「夏休みの宿題に読書感想文出されたよ…」
「社会人になっても読書感想文を書くように上司から言われたよ…」
読書感想文を書くように言われたあなたは、ピンチ…って思っているかもしれません…。
私も学生時代は必ず夏休みの宿題に追われていました…部活にかまけていたり、ついダラダラして死にそうな顔をしながら最終日に全部片付けていた派です。
学生の時に鬼門だった宿題は絵日記と読書感想文です。
今回はそんな私が考える「読書感想文の超簡単な書き方」をご紹介します。
読書感想文が大嫌いだった私
今では読書会を主催して書評もたくさん書いていますが、当時は読書が嫌いでした。
友達が「ノンタン」を読書感想文で出していたときは「その手があったのか」と本当に悔しがりました。
読書感想文が苦手だった私ですが、読書会を何年もやっておりますので、感想を言うのも慣れてきました。
参考読書が大嫌いだった私が社会人になり読書嫌いを克服した方法とは?
読書会で本の紹介を聞いている中で「この人の紹介は上手だなー」と思う方のも沢山聞いてきました
読書感想文の書き方や感想を述べる技術を知っておけばよかったーと後悔もしております。
そして読書感想文の書き方や感想を述べる技術は、社会人でも大変使える技術だという事に気づきました。
読書感想文の簡単な書き方や構成を学ぶメリットは一生モノである
読書感想文の簡単な書き方を知り、感想を述べる際の構成を知ることは、「短時間で本の内容を要約することが出来、アウトプットすることができる能力」を身につけたのと同じことです。
社会人になってからは、本だけでなく大量の資料などから短時間で書いてあることをまとめ、「今後の行動にどう活かすのか」を決めないと行けない時が良くあります。
読書感想文は、社会人になった時に経験するものを先取りすることであり、ちゃんと学んでしまえば一生使える技術を学べるのと同じなのです。
読書感想文を簡単に書く前に、少しでも読書感想文に対して前向きに考えてほしいので、先に読書感想文を書くことことで得られるメリットを説明します。
早く読書感想文の書き方が知りたい!という人は下に行ってくださいね!
読書感想文を書く本の選び方で学び方の基礎が学べる
後ほど説明しますが、読書感想文を書く時に最も重要なことは本の選び方です。
本の選び方を間違えると読書が苦痛になります。
課題図書として決まっている場合は、本を選ぶことが出来ないので仕方がないですが、本の選び方を知ると「難しい概念でも簡単に学べる方法」が分かります
本の内容を短期間で理解する方法が身につく
読書感想文の簡単な書き方では、短期間で本の内容を要約して、それをアウトプットすることが大切になります。つまり、本の内容を短期間で理解する具体的な方法を学ぶことができるのです。
大意をつかむには本の内容を読む必要はありません。読んでいなくても本について語ることは可能なのです。
参考書評「読んでいない本について堂々と語る方法」読書会は最強の読書法説
読書感想文の簡単な書き方で「伝え方」が学べる
読書感想文を簡単な書き方では、本の感想を伝える構成を学ぶことができます。
そのため、読書感想文においての伝え方の構成を掴むことができるだけでなく、読書以外にも応用可能な伝える技術を学ぶことができるのです。
アウトプットできる人が価値を提供できる時代
今の時代に置いて必要なことはインプットではなくアウトプットです。
インターネット・SNS・スマホなど、情報過多の時代に置いては情報を受ける側ではなく、いかに発信して、いかにコミュニティを築くのかが鍵になります。
読書感想文の簡単な書き方を学ぶとアウトプットをする際の型を身に着ける事ができるので、容易に型を身に着けることができます。
つまり、読書感想文が書けるようになれば、アウトプットができる人になり、コミュニティを築ける側に回ることができるのです。
読書感想文の簡単な書き方とは?
読書感想文の簡単な書き方を学べば、多くのメリットを学ぶことができます。
それでは、本題の読書感想文の簡単な書き方になります。書き方は3部構成になります。
読書感想文の簡単な書き方の構成
- 本の選び方
- 本の読み方
- 実際の書き方
読書感想文の簡単な書き方は「本選びから始まる」
読書感想文を簡単に書く上で最も重要なことは本の選び方です。
本の選び方を適当にすると、読書するのが苦痛になるので、読書感想文自体が難しくなる可能性も高く、簡単に終わらない可能性も出てきます。
それだけ、本の選び方というのは非常に大切です。
では、読書感想文を簡単に終わらせるために、どのような選び方をすればよいのでしょうか?
