私の周りに、ある日、会社で上司に注意された方がいました。
彼は、上司から「素直になれ」と言われ続けていました。
しかし、彼はこう言いました。
「素直になれと言われてあなたの言っていることをそのままやるのは屈辱です。自分には自分なりのやり方があります」
そう言って聞きません。
しかしながら、皆さんの予想通り、結果的に彼は自分ではうまくいかなくなり上司を頼ることになりました…。
素直になっていればはじめからうまくいっていたでしょう。
しかし、素直になれないことで悪い方向にいく人は非常に多いです。
素直になることって難しいですよね。しかし素直になる方法を理解すれば、素直になるのが苦手な人でもすぐに素直になれるでしょう。
あの時、素直になれていれば…という経験ってありませんか?
さて、素直になるにはどうすれば良いのでしょうか?
素直になる方法を知らないことは致命的なことである事実
人からモノを教えてもらう時に、素直になれないのは致命的です。
いくらアドバイスをした所で、教える側がアドバイスしても無駄だなと判断した瞬間に、アドバイスは無くなります。
あなたにとって最悪なのは、その人のアドバイスがあれば未然に防げた問題だったはずなのに、未然に問題を防ぐことができず、アドバイスをした人から無視されてしまうなど、予期せぬ事態に発展することです。
素直とは「態度などがひねくれていない様」
素直とは、性質・態度などが穏やかでひねくれていない様。従順であるといわれています。
素直ではない人は、相手の意見をひねくれてみてしまい、相手の言うことを聞かない人のことを言います。
この素直について世間の人は甘く見ているかもしれませんが、実は素直であるというのは人生を決めるポイントでもあると言われています。
素直は人生を決めるポイントである?
京セラ・KDDIを創業し、JALを再建させた経営者でもある稲盛和夫さんが、「素直」について下記のように述べています。
「素直な心」「熱意」「努力」といった言葉は、あまりにプリミティブなために、誰も気に留めない。しかし、そういう単純な原理こそが人生を決めていくポイントなのだ。 - 稲盛和夫
素直になる方法とは?
人はなかなか素直になれません。
年を取れば取るほど自分のやり方に固執し、自分の今まで生きてきた世界とは全く違うものを認めることが難しくなります。
ここでは、そんな素直になる方法をご紹介します。
素直になるメリットを考え「素直=得」という状態にする
「なぜ、人は素直にならなければいけないのでしょうか?」
恐らく、素直じゃない人は、その答えが明確ではないのだと思います。
素直にならない原因は、素直になるメリットが分からないのです。
素直になると、どのようなメリットがあるかを具体的に考えたことがないのでしょう。
例えば、素直になることは下記のようなメリットがあります
- 人間関係が豊かになる
- 金銭面での心配が無くなる
- 未然に問題を防げる
- 最短距離で目標に到達できる
- 自分が頭が悪くても、聞いて行動に動かせれば、成果が上がる
一つ重要なのは素直になる相手を間違えてはいけないということです。
素直とは、相手のアドバイスに100%行動を移すということですので、その相手が尊敬でき、信頼できる人間ないと、素直になっても成績は上がりません。
逆にそういう人には素直になってはいけないのです。反面教師にする方が丁度良いのです。
素直になるには即行動が重要
素直になる一番のポイントは即行動です。
別に心からその人の言っていることを理解していなくても良いですが、行動だけでも行っていれば、その人のアドバイスを活かしたことになります。
つまり、心からその人の言っていることを信頼していなくても、アドバイスをする側の心象も良くなるのです。
また、アドバイスというのは自分のレベルよりも高いレベルの人が行うことです。
当然、アドバイスの内容を理解しようと思っても、自分の理解できる範疇を超えている時があります。
自分にはメリットが分からなかったから行動しなかったことも、素直=即行動で行動するようになるのでメリットを得ることができるのです。
例えば、会社の上司に「○○やってね」と言われたら、最優先でそれを片付ける。
尊敬する人が「こういう本オススメです。」と言ったら、その読んでいる本をAmazonで即購入して読む。
尊敬する人が「こういう映画を見た」と言ったら、すぐに映画を見る。
このように、素直=即行動とは、相手の言ったことを優先的に行動することを言います。
言われたことをすぐに行うメリットですが、一部挙げておきます
- 言われた人からの信頼が得られる
- 自分の成長に繋がる
- 周りからの評判がよくなる
- すぐに行動する癖がつく
逆に言われたことをすぐにやらなかった場合は、これとは逆のデメリットを被ります。
信頼を失う・成長につながらない・評判は悪くなる・行動しなくなる。最悪ですね…。
言われたことはすぐに行った方が良いですよ。
素直になるには「くどいほどの自問自答」が大切?
始めのうちは素直ではないので、意識的に素直にならなければいけません。
この素直になることを意識し続けるのは非常に難しいのです。
意識を維持するためには、くどいほどの自問自答が必要だと言われています。
本田圭佑選手は、日本がワールドカップ行きを決めるという2013年のオーストラリア戦の前のインタビューでこう答えています
「気持ちの面が一番大事になってくる。 準備ができているか、くどいほど自問自答することがキーポイントだと思っている。オーストラリアのほうが格上かもしれないが、 いい準備をして勝ちたい」
難しい相手や、難しいことにチャレンジする場合には、自分の準備が出来ているかと、くどいほど自問自答する事が大事なのです。
素直になる場合は、「自分は今、素直なのか?」「すぐに行動できているか?」「素直だったら、どういう行動をとるか」この自問自答を常に忘れなければ、素直でいることが習慣になるのです。
素直になる方法を知りたいならこの本を読もう!
素直になるのが苦手な人が素直になるのは下記の方法を取り組むと良いでしょう。
- 素直になるのはメリットがあることを知る
- アドバイスした人の意見を理解できなくても即行動してみる
- 自分が素直なのか自問自答する
また、素直についてより詳しく知りたければ、パナソニック創業者である松下幸之助さんの本もおすすめです。
松下幸之助さんは失敗を素直に認識することについて成長に繋がると仰っております。
失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います 松下幸之助
素直と言うのは進歩し成長するために必須の能力です。
素直になることは常に心がけたいものですね。
松下幸之助さんが素直について書かれた本は下記になります。
素直な心になりたい方には必読の書ですね。
以上、素直になる方法は?素直になるのが苦手な人が素直になれる3つの方法を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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