【PFF】iシェアーズ米国優先株式ETFとは?驚異の配当利回り5.5%の秘密を解説

【PFF】iシェアーズ 米国優先株式 ETFとは?驚異の配当利回り5.5%の秘密を解説.001

「分散投資よりも安定性よりも高い配当のあるETFってなに?」

「値上がりやファンドの成長など考えず配当利回りが高いETFに投資をしたい」

高配当のETFを検索して見つけたのが、iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)です。

PFFは楽天証券の海外ETF部門で、2018年12月現在、第4位にランクインしています。

配当利回りが5%を超えており、現在は市場が後退期であるため購入している方が多いようです。

そこで、今回は、iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)について解説します

スポンサーリンク

iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)がおすすめな人

PFFへの投資がおすすめな方は下記のような方です。

  • とにかく配当が高いETFに投資がしたい
  • 売買益なんて不要
  • 大型株の安定性なんて不要。小型株投資で良い
  • ハイイールド債よりも株式が好き

大型株の安定性は不要であり、リスクがあっても配当利回りを高くしたいという方に向いているでしょう。

iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)の直近のチャートは

設定来からの基準価額の推移は下記の通りです。最新のチャートはiシェアーズのPFFのページよりご覧ください。

ちなみに、販売開始してからの累積リターンは下記の通りです。

初期の1年はリーマン・ショックの影響もあり利益は全くありませんでした。

また、グラフをみてわかる通り、基準価額は設定来よりも下がっています。しかし、高配当のETFのため、基準価額が上がっていなくても配当金を含めたトータルリターンは黒字になっていることがわかります。

10年間投資をした場合は161%も増えているんですね。

iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)の配当金は?実際にいくらもらえるの?

PFFの直近配当利回りは、およそ5.5%です。だいたい6%前後で推移しているのがわかります。

他の高配当ETFであるVYMやHDVと配当利回りを比べてみると…。

  • VYM:3.30%
  • HDV:3.50%
  • PFF:5.42%

となっているため、PFFの配当利回りの高さは一目瞭然です。

PFFに10,000円投資をすると、税引き前で542円の配当金がもらえる計算になります。

  • 10万円:5,420円
  • 100万円 :54,200円
  • 1000万円: 542,000円

毎月10万円の配当金をもらおうと思うと、2214万円必要であり、税金を加味すると、2767万円必要だということになります。

分配金の単価は景気によって左右されるため、必ずしも毎回同じ金額がもらえるわけではありませんので、ご注意ください。

iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)の特徴は?

リスクが高く優先株なので分配金が高い

PFFの特徴は何と言っても高配当であることです。高配当である理由はリスクが高い高配当な株を集めているからでしょう。

リスクが高いというのは優先株を指数にしているという点でもわかると思います。

優先株とは議決権のない株式のことを言います。議決権がない分だけ、普通の株式に比べて優先的に配当が受け取れる権利があります。破産した時に優先して配当などが得られるというわけです。

優先株を発行する企業はどちらかといえば、資金調達のために発行しているという性格もあります。そのため、普通株式に比べるとリスクが高い銘柄も割とあります。

債権>優先株>普通株という順番で債権から保証を得られる可能性が高いです。

ただし、倒産したからといって必ずしも保証が受けられるとは限りません。逃げられることもありますので、お金が必ず手に入るということはないのです。

しかし、PFFの場合は、大手の金融機関がいくつか組み入れられているため、倒産可能性は低いと思いたいですが…公的注入とかありますよね?

リーマンショックなどの大規模な金融危機がくると、もちろん株式なので暴落する可能性もあります。

暴落した時はバーゲンセールなので、逆にたくさん購入すれば長期的にかなりの配当収入が見込めますね。

上記のグラフをみてもわかる通り、キャピタルゲインはあまり見込めません。

過去10年間の米国株式市場はかなり高い推移で成長してきました。しかし、PFFでは、米国市場の成長を得ることができないのです。

キャピタルゲインが見込めないので、債権的な扱いになります。リスクが高いハイイールド債権よりも優先株を購入したい方は購入すると良いかなと思いますが…。ハイイールド債でも良いのでは?と疑問が出てきますね。

分配金が多く毎月分配なので給料みたいにもらえるが税金も…

分配金が毎月分配されるので、毎月定期的に給料として払われるということになります。

分配金狙いの方に毎月分配金は魅力的なのではないでしょうか。

ただし、分配金重視で値上がりが全くしない場合、その分だけ税金も取られることになります。外国課税控除を使えれば良いですが、うまく使えない場合は、海外と日本で合計約30%も税金が取られます。

5.5%の利回りを期待していたのに、税金をマイナスすると3.85%ほどしか実際に配当が得られないということもあります。

経費率は他の高配当ETFと比べる割と高めの0.47%

経費率とはファンドを保有してかかる年間のコストのことを指します。基本的にファンドはコストが高いとその分だけ元金を食ってしまうため、元金にとっては悪影響です。

極力、経費率が低い・税金もあまりかからない、ファンドを選ぶのが、利益を出すファンドのコツです。

VYMやHDVの経費率は0.08%でしたが、PFFの経費率は両者に比べると高めの0.47%です。

0.47%は高いとみるかもしれませんが、カテゴリーの平均経費率は0.55%なので実は普通です。むしろ、VYMやHDVが異常なくらいなのです。

手数料がファンドに及ぼす影響を知りたい方は下記の記事をどうぞ

【インデックス投資と手数料】1000万円損することも?手数料の怖さを学ぼう
「やっぱり投資信託と言えば、銘柄選択でしょう」 「指数より上回る運用を目指すアクティブ運用の方がハイパフォーマンス...

