「最近疲れがとれない…」
「いらいらが収まらない」
「不安だわ…」
考えても仕方がないことをずっと考えてしまったり、体は休めているのに疲れが取れていない人は、脳が疲労している可能性があります。
脳の疲労を消すのにおすすめなのが「マインドフルネス」です。
今回は「最高の休息法」を参考に、マインドフルネスが誰でもできる「私が実践して効果があった」超簡単な方法をご紹介します
「最高の休息法」あらすじ
「脳疲労」がすぐ消えて、頭が冴える。イェール大学で学び、米国で18年診療してきた精神科医が明かす!
引用:Amazon
目次
マインドフルネスが学べる「最高の休息法」がおすすめな方
マインドフルネスが学べる「最高の休息法」は下記の方におすすめです
- イライラし続けてしまう人
- 疲れが取れないと感じている人
- すぐに不安になる人
- 集中力が続かない人
- 仕事のパフォーマンスを上げたい人
マインドフルネスとは「意識を今現在に向ける」こと
私が実践して効果があったマインドフルネスを説明する前に、そもそもマインドフルネスとはなんでしょうか?
Wikipediaでは、マインドフルネスとは「今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程」のことをいいます。
もっと簡単に言えば「意識を今現在に向ける」ことなのです。
意識を今現在に向けるとはどういう状態なのでしょうか?
例えば、過去のことを考えて「あの時にああしておけばよかった」と思ったり、未来のことを考えて「大丈夫かな?不安かな?」と思うことはあると思います。過去と未来に意識を向けている状態になります。
意識を今現在に向けるということは、呼吸をしている時は呼吸に集中し、歩いている時は歩くことに集中し、食べている時には食べている時に集中する。
つまり、「今この場で行動していることに集中する」ことなのです。
マインドフルネスでないと最高の休息にはならない
土曜や日曜の休日に家でダラダラして、「体は休まったけど頭は疲れているなぁ」と感じたり、やる気が起きない時があると思います。
これが、マインドフルネスができないことによる最大の悪影響である「脳が休まらない」状態なのです。
脳が休まらない原因は「頭の中で考え事をしている」ことです。
「最高の休息法」によると、私達の脳全体の60%が記憶や感情などを司る部位であり、脳が考えることを意識的に止めることができなければ、ずっと動いてしまう癖があります。
体を休めるために、ダラダラしていても、明日の仕事のことや、将来のことを考えたり、過去のことや感情を思い出してしまうので、脳が休まらない状態になってしまうのです。
マインドフルネスのメリットとは?
意識的に脳が考えることを止めるにはどうすればよいのでしょうか?
それが「マインドフルネス」です。
マインドフルネスにより、今現在に意識を向けさせることができれば、過去と未来について考えることを意識的に止めさせることができるのです。
マインドフルネスには即効性があり、継続することで集中力も増します。
脳には可塑性(一回力を加えたらそのまま残る性質)があると言われています。
マインドフルネスを続けると疲れても疲れにくくなり、疲れなくなるのです
また今現在に意識を集中したら1秒を1秒として捉えられるので、時間を長く感じることができます。
「やり抜く力 GRIT」の中でも「今この瞬間に意識を向けることで、辛い意図的な練習が楽しくなる」と言われています。それだけ、色々な方面ではマインドフルネスが注目されています。
参考書評「やり抜く力 GRIT」要約:やり抜く力を手に入れる方法とは?
実践して効果のあったマインドフルネスの超簡単なやりかたは?
マインドフルネスとは意識を現在に向けさせることであり、脳を休ませるために必要なことだと言いました。
それでは、実際にマインドフルネスは何をやればよいのでしょうか?
無数にある方法の中から私が実践して効果のあった超簡単なやり方を紹介したいと思います。
マインドフルネス①:呼吸に意識を向ける
一番効果があったのがオーソドックスですが「呼吸に意識を向ける」やり方です。
「呼吸に意識を向ける」マインドフルネスのやり方
- 息を吸う時は鼻で5秒・息を吐く時は口でゆっくり10秒吐きます
- 息を吸う時に「吸っている」「吸っている」「吸っている」と思考する
- 息を吐く時に「吐いている」「吐いている」「吐いている」と思考する
この呼吸に意識を向けることは座禅や瞑想をすることに似ています。
マインドフルネスはその発展形のイメージ。
呼吸に意識を向けるマインドフルネスのコツは、お腹をゆったりさせて自分の呼吸に集中することです。
自分の呼吸に興味を持てば、過去と未来を考えることがなくなり、疲れが取れるというのです。
寝れない時に呼吸を意識したマインドフルネスを行うと「すっ」と眠れます。
マインドフルネス②:歩くことに意識を向ける
歩くことに集中することもマインドフルネスとしては効果的です。
「歩くことに意識を向ける」マインドフルネスのやり方
- 普通に歩きます
- 足を上げたときは「UP」「UP」「UP」と思考します
- 足を下げて踏みしめている時は「Move」「Move」「Move」と思考します
歩くことに意識を向けるポイントは、動かす足の動作に集中することが大切です。
個人的に、この歩くことに意識を向けるマインドフルネスは大好きで、作業をしている時に歩いているときは常に行っています。
トイレから近すぎるとマインドフルネスができないので、わざと遠くのトイレに行ったりして、歩くことに意識を向けるマインドフルネスを行っています。
マインドフルネス③:食べることに意識を向ける
食事瞑想というマインドフルネスもあります。食べることとに意識を集中することで、マインドフルネスな状態にするのです。
「食べることに意識を向ける」マインドフルネスのやりかた
- 食べ物を食べる時に「その食べ物をはじめて見た人」の感覚になる
- 食べ物を食べている時に「噛んでいる」「噛んでいる」「噛んでいる」と思考する
- 味を噛みしめる
食べることに意識を向けて見ると、いま現在に意識を向けるのと同じ効果があると言います。
マインドフルネス④:感情に集中する
感情に流されないように、自分の感情に集中することもマインドフルネスの一種になります。
「感情に集中する」マインドフルネスのやり方
- イライラしたり悲しいという気持ちになったら感情を意識する
- 感情で感じていること「イライラしている」や「悲しくなっている」というのを思考する
- 感情的になっている気持ちが過ぎ去るのを待つ
最高の休息法の中でも、感情はプラットフォームに来る電車のようなものと言われていました。
一緒に電車に乗る必要はないのです。
マインドフルネスは超簡単でメリットが沢山ある
マインドフルネスの超簡単なやり方とメリットをご紹介してきました。
私自身もマインドフルネスを継続していくことにより、気持ちのブレが少なくなったり、イライラすることが減ったり、疲れなくなったりと、多くの効果が実感できています。
マインドフルネスを実践することは超簡単です。
是非、皆さんもマインドフルネスを実践してみてください。