RPAで仕事がなくなる?RPAで仕事が奪われない人の特徴とは?

「RPAで仕事がなくなるって本当?」

「RPAによって仕事が奪われる人の特徴は?」

RPAとは「ロボティクスプロセスオートメーション」の略で、ロボットにより業務プロセスを自動化することです。

残念ながら、今後10年で企業の事務作業は人からRPAに変わっていくでしょう。

この変化は、急に変わるのではありません。10年のスパンをかけて徐々に変わっていくのです。

RPAで仕事を奪われる人の特徴は、事務職・マニュアルになる業務・付加価値がないことです。

つまり、人が行う必要のない仕事がどんどん機械に変わっていくのです。

それでは、将来的にRPAに置き換わらない人になるにはどうすればよいでしょうか?

RPAを扱う側になったり、問題解決能力を身に着けたり、人間にしかできない仕事をすることが対策としてはおすすめです。

今回は、RPAで仕事がなくなっていく現状と仕事が奪われない人の特徴を解説します。

この記事で学べることは?

  • RPAの意味が学べる
  • RPAで仕事がなくなる人の特徴が学べる
  • RPAで仕事が奪われない人になる準備の仕方が学べる
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RPAは多くの企業が導入している「業務プロセス50%以上削減も」

「RPAってなに?」って思われる人もいますよね。ですので、簡単に説明しておきましょう。

RPAとはロボティクスプロセスオートメーションの略でして、簡単に言えば、機械を使って業務プロセスを自動化することを言います。

現在のRPAであれば、簡単な作業はRPAに置き換えることが可能なのです。

下記は大手企業がRPAに置き換えた事例になります。

  • リクルートグループではRPAを導入して120の業務を自動化
  • 住宅ローン大手のアルヒでは、店舗で1時間かかっていたシステムの処理時間を10分に短縮した
  • サッポロHDの人事部はRPAにより88%の業務を削減

また、最近のリストラのニュースを見ているとRPAの導入により業務効率化に取り組むという文言を見て取れるでしょう。

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このように、人員削減をして不足した業務量をRPAにより補うのです。

RPAで仕事がなくなる人の特徴

RPAで仕事がなくなる人には下記のような特徴があります

  • 業務がマニュアル化している
  • 事務職
  • 個性がない

それぞれ、解説していきましょう。

業務がマニュアル化している

RPAで導入されやすい仕事は業務がマニュアル化されている仕事です。

例えば、給料計算や審査業務などは人が介在しなくても大丈夫ですし、ある程度マニュアル化されています。

他にも、PCデータの入力・ダウンロード・変換・管理システムなどにもRPAが導入されている事例があります。

こういった「ある程度マニュアル化されている仕事」は、RPAにより機械にプロセスを任せやすいのです。

マニュアルに置き換えられる事務職で働いている人

「え?ロボットが人間の代りに事務作業をする?ありえない!」と思う人もいるでしょう。

残念ながら、欧米では事務作業をRPAにする動きが加速しています。

基本的にほとんどの事務職はマニュアル化ができるので、RPAにより置き換えることが可能です。

事務職の職業のほとんどが派遣社員が行っていますが、コストカットのことを考えると事務職で雇っている派遣社員のほとんどを削減する可能性もあります。

ちなみに、欧米ではRPAの導入が2015年から広がりはじめているそうで、事務作業がなくなっているそうです。

欧米では2年くらい前から企業の間でRPAの取り組みが広がり始め、複数の有力なツールが開発されている。通信インフラ業における膨大な申し込み業務や、事務作業が大量にある金融業界での活用が進み、大きな効果を上げている。

引用:日経ビジネス

工場での生産形態が人からロボットに変わったように、事務作業も人からロボットに変わりつつあると表現した方がわかりやすいかなとも思います。

付加価値がない人

マニュアル化しやすい作業で、事務職の人はRPAにより置き換わりやすいと解説しました。

しかし、そんな中でも置き換わらない人がいます。それは「自分にしかできない」個性がある人です。

事務職やマニュアルのある仕事でも、自分にかできないような個性があれば、機械に置き換わることがありません。

個性とは、

  • 職場を明るくしてくれる人
  • プロセスの改善策を考えてくれる人
  • マクロ・プログラミングなどのスキルがある人
  • 英語でコミュニケーションが取れる人

などなど、無数に考えつくでしょう。

逆に言えば、事務職やマニュアルに置き換わる仕事をしており、個性もない人は機械に置き換わってしまう可能性が非常に高いのです。

RPAで仕事がなくなる前に…今から準備できる対策は?

