する人が多いからでしょう。

定年後の仕事選びは最終的に起業する人が圧倒的に多い

定年後の就業構造(正社員・自営・派遣)の割合

定年後の就業構造の変化を見てみると65歳以上の就業は雇用者(除役員)が圧倒的に多いですが、徐々に自営業の方が増えていきます。

これは雇用されている人が徐々に契約が更新されなくなり、雇用者の総数が減っていくからでしょう。

65歳以上で起業をしている人は定年無くはたらく人が多い

定年後の就業構造(正社員・自営・派遣・起業・役員)の人数の推移

65歳以上の就業構造の人数の推移を見てみると、雇用者の内、正社員は最初は雇用者が圧倒的に多いです。

雇用者の内訳ですが、大体正社員が25%で派遣・契約・パート社員が約75%という内訳でした。

また、年齢とともに雇用者は一気に人数が減りますが、自営業や役員は引退がないので、ゆるやかに人数が減少していきます

また、定年後に自営業で働くことの最大のメリットは「人とのつながり」だと思います。人のつながりがなくなると幸福度はガクッと下がりますので、注意が必要です。

定年後に何も準備せずに悲惨な生活を迎えることについて「【定年後の過ごし方】男性が悲惨な定年後を過ごす?原因と対策とは?」で解説しています。定年後の悲惨な生活を知っておけば対策を考えやすいですよね!

定年後の仕事選び「雇用者はどんな仕事をする?」

定年後の雇用者の仕事は一体どういう物があるのでしょうか?

シルバー人材センターで紹介される仕事

シルバー人材センターで紹介される仕事は下記の通りで、大体時給は1000円〜になってます

  • 技術分野
    • 家庭教師
    • 学習教室の講師
    • パソコン指導
    • 翻訳・通訳(英語)
    • 翻訳・通訳(英語以外)
    • 自動車の運転
  • 技能分野
    • 庭木などの剪定
    • 障子・ふすま・網戸の張替え
    • 大工仕事
    • ペンキ塗り
    • 衣類のリフォーム
    • 刃物とぎ
    • 門松・しめ縄づくり
  • 事務分野
    • 一般事務
    • 経理事務
    • 調査・集計事務
    • 筆耕・宛名書き
    • パソコン入力
  • 管理分野
    • 建物管理(ビル、アパート・マンション管理など)
    • 施設管理(スポーツ、遊戯施設管理など)
    • 駐車(輪)場の管理
    • 折衝外交分野
    • 販売員・店番
    • 配達・集配
    • 集金
    • 営業
    • 電気、ガスなどの検針
  • 一般作業分野
    • 除草・草刈り
    • 屋外清掃
    • 屋内清掃
    • 包装・梱包(封入、袋詰めなど)
    • 調理作業(皿洗い、配膳など)
    • 農作業(種まき、水やり、収穫など)
    • エアコン・換気扇の清掃
    • チラシ・ビラ配り
    • 荷造・運搬
  • サービス分野
    • 家事サービス(掃除、洗濯、留守番など)
    • 福祉サービス(身の回りの世話、話相手、介助など)
    • 育児サービス(子守、送迎など)

引用:シルバー人材センターで行っている主な仕事

アルバイトの場合

60歳以上のアルバイトを特集しているサイトを見てみると、下記の仕事が多かったです。

これも時給は1000円〜になっています。

アルバイトのサイトで多いもの

  • 運転代行・送迎
  • ガスの検針
  • 介護
  • 販売スタッフ
  • 清掃

資格を取得したり起業する場合

資格を取得すれば、さらに良い条件の仕事を選ぶことができます。

よく言われているのが、中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・キャリアコンサルタントは狙い目だそうです。あと、宅建も最近は狙い目だとよく聞きます。

定年後の再就職については「定年後の再就職は競争激化に?定年前にやらないと損する再就職対策」で解説していますので興味があればどうぞ!

また、起業をするのも良いでしょう。自分のスキルを活かして起業するのも悪くはありません。あなたにあった、起業の方法が見つかると思います。

ただし、大金を投入してのフランチャイズのビジネスや家賃保証がついている不動産投資などの大金を使うのはやめましょう。

収入を稼いだことがない人が、大金を使って良いことなんて本当に無いです。

まずは、副業で少しずつお金を稼ぐところから始めることが超オススメです。

→資格や起業を目指す方にオススメの記事【30代以上必見】定年後の収入源が作れる資格・副業・投資まとめ

定年後の仕事選びの選択肢を今から広げよう

冒頭で話した統計を見て頂ければわかる通り、雇用者は多いですが、定年退職がない自営業の方が、収入をずっと稼ぎ続けることができます。

定年退職後も仕事をしながら副業で稼げないかを考えるのも一つの選択肢ですね。

ただ、定年になってからいきなり「副業をしよう!」「資格を取ろう」と思っても、40代や50代以降から新しいことを勉強して学び直すのはとても大変です。

だからこそ、若い方であれば、これからコツコツと選択肢を広げられる行動をして、定年後の仕事選びの選択肢をたくさん持つのも良いのではないでしょうか?

>>【取り残されるかもよ?】

働き方が変化している時代に変化を受け入れなければ気づいたら周りから取り残されているかもしれません…。

じつは、会社で隣の人も水面下では、なにかしら働き方を変えようと動いているのかも…。

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