東芝のニュースや、シャープの買収なんかを目の当たりにすると、今まで1つの会社で勤め上げることが安定だとされていましたが、もうその安定はないんだなと言われている気がします。
こういう局面は今までにいくつかありました
- 都市銀行13行が3行に編成された
- 大手企業が倒産する
- リーマンショックで世界経済の中枢の投資銀行が倒産
その時々に応じて、安定はないんだなということを知らされておりますが、会社に在籍して入れば群集心理が働き、「何となく大丈夫」という感覚に陥ってしまいますが、果たしてそれは本当に安定なんでしょうか?
今回は良い機会ですので安定について考え直してみました。
安定=雇われることは、現在どうなのか?
安定について考え直す前に、以前からの安定の代名詞であった雇われることについての現状を考え直してみたいと思います。
会社の寿命は平均で24年!!
そもそも一つの会社で勤めあげられるという時代は、もう殆ど終わりを迎えているのかもしれません。
東京商工リサーチのデータによると、会社が倒産するまでの期間は平均すると24年になります。
24年ということは、長寿化が進んでいるこの時代ですと、57年くらいは働くことになりますから、57÷24で、大体2回から3回くらいは人生の中で倒産する可能性のある企業に勤めるということになります。
会社の倒産可能性等については、10年後に生き残る会社か判断しよう!その4つの指標とは?をご覧ください。
会社がなくなったらどうする?
会社がなくなったら、どうするのか?会社が以外でどのように稼ぐのかを考えた時に、よくある回答が、「アルバイト」をすること。
例えば、昼間はサラリーマンを行うが、夜中はタクシー運転手やコンビニの夜勤を行ったりする方もいます。
仮に、会社がなくなった時に、アルバイトなどの副業での稼ぎ方だけしか思い浮かばなければ収入は下がります。収入が下がると、生活の質も下がることは否定できません。
生活の質を下げずに副業を行うには勉強しないといけません。
詳しくは「副業で月1万円を稼ごう!20代男性サラリーマンにおすすめの副業?」で解説していますので、よろしければどうぞ。
会社からクビになる確率は?
会社がなくならなくても、クビになる可能性も否定できません。
今や雇用者と言えども、AIや3Dプリンター、そしてグローバリゼーションにより新興国の労働力とも戦っていかなければいけない時代になってます。
企業というのは営利企業ですので、儲かるためには、コストが高い労働力を切り捨てることも否めません。
クビになる確率は未だに低いかもしれませんが、これからドンドン企業の合併や合理化が進んでいけば、リストラが横行したり、何かしらの人員削減を行う可能性も増えてきます。
今は、儲かっている企業が少ない訳ですから、クビになる確率は増えていると言えるでしょう。
働き方の未来は色々な要素によって変わっていきます。
詳しくは「【働き方の未来2035】生涯教育・働き方の変化・技術革新まとめ」でも解説しています。働き方の変化について興味がある方はどうぞ。
現状から分かった!新しい安定の形とは?
現状を大きく三点から説明いたしました。
- 働いている期間に会社は2回ほど倒産する可能性があること
- 会社がなくなっても、稼ぐ方法が思いつかないこと
- テクノロジーの進歩により会社から放り出されるリスクが高いこと
これらからわかる新しい安定とは、会社に頼らずに稼げる。会社から放り出されても稼げる。テクノロジーの進歩に対応できるという3つになります。それぞれ順に説明していきます。
会社に頼らずに稼げる
会社が倒産する可能性がいつでもあることを考えますと、会社に頼らずに稼げるようになっていることが、新しい安定の形の1つになります。
会社やアルバイトといった雇用者という立場でしか稼ぐことができないということを考えますと、雇用=何かに依存するという状態になるので、依存状態にあることは、今の世の中だと安定とは程遠いと言わざるを得ません。
会社に頼らずに稼ぐには事業収入となる副業が大切でしょう。
事業収入となる副業がおすすめな理由は「【副業の選び方】副業の理由から考える副業の選び方まとめ」で解説しています。興味がある方はどうぞ。
会社から放り出されても稼げる
いつ会社からリストラ、人員削減を言われるかわかりません。
そうなった時には、会社から切られても稼げるようになっていないと、選択肢がかなり狭まってしまいます。
会社から放り出されても稼げるようになるということも安定の新しい形の1つの要素になります。
テクノロジーの進歩に対応できる
今は耳にタコができるくらいに、新しいテクノロジーの話がたくさん増えています。
テクノロジーに対応できないということは、何も出来なくなるということと同意語になる可能性も否定できません。
だからこそ、新しいテクノロジーをどんどん取り入れて、対応できるようになることも大切なことになります。
複数の収入源=安定
会社から放り出されたり、会社に頼らなくても稼げる人員になることが必要ですが、その収入源が1つだけしかなかったら、その収入源がなくなってしまったら、収入がなくなってしまいます。
収入源を分散させて持っておくということは、例え1つの収入源がダメになったとしても、2つ、3つあれば収入は続いていきます。色々な収入源から稼げるようになった方が良いということですね。