ミレニアル世代の特徴・価値観まとめ【ミレニアム生まれは何歳?】

20代から30代のことをミレニアル世代と呼ばれているのはご存知でしょうか?

新聞やニュースやTVなどでも、「良く分からない世代」と言われています。

一部の人にはゆとり世代と揶揄されているのもミレニアル世代でしょう。

しかしながら、その自己顕示欲性や、リスクを恐れない等、考え方が少し違うことにも特徴があります。

そして、ミレニアル世代は2025年には世界の労働人口の75%を占めると言われています。

2025年には、ミレニアル世代があなたの会社の売上の大部分を占めるでしょう。さらに、これからはあなたの会社にもミレニアル世代の後輩が続々と入社してくるのです。

ミレニアル世代の特徴を知らなければ、ミレニアル世代の心を掴むことができずに、ミレニアル世代から見放されしまい、売上も減り、後輩とも上手くつきあえなくなるのです…。

逆にミレニアル世代の具体的な特徴を知ることができれば、ミレニアル世代の心を掴み、売上も上がり、後輩を上手く扱えるので出世は間違いありません。

今回はミレニアル世代の具体的な特徴を解説します

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そもそもミレ二アル世代って?ミレニアムじゃないの?

よく言い間違いをしている方もいますが、ミレニアル世代は、ミレニア「ム」ではなく、ミレニア「ル」世代です。

「ミレニアル世代」とは、2000年以降に成人、あるいは社会人になる世代を指す言葉です。 ミレニアル(Millennial)は、英語で「千年紀の」という意味。

おもに米国で1980~2000年頃に生まれた若者を「ミレニアル世代」「新千年紀世代」と呼び、それ以前の世代とは異なる特性を持つと注目されています。

ミレニアム世代ではなくミレニアル世代ですので、覚えておきましょう。

ミレニアル世代は何歳?-2020年に40歳になる世代以下がミレニアル

ミレニアル世代とは2000年以降に成人になった方のことを指します。

簡単に早見表を作ってみました

西暦年齢(以下がミレニアル世代)
200020歳以下
200121歳以下
200222歳以下
200323歳以下
200424歳以下
200525歳以下
200626歳以下
200727歳以下
200828歳以下
200929歳以下
201030歳以下
201131歳以下
201232歳以下
201333歳以下
201434歳以下
201535歳以下
201636歳以下
201737歳以下
201838歳以下
201939歳以下
202040歳以下
202141歳以下
202242歳以下
202343歳以下
202444歳以下
202545歳以下

つまり、2020年に40歳になる人はミレニアル世代ということになります。

何歳からミレニアル世代なのかな?と思った場合は

「2020年に40歳以上にならない人はミレニアル世代!」って考えればわかりやすいですね。

ゆとり世代とミレニアル世代は同じ世代です。ゆとり世代の特徴はミレニアル世代と似ていますが、不景気な環境で育ったという点から、すこし異なった価値観を持っている世代でもあります。

詳しくは「【ゆとり世代の特徴】今の30代はゆとり?ゆとり世代はいつから?」でまとめていますので、よろしければご覧ください。

【ゆとり世代の特徴】今の30代はゆとり?ゆとり世代はいつから?
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ミレニアル世代の特徴や価値観を知るべき理由は?

ゴールドマンサックスの2014年のニュースでは、これからの労働市場を牽引するのは。ミレニアル世代と言わています。

ミレニアル世代は米国における労働者全体の約41%に及ぶとみられ、さらに2025年には世界の労働者の75%に達するとも言われています。

ミレニアル世代は、消費者としても労働力としても存在感を増しつつあり、今後の消費スタイルの変化に注目が集まっています。

つまり、これからの10年や今後20年の時代の変化を考える上でどの層にアプローチをかけるのかを深く理解しておく必要があります。

ミレニアル世代の人口については「ミレニアル世代の日本と世界の人口の違い!日本の2025年労働人口の50%がミレニアル」で詳しく解説しています。興味がある方はどうぞ!

ミレニアル世代の日本と世界の人口の違い!日本の2025年労働人口の50%がミレニアル
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ミレニアル世代の特徴や価値観とは?ミレニアム生まれは全てが違う?

