「インデックス投資のポートフォリオってどうすればよいのかな?」
「自分で考える理想のポートフォリオと他者のポートフォリオに合わせるのどっちが良いのかな?」
インデックス投資はポートフォリオによって利益が異なります。世の中には様々な方がポートフォリオを公開してくれています。
しかし、そういったポートフォリオに流されて、売買が増えてしまい、結果的に損をします。
結論から言えば、インデックス投資のポートフォリオよりも大切なのは、インデックス投資を長期的に続けることです。
そのため、インデックス投資のポートフォリオは自分で考え抜いて理想的な形にするのが一番です。
今回は、インデックス投資のポートフォリオを考える際のポイントについて解説します。
この記事で学べることは?
- インデックス投資のポートフォリオは自分で学ばないと意味がない理由が学べる
- インデックス投資のポートフォリオを考える上で年齢別に気をつけることが学べる
- ポートフォリオを考えるのがめんどくさい人向けのおすすめ投資信託が学べる
目次
インデックス投資のポートフォリオは自分で考えないと損する
理想的なポートフォリオは何ですか?と解説されるケースもありますが、理想的なポートフォリオなんてその人のリスク許容度や人生観によります。
「有名なブロガーがやっているから・FPに勧められたから、同じようなポートフォリオにする」という思考停止型のアプローチは、結果的に下記のような状態になる可能性が高く、お勧めできません。
- 損をしたときに誰かのせいにする
- すぐにポートフォリオを変更し、売買が増えて損をする
インデックス投資に必要なのは長期的な投資です。
精神論で恐縮ですが、自分自身で考え抜いたポートフォリオこそ、信念があるため、長期投資ができる可能性が高いです。
自分の資産形成の目的や、理想的なポートフォリオを考えた結果としてのポートフォリオが一番納得感があります。
有名なブロガーさんが公開しているポートフォリオやFPのおすすめするポートフォリオは参考程度に考えておきましょう。
ですので、今回はあなたがインデックス投資のポートフォリオを考える際にヒントになりそうなことをいくつか解説します。
インデックス投資のポートフォリオを構築する際の年齢別のポイントとは?
インデックス投資のポートフォリオを考える際に難しいのは、年齢別にリスク許容度が異なってくることでしょう。
インデックス投資の年齢別に考えるべきポイントについてまとめてみました。
20代は独身で働いているのでリスクは高くてもOKです
20代のインデックス投資家はほとんどが独身であり、働いていることでしょう。
独身であれば生活費も低いですし、働いていれば安定収入もあるので、リスクが高めの投資をしても生活が困ることがありません。
極論言ってしまえば、全額を株式投資しても全く問題がないのです。
ちなみに、投資額別のおすすめ投資法は下記の通りになります。
- 月5万円以上投資できる人:投資信託(iDeCo)、米国株ETFに投資(NISA)
- 月5万円未満で投資をする人:投資信託(iDeCo・つみたてNISA)
ちなみに、富裕層に入る人々はほとんどが資産運用をしています。
20代の早いうちから資産運用を始めるのは富裕層の仲間入りをする近道です。
30代〜40代からライフステージが変わるので徐々に債権を増やす
30代・40代になってきたら、結婚・子育てなどのタイミングでもあるので、全額を株式投資にするのはリスクが高すぎるとも言われています。
30代からは債権比率を高めた投資を行っていくのも良いと言われています。なぜなら、債権は株式と異なる値動きをするからです。
株価が暴落をすれば、人々は安定性を求めて債権を購入します。
株価が上がれば、人々は債権を売って株式を購入します。
そのため、株式と債券は両方持っておけば、資産を安定させながらも定期的な利回りが得られます。
結婚や出産をして、ライフステージが変わって来ている30代・40代くらいになったら、債券の比率を徐々に増やしていきましょう。
また、世界の市場にある債権や株式を分散して購入するのもおすすめです。世界に分散すればするほど、一つの国の政治的リスクを避けることができますからね。
30代くらいから分散投資について学んでおくと良いのではないでしょうか。
50代からはリタイヤを見据えたポートフォリオで安全性重視が一番
50代になると、いよいよ労働からのリタイヤが見えてきます。
リタイヤをすると安定して入ってくる労働収入がなくなります。
そのため、価格の変動が大きい株式に投資をするのではなく、固定された収入が入ってくる債権の比率を高めると良いです。
とにかく、生活を困窮させないためにも労働からリタイヤしたら資産を守ることが第一です。
そのため、安全性が高い債権に投資をしたり、不動産や世界各国に資産を分散することによって、ポートフォリオを守って行くのが重要なのです。
インデックス投資のポートフォリオを考えるのがめんどくさい人におすすめの投資信託
年齢別にポートフォリオを考えていくならば、毎年比率を変えていくリバランスが必須になります。
しかし、リバランスをするのすら面倒くさいという人も中にはいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、
- ターゲット・イヤー型ファンドの投資信託
- バランス型の投資信託
になります。
ターゲット・イヤー型ファンドの投資信託
ターゲット・イヤー型ファンドとは、定年退職する年齢をターゲット・イヤーとして、徐々に債権と株式比率を変えていくことを言います。
例えば楽天には、楽天ターゲットイヤーシリーズがあります。これは債権と株式比率を年齢とともに勝手にリバランスしてくれる機能のある投資信託です。
ターゲット・イヤーが2030というのは2030年頃に定年退職をすることを見越して債権比率を上げていくということを言います。
ターゲット・イヤーが2050のものと比べると初期の株式比率の違い分かると思います。これが、ターゲット・イヤー型の投資信託の特徴です。
バランス型の投資信託
年に一回のリバランスで資産のバランスを整えるのが面倒くさいという方には、バランス型の投資信託がおすすめです。
例えば、バランス型で有名なファンドに、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)があります。
これは、8資産を全て均等に保有して、他の資産が値動きにより、バランスが崩れてしまった場合、リバランスを勝手にしてくれる投資信託になっています。
働き盛りは米国株ETFのインデックス投資でポートフォリオを無視【私の場合】
働き盛りの20代〜30代であれば、ポートフォリオなどを無視して米国株ETFに投資をする方法もあります。
私の場合は、いまだに働いていて収入もある程度あるため、生活費として使う資金+暴落時に追加購入する資金を確保したら、余分なお金を米国株ETFに投資しています。
なぜなら、米国株ETFが暴落した場合、暴落の歴史を見ていけば、放っておけば回復する可能性が高いからです。
また、ETFの場合は配当金も受け取ることができるため、値段が安くなり買い増し続ければ配当金も増えていきます。
米国株ETFを購入していくお金は、どうせ直近で使わないお金になります。そのため、米国株ETFに投資続け、損が出たら買い増しを続ければ良いでしょう。
インデックス投資のポートフォリオは自分自身で考えよう
インデックス投資の理想的なポートフォリオは人々の価値観や投資に対する考え方によって異なります。
そのため、インデックス投資の理想のポートフォリオは、思考停止型で誰かに任せるのではなく、インデックス投資家それぞれ考えたほうが良いでしょう。
ポートフォリオを考えるのが面倒くさい人は、ターゲット・イヤー型ファンドやバランスファンドを有効活用するのがおすすめです。
また、働き盛りで攻めの投資をしたい方は米国株ETFを購入するのも良いでしょう。
インデックス投資のポートフォリオやスタイルは人それぞれです。
自分なりの理想的なポートフォリオを構築し、信念を持ち、長期投資を心がけましょう。
以上、インデックス投資のポートフォリオを考える際のポイントについて解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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