「お盆玉ってなんだよ…」
「お盆玉って大迷惑なんだよね…」
お年玉ではなくお盆玉。
あなたはお盆玉を知っているでしょうか?
今回はお盆玉についてまとめてみました。
お盆玉とは「お盆にお金をあげること」
お盆玉は、お年玉のお盆バージョンです。
お盆にお金を上げることをお盆玉と言います。
お盆玉の始まりは、もともとは江戸時代にあった東北地方の一部にあった風習だそうです。
江戸時代後期には、盆に帰省する住み込みの奉公人に金銭を渡す「盆小遣い」という習わしがあったとみられ、昭和初期には子どもへ渡すようになったという。
2010年に株式会社マルアイが袋に「おぼんだま」と書いたところから始まり、2018年のお盆玉の認知度は37.4%です。
お盆玉の認知度は、前年度から8.3%と驚異の伸び率を記録しています。
ちなみにお盆玉のぽち袋は下記のような感じです。
郵便局やイオンでも普通に売っているそうですが、もしも不安であれば、購入しておくと良いかもです。
お盆玉を実際にあげる人は33.5%と、約3割の人がお盆玉を子供に渡すそうです。
お盆玉のぽち袋を作ったマルアイがすごいですね…。お年玉しか売れなかったぽち袋をお盆玉をつくることで「年に二回購入するというニーズ」を作りだしました。実際にお盆玉をあげる人が3割ということは、ポチ袋の売上も3割増…。
お盆玉の相場は「大体5000円前後」
お盆玉の相場は大体5000円前後です。
あおぞら銀行と三井住友カード株式会社が調査した結果がありました。
あおぞら銀行「平均は5800円」
あおぞら銀行の調査は純粋に金額だけで5800円がお盆玉の平均でした。
【あおぞら銀行の調査】お盆玉の相場分布
お盆玉の予定金額:平均5800円
お盆玉を上げる予定の人:33.5%
5千円~1万円未満:37.7%
1万円~1.5万円未満:29.5%
引用:「Brilliant60s=輝ける60代」 2,000人に聞いた「シニアのリアル調査」結果より お盆玉認知度40%に近づく!やっぱり孫消費がアツい
三井住友カード株式会社「平均総額(金銭・物含む)9345円」
一方で三井住友カードの調査はお盆玉を平均総額としています。
これは、実際にお金だけではなく物も含めた金額で9345円です。
【三井住友カード株式会社の調査】お盆玉の相場分布
- 1001~5000円:47%
- 5001~1万円:24%
- 1万円以上:17%
- 平均総額:9345円
引用:【三井住友カード株式会社】「夏にもお年玉!?お盆玉に関する親子意識調査実施」 子供の3人に1人がお盆玉をもらっている!子供がもらうお盆玉の平均金額は9,345円
お盆玉は迷惑か?
調べてみるとお盆玉をもらえる人たちはかなりうれしそうです。
しかし、お盆玉を受け取れない人は「お盆玉なんて知らない」って言っている傾向が多いですね。
労働しなくてもお金がもらえる習慣を作るのは良くないという話もあります。
しかし、先ほどの調査結果の中に、帰省したら交通費を出してもらったり、交通費以外にも、おもてなしをしてもらっていたり、教育費を援助してもらうという話がありました。
私としてはそちらの方が驚きまして、お盆玉をあげる分だけそちらのグレードを下げたりすればよいのではないかなと思いました…。まぁ、援助がないと帰省ができないのは別の問題ですけどね…。
むしろ、お盆玉が問題というよりは、お盆玉の使いみちの方をしっかりして欲しいですね。
遊ぶために使うのではなく将来の投資のために使ってくれれば良いと思いますけど…。
絶対にないですよね。