今後10年間をかけてRPAにより事務職が徐々になくなっていくでしょう。

10年後に対策をするのか、それとも今から対策をしておくのかと行ったら、今からやっておいたほうが圧倒的に準備が簡単でしょう。

RPAに置き換わらない人材になるには下記のような準備があるでしょう。

  • RPAを扱う側に回る
  • 問題解決能力を身につける
  • マニュアル化できない仕事の経歴を積む

それぞれ解説していきます。

RPAを扱う側に回る

RPAに取って代わらない様になる一番の方法はRPAを扱う側に回ることです。

扱う側になるとは、経営者、管理職以上になることで、自分の部署にRPAを導入するか否かを決める側になることを言います。

また、プログラミングやマクロの知識を持ってRPAを作れる人も扱う側と言えるでしょう。

プログラミングやマクロが組めるようになれば、部署で導入したRPAをさらに自分たちに使いやすい形に改良できる人材になります。

実際にRPAが導入されても「うまく業務効率化ができない」という課題もあります。

原因は、RPAを適切に扱えるひとがいないからです。

そのため、RPAが導入されてもRPAを適切に扱える人材は重宝されるのです。

業務プロセスが改善できる「問題解決能力」を身につける

RPAは既存の業務プロセスを機械によって置き換えることです。

そのため、既存の業務プロセスを効率化できる人であればRPAが導入されても重宝される人材になれます。

既存の業務プロセスを効率化できる人というのは、効率化について様々なアイデアを持って考えられる人でしょう。

自分が携わっている業務を俯瞰的に見てボトルネックを見極めて改善策を立てる。

つまり、問題解決能力に秀でている人はRPAが導入されても生き残れるというわけなのです。

企業にとって問題解決力を持っている人は、

  • 業務効率化
  • コストカット
  • 成績の向上

など、あらゆる面で活躍するので、重宝される人材になるのです。

問題解決については下記の記事でコツを解説しています。興味がある人はどうぞ。

【問題解決難しい】問題解決が超簡単になる20代に教えたい私のコツ
問題解決は難しいと思っているかもしれませんが、超簡単に実践するコツがあります。私が実践している問題解決を超簡単にする方法をご紹介します。

マニュアル化ができない仕事に就く

事務職などのマニュアル化できる仕事はRPAの導入により機械に置き換わる可能性があります。

そのため、機械が苦手なことが主な業務である職業に就けば、機械に置き換わる可能性は低くなります。

機械が苦手とすることは、

  • 人と人とのコミュニケーション
  • 相手を感動させるような企画
  • 独創的なアイデアによる改革

などの分野だと言われています。

文系的な職業だと、営業・マーケティング・広報などの分野はRPAで置き換わりません。

また、理系的な職業だと、上流プログラマ・開発者・研究者などの分野はRPAに置き換わらないでしょう。

事務職だとRPAによって機械によって置き換わる可能性があります。

もしも現在事務職で働いている場合は、RPAに置き換わりにくい職業を検討するのもおすすめです。

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転職活動は準備が9割?年収を確実に高める転職準備とは?「経験談」
「転職活動をする前にどのような準備をすればよいのかな?」 「転職活動で年収を上げるのに必要な準備は何かな?」 ...

RPAで仕事が奪われる前に準備をしよう

2015年から欧米を中心に導入され始めたRPAですが、日本でも徐々に浸透しつつあります。

産業革命時代に工場での生産が人から機械に変わっていきました。

今後、企業の事務職も人からRPAに変わっていくのでしょう。

産業革命の人から機械へは急に変わったわけではなく徐々に変わっていったそうです。

個人的な予想ですが、事務職がRPAに変わるのも10年スパンで変わっていくと思います。

もしも10年後に仕事が奪われた時に準備を初めたら、10年分老化しています。

30歳の人が40歳になっていることを考えると、転職活動に不利であることがわかるでしょう。

RPAのことを考えたら、早めから対策したほうが良いのです。

以上、RPAで仕事がなくなる?RPAで仕事が奪われない人の特徴とは?を解説しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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