読書感想文用の本の選び方①:自分の興味のある分野を選ぶ
自分の興味のある分野でなければ、はっきり言って本を読む気が失せます。
スポーツが好きならスポーツに関する本。料理が好きなら料理に関する本。小説が好きなら小説を読む。
このように、自分の興味のある分野を選ぶようにしましょう。簡単なことですが、非常に大切なことです。
ただ、スポーツが好きだからトレーニングの本を読んだり、料理が好きだと言ってレシピ本を読んだり、いわゆる技術書は読んでも感想文は書けません。著者の意見が入っていないので、感想が書きにくいのです。
私のおすすめは技術書ではなく伝記や雑学が書いてある本がオススメです。
例えば、以前私が書評を書きました下記の2冊は読みやすくておもしろかったです。文量も豊富にあったので、感想文が書きやすかったです。
参考書評「SHOE DOG」ナイキ創業物語で学ぶ経営者マインド!
参考書評「イチロー・インタヴューズ」イチローにの姿勢と考え方を読み取る
例えば、サッカーが好きなら、好きなチームの選手の伝記を探してみると面白いです。
三浦知良選手の本は、往年の伝説的なサッカー選手なので、サッカーが好きなら一度読んでみると良いと思います。
料理が好きな人であれば、料理本を探すよりも、料理の基礎知識が書いてある本だったり、食品添加物的な本を探すと良いでしょう。
このように、自分の好きなジャンルから探すことが出来れば読書感想文は超楽勝になります。
また、基本的にAmazonの売れ筋本から探すと、おもしろい内容のものが多いのでオススメです。
読書感想文用の本の選び方②:難しい本よりは簡単な本を選ぶ
簡単な本と難しい本ですが、簡単な本がオススメです。
難しい本を読んでしまうと、途中で挫折する可能性が高いからです。
簡単な本は読んですぐ理解できますので、サクサクと本を進めて読むことができます。
簡単な本としてオススメなものは、マンガでわかるシリーズ・図が多いもの・映画化された小説などです。
例えば、マンガでわかるシリーズであれば、マンガでわかる7つの習慣とか良いでしょう。7つの習慣自体がベストセラー本なので、これを読んで読書感想文を書いて怒られるということは無いと思いますが…。
「まんがでわかる 7つの習慣」あらすじ
世界で3000万部、日本国内で160万部を突破した自己啓発本の金字塔『7つの習慣』が初のまんが化! 大ヒットした『まんがと図解でわかる7つの習慣』よりもさらにわかりやすく、エッセンスをまとめました。亡き父のバーを再開すべく、バーテンダーを目指す主人公・歩が勤め始めたバー・セブン。そこへ訪れる人々の悩みと気づきが、7つの習慣の要点とリンクし、読み応えのある物語となっています。自分を変え、人生を変えたいと願うすべての人に。
引用:Amazon
また映画化された本であれば、映画館で今上映している映画を見ても良いと思います。原作が本であれば、原作を読む時に映像化されて理解できるので、非常に読みやすいと思います。
映画化された本・マンガでわかるシリーズ・図解が多いものなどの簡単な本がオススメです。
本の読み方を工夫すれば読書感想文は超簡単に書ける
本の読み方を工夫することで、感想文を8割終わらせることができます。
読書感想文が超簡単に書ける本の読み方を紹介します。
読書感想文の本の読み方①:感想文を書く前提で読む
自分が感動したところを追っていくのではなく、書くこと前提で本を読んでいきます。
読書会で本を紹介する時にも、この読み方をするかしないかで、そのあとの作業に大きな差が出ます。
感想文を書くことを前提で本を読むことによって、「何か書けるネタはないかな?」と探すことになりますので、その結果、本を読み終わる頃には書く材料が集まっているのです。
そうすることで、あとはまとめるだけになりますから、読書感想文をサクッと終わらせることが可能になるのです。
読書感想文の本の読み方②:飛ばし読みをする
