思っていることを相手に伝えるのって、難しい・・・。
自分の思いを、具体的に、分かりやすく、相手に伝えるのって、本当に頭を使います。
特に、朝活、読書会を行っていると、いくら自分の発信したいことがあっても、漠然としていたら、結局時間を多く使ってしまい、聞いている方々に飽きられてしまうという悪循環に陥ってしまいます・・・。
コンサルタントの「質問力」という本をご紹介します!
コンサルタントというのは、相手に気付かせる話し方をするプロです。そのコンサルタントが、相手に話す時に、どのような点に注意すれば良いのか、3つの点に関して記述されておりましたので、ご紹介致します。
目次
コンサルタントの「質問力」がオススメな方
- 話が長くなってしまう方
- 話していると相手が飽きてしまう方
- 思っていることが相手にうまく伝わらない方
コンサルタントの質問力には「仮説力」で相手の問題を検討する
仮説力とは、イメージする力です。相手に伝わる話し方をするには、相手がどの点に問題意識を持っているのかを考え、自らの頭の中で考えることが必要になります。
では、仮設をすぐに作れるのかというと無理です。
仮説を作り出すためには、相手の情報が必要不可欠です。相手の状況が分からなければ的外れな分析となってしまい、意味のない仮設になってしまうからです。
相手の情報とは、プライベートなことも含みます。中には、直接聞いたら酷く怒られそうなこともあります。この相手の情報を聞き出す力も仮説力には含まれます。
ちなみに、朝活では、そのような情報を取り出すために自然な話法を身につけることができます。何故なら、朝活はお互いに知らない人と、初対面するので、「何を聞けば良いのか」という視点で相手の話を聞くからです。
初対面の方とお会いすることで、「自分から話をする」「相手と打ち解ける」などの、スキルが磨かれます。
- 仮説力とは、相手がどこに問題点を持っているか知る力
- 仮説を立てるには、相手の情報が必要不可欠
- 相手のプライベートな情報までを引き出すことも仮説力には必要
仮説力は問題解決をするときにも必要になります。問題解決の本の中で有名な本の中にイシューからはじめよという本もあります。下記書評になりますので、見たことが無い方は一度ご覧になって下さい
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「本質力」で全体感を把握すればコンサルタント並みの質問力になる
仮説力で相手の問題意識を見つけることが出来ました。
次にやることは、相手の問題の深刻さ原因を考える力になります。それが本質力です。本質力とは因果関係の全体像を探求する能力だと言われています。
相手が本当に何に困っているんのか?どういう疑問点や、どういう話をすれば相手にとって響くのかということを考える能力になります。
読書会では、本をプレゼンするので、冗長であったり、相手と双方向のコミュニケーションが取れていないと、相手にとって伝わる話にはなりません。
また相手の興味を引くような内容であったり、何処を強調するのかを考えながらプレゼンをしなければ、結局聞き手にメリットがないと判断されてしまって、無視されてしまう可能性があります。
そういう時に必要なのが、因果関係を考えながら、相手の生い立ちなどを踏まえて、相手に響く、相手に面白いと思わせるような、会話を展開する力でしょう。これは余談ですが、相手の生い立ちなどを聞く際には、現時点から遡って聞くのが効果的です。
例えば、下記のような流れになります。
相手「-○○をしています。」
自分「では、大学時代は?」
相手「-○○をしていました。」
自分「ということは、高校時代でも同じようなことを?」
このように、相手の会話の内容を遡っていくことで、初対面の方とでも、会話を切らすことが無く続けることができます。ただし、こちらが矢継ぎ早に質問をすると、相手にとって不快感を与えることになってしまいますので、ご注意下さい。
コンサルタントの質問力に必要な「シナリオ力」
相手の特徴、性格、問題意識、生い立ちなどを踏まえた上で、相手にとって最も伝わりやすいように順番と演出を考える能力。映画や、小説などに代表されるような能力です。
少し前までは、ストーリーテリングの営業力なども出ていましたが、それに近いものがあるのでしょう。シナリオ力は、何度も何度も行って、身につけるのに加え、自身でもある程度の準備を要します。
一朝一夕では不可能です。
コンサルタントは、リサーチと提案が本業ですから、このシナリオ力を必死に身につけようと努力すると思われます。
しかしながら、一般的に営業をされない方ですとか、一日中パソコンに向き合う方は、この能力を身につけるのには職場だけでは不可能になってしまいます。
シナリオ力は、色々な場面で必要となる力です。
- 営業
- 就職活動
- 交渉ごと
- 家庭内の問題
- 浮気のバレタ言い訳
- 嫌な人からのデートのお誘い
シナリオ力のポイントは・・・相手の左脳ではなく、右脳に訴えかけることです。
例えば、相手からのデートのお申し入れを断るときに
A「ごめん、その日は空いてないんだ」
B「ごめん、その日はどうしても空いてないんだ・・・」
上記の2通りだとどちらの方が、断られる側は納得できるでしょうか?
AとBの違いは、「どうしても」という言葉が入っているか否かです。この「どうしても」に相手にイメージさせるキッカケを与えます。
これを言われた人は、きっと
「どうしてもってことは、次誘えば来てくれるかな?」
「どうしてもってことは、本当に外せない用事なんだろうな」
など、色々と考えてくれるに違いありません。中には「急用だろ、きっとそうさ」と思ってくれる方もいるかもしれません。「書評「ハイコンセプト」次世代に必要なハイコンセプト・ハイタッチ?」で、この右脳に訴えかける能力に関しては、ハイコンセプトとして紹介されています。
ハイ・コンセプトは20代で読むべき本として紹介しています。詳しくは下記をご覧ください
ビジネス書のオススメ記事>>20代・30代のおすすめ本まとめ【読まないと損なビジネス書多め】
この本を契機として、これからの時代はクリエイティブなデザインを重視するという時代に移り変わっていくとも言われています。
是非、質問力を身につけて、相手に伝わる話し方ができるようになりましょう!
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