多くのミレニアル世代は人生に戸惑い苦しんでいる

ミレニアル世代は自分の人生に迷っている人が大半です。なぜなら、不景気により仕事を選ぶことができていないのが現状の多くのミレニアル世代です。

戸惑いとは「仕事が選べないこと」

ミレニアル世代はモノに溢れ、サービスも豊富な選択肢が多い時代を生きてきました。つまり、選ぶことが当たり前という世の中で人生を歩んできたのです。

ミレニアル世代はお金稼ぎではなく自分の興味が持てて情熱を傾ける仕事を選びたいという欲求があります。

そして情熱が傾けられる仕事を選択したいと考えているからこそ、人生に戸惑っているのです。

ミレニアル世代を対象に行われた調査では、72%が「人生への戸惑いに苦しんでいる」と答えました。57%が情熱を傾けられる仕事を求め、同じ割合の人が、住宅購入へ重圧を感じています。この世代は多くの選択肢、先進技術、豊かさに囲まれて育ちました。世界で初めての現象です。

引用:世界を変えるミレニアル世代

新卒でも転職活動するほど「選択肢を求めている」

ミレニアル世代は、「今就いている仕事が自分が情熱を傾けられる仕事ではなかったら別の選択肢を選びたい」と思うのがミレニアル世代の常識的な価値観です。

だから、最近の人は新卒でも転職活動を始めたりするのでしょう。

もしも、あなたがミレニアル世代であれば、いま転職活動したいと思うのは普通の価値観です。

ただ、転職活動する際には注意点を守らないと人生転落するリスクがあります。下記に転職活動をする際の注意点をまとめてみました。

【新卒だけど転職したい】新入社員が転職活動すべき理由と注意点解説
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ミレニアル世代はリスク回避傾向があり安定や成功を求める

生まれながらにして、インターネットの世界に囲まれていた彼らは、所有するというリスクを負いません。

また、下記の記事によりますと、アメリカ人のミレニアル世代の53%は安定した仕事を求めますが、3分の1のミレニアル世代は自分のビジネスを所有することが最も大切だと言ってます。

LINKWhy millennials may not produce many more Mark Zuckerbergs

ミレニアル世代は安定を求めている

それはミレニアル世代はミレニアル世代なりの安定や安泰を求めているのです。

ミレニアル世代が考える安定や成功というリスク回避のためには、ミレニアル世代は率先してリスクを冒していくことを厭わない世代であるということが言えます

将来的なリスクを回避するために目先のリスクを取れる。これは現代の若者がすぐに会社を辞めて起業や自分のやりたいことをやろうとすることと一致しています。

ミレニアル世代は副業に肯定的

安定のためにリスクテイクできるというミレニアル世代の価値観、そして、働き方改革の推進とシェアリングエコノミーの台頭の結果、今後副業を行っていくミレニアル世代は多いと思います。

ゆとり世代の私が語る!ゆとり世代はいつから?特徴をまとめてみた!」でも解説しましたがミレニアル世代以上の方は「良い学校→良い会社→良い人生」という時代を生きてきました。

そのため、ミレニアル以前の世代の方は副業なんかしなくても安泰でした。

しかし、ミレニアル世代が生きてきた時代は不景気にな世界を見ている時代です。

もはや自分で安定を勝ち取らないと安泰はありません。

収入源をたくさん欲しいミレニアル世代は副業を行うでしょう。

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ミレニアル世代は楽観的であり権威を信頼しない

ミレニアル世代は、権威を信頼せず、基本的に寛容であると言わています。また、親との関係が深く、譲歩や妥協を好みます。更に、大半の人が愚かだと思うくらい楽観的だと言われています。