売買回転率は22%で意外と少なめ

売買回転率は1年間でどのくらいファンドの中身を入れ替えたのかを表す指標です。

ETFの場合、売買回転率はファンドのコストには影響しません。

しかし、平均回帰の法則からみると意味があるのかもしれないため、好みの問題と言えるでしょう。

PFFの売買回転率は22%であり、カテゴリの平均は1826%なので、かなり低いと言えるでしょう。

売買回転率が高いと損?投資信託やETFへの悪影響と誤解【100%はマイナス3%】
ファンドにおける売買回転率とは売買の活発さを示す指標です。売買回転率が高いと損する可能性は高いと言われています。実は、投資信託には当てはまりますが、ETFには当てはまらないんです。売買回転率100%はマイナス3%?その意味も解説します。

組み入れ銘柄は小型株が中心だが、金融系も多く入っている

PFFが指標としているインデックスは、S&P米国優先株式インデックスになります。

S&P米国優先株式インデックスの業種内訳は下記の通りです。

引用:S&P米国優先株式指数

また、組み入れ上位10銘柄も下記の通りになっています。

BECTON DICKINSON AND COMPANY2.22%
USD CASH2.07%
GMAC CAPITAL TRUST I2.06%
CITIGROUP CAPITAL XIII1.89%
SEMPRA ENERGY1.35%
WELLS FARGO DEPOSITARY SHARES CO1.26%
CITIGROUP DEPOSITORY INC1.24%
PNC FINANCIAL SERVICES GROUP INC (1.18%
BANK OF AMERICA CORP1.14%
HSBC HOLDINGS PLC1.12%

金融系の会社が多いです。

米国で成長している産業はIT系なので、IT系があまり入っていないPFFは値上がり益を期待できる可能性は低いでしょう。

iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)のまとめ

高い配当金につられて購入している方も多いですが、市場価格の値動きを見ている限り、債権的な位置付けで語られてしまうPFFです。

  • キャピタルゲインは見込めない
  • 配当金は高いが税金もその分取られる
  • すでにハイイールド債を持っていて、株式でも債権的な性格のものに投資したいなら良いかも
  • 株価が暴落した時に大量購入すればかなりの配当所得が見込める可能性がある

という感じが見て取れるでしょう。

私も高配当ETFは大好きですが、もしも高配当ETFで、キャピタルゲインも狙いたいなら、HDVやVYMといった高配当ETFへの投資をおすすめしてます。

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETFで配当金でいくら儲かるの?徹底分析!
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)は配当金を目的としたETFには最適です。しかし、いくらもらえるのか超わかりにくい…。簡単に計算する方法と、VYMを投資するか迷った時に徹底的に分析した内容を解説しました。
【HDV】iシェアーズ・コア 米国高配当株ETFで実際にいくら入る?配当利回りトップクラスを分析
米国株で高配当で運用したい方にオススメなのがHDVです。世界最大のETF運用会社であるBlackRockが運用し配当利回りはトップクラス。秘密の鍵はスマートベータにあり?HDVの特徴と実際にいくら儲かるのかを解説。

いずれにせよ、人気ランキング上位にPFFは入っていますが、タイミングなどをうまく考えて投資をすると良いでしょう。

iシェアーズ 米国優先株式 ETF(PFF)の買い方は?

PFFは海外のNASDAQ市場に上場しているETFのため、海外株と同様に購入できます。

購入するには証券会社を介して購入する必要があります。

米国株と同じ扱いですので、購入時には証券会社に手数料を払う必要があります。

しかし、NISAの対象になっているので、手数料がかからずに購入することも可能です。5年間限定ですが、売却益も非課税になります。配当金も株式数比例配分方式にすれば、非課税になります。

ETFを購入する際にはNISAをうまく活用して購入すると良いでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 コストが安いネット証券は投資の利益が出しやすい?

投資信託は実質コストが安い方が複利効果によって利益が出しやすいです。

実際に1000万円を元手にコストが年率0.2%と年率0.6%では、30年後に400万円以上の違いが出ることもあります。

賢く投資をするなら、実質コストが安い証券口座がオススメ。

特に、楽天証券とSBI証券は両社とも日本国内では優れたネット証券です。証券口座開設が無料であり、自宅で手軽に開設できます。それぞれに下記のような特徴があるので、二つの口座を開設して持っておくのが良いでしょう。

▼楽天証券「ポイントがえげつないほどたまり二重で投資できる」

実質コストを下げるならポイント還元が1%されたり、他にもポイントが溜まってポイントで投資ができる楽天証券がオススメです。

  • 楽天カードで溜まったポイントでポイント投資が簡単にできる!
  • クレジットカードで毎月5万円の積立投資で最大500P!
  • 楽天市場での購入が+1%還元される楽天SPUの仲間入りも!