読む順番は、表紙→裏表紙→目次→巻末まとめ→中をパラパラ眺める→飛ばし読み→精読の順番が良いです。
読む順番まとめ
- 表紙・裏表紙を見ることで、どういうことが書いてあるのかを想像します。
- 目次を見ることで、どういう構成なのかをあたりをつけます。
- 巻末まとめで、著者のスタンスや、どういうテーマなのかを読み取ります。
- 中をパラパラ眺めることで、若干右脳に記憶します。そうすると理解が深まります。
- 飛ばし読みをすることで、わからない部分も飛ばしていくことで、内容の大意を理解することができます。
- 最後に精読することにより、本の内容をある程度理解できます。
この読み方をすれば全ての内容を理解しなくても、読書感想文が書けてしまいますのでオススメです。
読書感想文の本の読み方③:「しかし〜」「だが〜」「つまり〜」を追う
小説には使えませんが、ビジネス本にならこの方法が使えます。
ある程度の作者の大意だけ掴めれば良いので、精読に時間をかけるよりも、作者の主張がはっきりしているところを追うことが大切です。
作者の主張がはっきり出ているのは「しかし〜」「だが〜」と言った逆説的な表現や、「つまり〜」「要するに〜」といった要約の表現です。
こういったところにポストイットを貼るようにするだけでも大分内容が理解できます。
逆説的な表現や要約の表現を集中的に見ることによってある程度の作者の言いたいことを掴むことができます。
読書感想文の本の読み方④:ポストイット・マーカーを用意する
書く前提で本を読んでも、何かしらに残しておかないと、書けるネタを忘れてしまいます。だからこそ、必ずある持ち物が必須です。
それは、ポストイット・マーカーです。ポストイットは100円均一で売っている透明な細いやつが一番オススメです。
ポストイットは、興味のある所や驚いた所に貼りましょう。貼って貼りまくりって良いです。大体30枚から40枚のポストイットを貼っても良いと思います。
ポストイットを貼れば貼るほど、見返す作業が楽になりますので、後でまとめるのが楽になります。
そして気になったところはガンガンマーカーを引きましょう。
できることなら余白に自分が思ったことを書き込むのもありだと思います。
読書感想文を簡単に書く方法は構成➔肉付け➔飾り付け
自分が興味のある本を選んで、興味のあるところに付箋を貼りまくったあなた、いよいよ書く作業に入りますが、いきなり書き始めたら、後で書き直したりしなければいけなくなり、面倒臭くなります。
感想を文を書くときも順番が大切です。
構成を考え、次に、感動した文章を構成につけます。それが終わって、初めて文章を作文用紙に書き始めます。
構成で骨格を作り、感動した文章で構成に肉付けをし、文章で飾り付けをするイメージですね。
読書感想文を簡単に書く方法①:構成を考える
まずはじめに文章の構成を考えます。文章の構成は、目次作成、見出しみたいなものです。
ブロガーの方も良く書いているのが、まずは見出しだけで文章をつくるということです。
だいたい見出しだけで100文字~200文字を書いていくように想定しましょう。
構成はだいたいテンプレートみたいなものがあり、下記の流れにすると効果的です。
テンプレート①※この4つを並び替えることも可能
- 出会ったきっかけ:この本を選んだ理由は?
- あらすじ:この本の内容は?起承転結があれば、簡潔に。
- 印象に残った部分:自分が感動した部分、付箋をつけているところを見ること
- 印象に残った部分①
- 印象に残った部分②
- 印象に残った部分③
- まとめ:この本を読んで、これからの生活にどう活かしていくのか
※面白かった部分は、1つではなく、自分が描かなければいけない文章量の÷100文字=面白かった部分の数で割り出しましょう。例えば、400文字なら、4つほど面白かった部分を抜き出します。
テンプレート②※この4つを並び替えることも可能
- この本で一貫して描かれているテーマ:著者が言いたいことは何か?
- 著者のプロフィール:著者の経歴は?