愚かかもしれないが、カネになる世代でもある。たとえば、最近はこの世代にターゲットを絞った情報サイトやテレビ局が急増。マーケティングでも注目を集めている

日本においても感じる部分があります。

親との関係が深い理由は収入が低いから

例えば、親との関係が深い原因は、一人暮らしができず、実家暮らししかできない収入の低さの影響があるでしょう。

実家ぐらしになる以上、親との関係が深くないと一緒に住み続けることは出来ません。

「親と同居しているなんてありえない」と言う人もいると思いますが、私の周りの都心に住んでいる若者は実家暮らしが本当に多いです。

ミレニアル世代である彼らに、「何故実家暮らしをするの?」と伺ったところミレニアル世代の特徴らしい回答を頂きました。

一人暮らしはお金が掛かる割りに良い場所に住めないから

という意見もあります。

まさにミレニアル世代ですね。独特の価値観がある世代だと言えます。

楽観的なのは不景気でも生きられたから

また、私自身もミレニアル世代ですが、楽観的です。

なぜなら、ミレニアル世代は景気が悪い時代に生きてきました。

バブル崩壊後に生まれた世代で、リーマンショックも経験し、一度も景気が良くなった時代を体験していません。

ただ、不景気でも、スマホやインターネットの普及と共に、安価で素晴らしいサービスが得られるので、生活水準自体は上がってるので、不自由がないのです。

「景気が悪くてもなんとかなる」という考えがあるのは、不景気でも満足して生きられるからだと思います。

ミレニアル世代は先人とは違うやり方で未来を築くことにこだわる

無料で得られるものには意味がないと考え、もっと自分を出したいと考えるのがミレニアル世代です。

その結果、先人とは違うやり方で未来を築くことにこだわります。

ミレニアル世代の大きな特徴の一つに「インターネット、SNSと共に成長してきた」というものがあります。

情報は無料で得られる=情報で生きると同じ人になる

学生のときから、Twitterを愛用し、Facebookにはほぼ全員がアカウントを持っています。

さらに分からないことはすぐにGoogleの検索エンジンで調べることで、自分の知識不足もカバーしているのです。

例えば、知らないことはすぐにインターネットを調べることができます。

Excelの関数をインターネットから学ぶことも可能です。

分からないことはWikipediaで調べます。

仕事や私生活で悩んだら検索し、Lifehackなどを調べることができるのです。

このように、調べれば何でも出てくるので、情報は無価値であり、検索で出てくることだけをすると人と一緒になってしまうのです

人と一緒は無価値=人とは違うことにこだわる

ここで面白いことがあります。

ミレニアル世代にとって検索で無料で出てくる当たり前の情報には価値がないと判断するのです。

検索される情報に当たり前のように接してきた世代なので、それには価値がないと判断し、SNSを活用することで、誰もが自分を表現できる時代になってきました。

その結果、自己顕示欲の塊みたいな世代になるのです。

自分は他人とは違う。

自分は当たり前の人間ではないと、自己顕示欲を出し、他人がやっていない進路や方向性を取ろうと考えるのが、ミレニアル世代の特徴です。

ミレニアル世代のリーダーは過去を学ぶことは忘れていません。過去を学びイノベーションを起こすことに価値を置いているのです。

今後の世界を担うミレニアル世代のビジネスリーダーたちも、相乗効果という意味で同じことを追い求めています。将来のCEOは、さまざまな業種で偉大なビジネスを築き上げてきた過去の世代の成功に学びながら、そうしたイノベーションの精神を受け継ごうとしているのです。

ミレニアル世代は所有に興味がなく外食や健康に興味がある

ミレニアル世代には物欲がないのか家や車の所有にはあまり興味がありません。

昔は生きていくのにモノが少ない時代で、皆が持っていないものを持っていることはステータスになってました。

しかし、ミレニアル世代が生きている時代はモノに溢れている時代であり、所有することがステータスになることはありません

その結果、シェアリングエコノミーという不要なものを人に渡して利益を得たり、自分のスキルを誰かに共有することで利益を得ることに対して抵抗がありません。

だからシェアリングエコノミーは拡大していくのです。

ゆるい繋がりと自分なりの成功がお金や出世よりも大切

ミレニアル世代にとって重要なことは、「仕事にやりがいがあるか否か」「自分のキャリアアップにつながるか」です。

確かに、お金よりもワークライフバランスを意識するのがミレニアル世代です。

出世をして、給料が上がり、残業を強いられるよりも、自分の時間を確保し、自分の人生を豊かにすること、自分らしい成功に興味があるそうです。

まさに「ワーク・シフト」に書いてある未来のとおりになっています。

また、ある調査では、ミレニアル世代に10年後会社にいると聞いたところ、たった16%だけが、会社にいるだろうと答えたと言いました。

それだけ帰属意識の低い、ゆるい繋がりを求める世代であるといいます。

余談ですが、離職しないために、必要な教育はリーダー教育だそうです。

リーダーシップスキルの育成を支援することが帰属意識の醸成につながるそうです。

ミレニアル世代の特徴は昔の人からしたら考えられない?

昔の人からしたらミレニアル世代の特徴の理解は難しいと思います。

ミレニアル世代とそれ以上の価値観はほとんどが逆です。

「なぜそういう行動を取るんだ?」と理解できないことが沢山あるでしょう。

ミレニアル世代にとって大切なのは、自分のことをどれだけ大切に思ってくれているのか、その人にとって自分はどれだけオンリーワンの自分になれているのかであり、権威などどうでも良いのです。

つまり、「大切にされている」とミレニアル世代に感じされば、関係はより良好になります

もしもあなたの会社に新入社員のゆとり世代が入ってきて悩んでいるのであれば、下記の記事がおすすめです。ゆとり世代って扱いが難しいと思います…。

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ミレニアル世代の特徴を知ってマーケティングにも応用しよう

ミレニアル世代は2020年には世界の労働人口の半分を担うと言われていて、かなり規模大きな市場になることが予想されます。

ミレニアル世代は今までの世代とは価値観が異なるので、今までとは少し違うマーケティングが必要になります。

例えば、コスパ推し・自由・安定・経験欲を刺激することなど、今までのマーケティングと違った取り組みが必要なのです。

ミレニアル世代向けのマーケティングを知ることで、2025年労働市場の75%を占める世代の心を掴めます。知っておいて損はないでしょう。

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