楽天証券の詳細はこちら

▼SBI証券「海外ETFでのインデックスファンド投資は最安」

インデックスファンドを国内ではなく海外のETFを購入したい方や、100万円以上の資金を定期的に積立たいという人は、SBI証券が最もおトクに投資できます。

  • 海外ETFを購入は0.45%で楽天証券・マネックス証券と同じですが、100万円以上購入時の為替手数料が安い
  • 海外ETFにも定期買い付けサービスあり。ほったらかし運用も可能
  • インデックスファンド以外にも投資をしたい人はSBI証券がオススメです

SBI証券の詳細はこちら

「資産形成がしたい…」

年金問題や老後に危機感を感じるサラリーマン向けに、インデックスファンド投資講座をWeb上で開催中

インデックスファンドの特徴は手堅く資産を築くこと!

 投資講座ガイダンス:サラリーマンに投資がオススメな理由?投資のメリットは稼げるだけじゃない!

【サラリーマンが投資する理由】月5万円の投資で年収1.3倍になる可能性アリ!
「投資をする理由ってなんだろう?」 「なぜ投資をするのかな?」 サラリーマンが投資をした方が良い理由は、時給...

 投資講座第1回:投資の種類を理解しよう!リスクが高いものから収益性の高いものまで完全網羅!

投資の種類とリスクから考える!忙しくてリスク嫌いなサラリーマン向けの投資の最適解とは?
「投資の種類ってなにがあるのかな?」 「一番儲かるものって何があるのかな?」 投資を探すときに、儲かる投資を...

 投資講座第2回:サラリーマンにはインデックスファンドが圧倒的にオススメな理由

インデックス投資は最強?サラリーマンが25年間の毎月15万の積立で1億円も可能
サラリーマンにインデックスファンドがオススメな理由を解説!10年利回りが10%?分散も簡単で手数料もやすい。インデックスファンドについてを解説しました。

 投資講座第3回:インデックスファンドとアクティブファンドってどっちの方が稼げるの?

アクティブファンドはインデックスファンドにボロ負け!アクティブ運用とパッシブ運用の違いとは?
アクティブファンドは株価指数などより高い運用成績をプロが目指すファンドです。インデックスファンドは株価指数などと同等の値動きを目指すファンドです。アクティブファンドはインデックスを下回った成績が多いです。両者の違いや原因を解説しました。

 投資講座第4回:長期的なインデックスファンド投資を行う理由は複利にあり!!

【投資信託の複利効果】インデックスファンドで189%増の資産構築をする方法
複利が効果的に働けば資産が189%増もあり得ます。預金に預けてもお金は増えません。インデックスファンドで運用するなら複利効果を知っておくべき。複利を効果的に働かすには、情報、節約、収入アップ、値動き分散が大切です。

 投資講座第5回:長期的に手堅く稼ぐのに絶対に欠かせない分散投資って何?

【分散投資を徹底理解】資産を分散してリスクを回避する方法?
分散投資は聞いたことあるけど、どうやって良いかわからない…。結論は、投資初心者はインデックスファンドの積み立て投資がオススメです。分散の方法やメリットなどを解説してみました。

 投資講座第6回:利率を優先する?元手を増やす?結局は入金力がすべて

【投資は入金力】年利と積立額はどっちが大切でしょうか?実は年収UPが資産構築には重要なんです
「いま、投資をしたら下げ相場だからマイナスになってしまう可能性もあるな…」 「どの金融商品に投資をすれば良いのかな...

 投資講座第7回:インデックスファンド積立投資を初めて気づいたこと

積立投資を実際にはじめて実感したこと【メリットや優位性】
「積立投資って実際どうなの?」積立投資で気になる、実感したことをリアルにまとめてみました。メリットはマインドが変わること、実際にやってみてわかった、積立投資の優位性も解説中。

 投資講座第8回:ETFでもインデックス投資できるけどどちらの方がおトクなの?

ETFと投資信託の違いとは?月5万円以上投資するなら米国株ETFを始めよう
「インデックスに投資をするけど、ETFとインデックスファンドどちらが良いのか?」 「インデックスファンドとETFの...

 投資講座第9回:投資は計画がすべてと言っても過言ではない!資産運用計画の立て方とは?

資産運用は計画がすべて!損する可能性を未然に防ぐ投資計画の立て方
投資を始めようと思ったら、資産の運用計画を作りましょう。資産の運用計画があれば、損する可能性を未然に防げます。計画がない場合、流行りの投資に手を出し損を出し、マーケットノイズによって、無駄な売買コストをかけ投資元金を減らすでしょう

 投資講座第10回:銘柄選びよりも大切なのは株式と債権の比率?資産配分の考え方とは?

資産配分効果が投資利益の9割を決める!投資の理想的な資産配分比率とは?
「資産運用を始めようと思うけど、資産の配分はどうしようかな?」 「どのような資産配分が効果的なの?」 投資を...