- 自分の経験と、著者・主人公について:異論を書いたり同意部分を書いたり。
- 同意部分①
- 同意部分②
- 同意できない部分③
- まとめ:この本を読んで、これからの生活にどう活かしていくのか
※著者の言いたいことは、巻末のまとめに書いてあることが多いです。
同意部分も上記テンプレート①と同じような数式で抜き出しましょう。400字書く場合は4つほどです。
まず上記の構成をコピペして、スマホのメモ帳などでポチポチ打っていくとすぐに作れると思います。
読書感想文を簡単に書く方法②:肉付けをしていく
構成を考え終わったら次は肉付けです。
肉付けでは、読んだ本で感動した文章やフレーズ、自分が感じたことの説明を見出しの中身につけていきます。
本とを選んだきっかけやあらすじについては簡潔に書けば良いです。
特にあらすじは、Amazonや、新書であれば、裏表紙に書いてあったりしますので、そこを見て、参考にするとすぐにかけると思います。
面白かった部分や、同意部分を書くところも、付箋を見ながら「ここ面白かったなー」と思うところを、メモなんかに抜き出して書いて、なぜ面白かったのか理由を書いてみましょう。
箇条書きで結構です。そうすると見出しの中に更に見出しができるので、肉付けが楽になります。
最後のまとめは、上記の面白かった部分や、異同意部分を踏まえて、自分の生活に落とし込んでいくことを、箇条書きで書いておきましょう。箇条書きで書くことにより、それをつなげていけば文章にすることができるからです。
読書感想文を簡単に書く方法③:文章で飾り付けをする
構成ができて、見出しも出来上がりましたので、あとは作文で読書感想文を書いていくだけです。
作文と言っても、構成(見出し)も肉付け(見出しの中の箇条書き)もできています。
自分が作ったものを選んで、適当に接続後でつなげたり、一回つなげてみて、繋がりに違和感があれば訂正すればよいだけなので、そんなに難しくはないと思います。
ちなみに、スマホやPCなどで編集できるようにした方が良いです。文章には推敲が大切ですので、良い文章にしたいのならば消したり書いたりがすぐにできるスマホやPCの方が推敲が楽だからです。
構成も見出しも出来ていて、レトリックの部分ですから、自分が書いていて、読んでいて面白い文章になっていればより良いと思います。
悪ノリだけは禁物ですが…。
例①、「本を選ぶ過程」
ふと本屋を歩いていると、興味深いタイトルの本が目に飛び込んできた「ーーーー」タイトルにひきこまれ、ページをめくるごとに、文章が突き刺さってくる。僕は急いでレジに駆け出し、購入後、本を貪るように読み始めた。
例②、「内容について」
「ーーーー」主人公が言った、この一言が強烈に印象に残りました。今までの主人公なら、こんなことは言わないはずですが、その前にあった、○○という出来事によって、Aという考え方から、Bという考え方に変わってしまったのだと思いました。
最後に、自分が書き上げた文章を、1日置いてから読み直して、変な文章のところがあれば訂正して、読書感想文は終了です。
読書感想文の超簡単な書き方まとめ
読書感想文の書き方を学ぶことで得られるメリット
- 読書感想文を書く本の選び方で学び方の基礎が学べる
- 本の内容を短期間で理解する方法がわかる
- 読書感想文の簡単な書き方で「伝え方」が学べる
- アウトプットできる人が価値を提供できる時代
読書感想文の書き方
- 読書感想文の簡単な書き方は本選びから始まる
- 本の読み方を工夫すれば読書感想文は超簡単に書ける
- 読書感想文を簡単に書く方法は構成➔肉付け➔飾り付け
読書感想文を書くことも、簡単な書き方がわかってくれば難しくありません。
自分が本を読まされているのではなく、読みたくなるような本と出会うことも大切ですが、アウトプットの仕方を学ぶことで読書感想文を苦痛ではない楽しい方法に変えることができます。
さらに、この読書感想文の簡単な書き方は、読書感想文だけでなく社会に出てからのアウトプットの時にも活用できます。
実際に私もこのブログを書く時に使っていますし、プレゼン資料を作る時も使用しています。(最もブログやプレゼン資料作成の場合は聞く人・見る人がどういう興味のある人なのかを設定しないといけませんが…)
昔の自分に読ませたかった読書感想文の書き方です。是非、お試しください!
また、文章を書くことが苦手だなという人は、文章の書き方とコツを下記で紹介しているので、よろしければご覧ください。
次の記事>>読書感想文だけど文章が苦手…書き方の基本とコツを「20歳の自分に受けさせたい文章講義」から解説
>>【読書嫌いでも読書が好きになる読書講座とは?】
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