「7つの習慣で一番大切な習慣は何かな?」
「自分を磨くと言われても、どのように磨けば良いのかわからない…」
世界累計3000万部売れた7つの習慣で、一番大切な習慣とは何でしょうか?
それは「刃を研ぐ」という最後の習慣だと言われています。なぜなら刃を研ぐことにより、すべての習慣が完成させていくからです。
刃を研ぐとは言い換えれば、自分を磨くことになります。自分を磨くことは、肉体、知性、心、精神の4パターンに分かれますが、どれかに突出してしまっても意味がありません。
自分を磨くには、バランスよく磨くことが必要なのです。
今回は、刃を研ぐ習慣、自分を磨く方法について、解説します。
この記事で学べることは?
- 刃を研ぐ重要性が学べる
- 自分を磨く際に知っておきたい4つの側面が学べる
- バランスが大切な理由が学べる
刃を研ぐの重要性「宿題が終わらない理由はなぜ?」
頭の良さが変わらない二人がいたとします。
片方は、休まずに宿題をやっているのに、なかなか終わりませんでした。
一方、もう片方は休みながら宿題をやっているのに早く終わってしまいました。
この違いは何なのでしょうか?
答えは、休みの間に解き方を学んでいたか否かです。
刃を研ぐとは、「休み時間を作り、その間に自分を磨く」ことを言います。
全世界累計3000万部を販売し、ビジネス書界の聖書としての位置づけを確固たるものにしている7つの習慣の中では最も重要なのは刃を研ぐであると言い切る人もいるくらい非常に重要な習慣なのですが、最後の習慣でかつ当たり前のことが言われているので、重要視している人は少ないのです。
刃を研がなければ、意識的に努力する機会を失ってしまいます。
意識的に努力しなければ、人間は衰えてしまいます。
例えば、トレーニングをしなければ、肉体は衰えます。人間関係を維持する努力をしなければ多くの人と疎遠になっていくことでしょう。
恋人との関係性も、会う時間、電話する時間を捻出しなければ、維持することは難しいですよね。
刃を研ぐことにより、7つの習慣は完成し、どんどんブラッシュアップされていきます。
これは7つの習慣に限ったことではなく、自分を磨くことを怠った人間は、衰えていくだけでしょう。ダーウィンの進化論でも言われている通り、変化した生物しか生き残らないのです。
4つの側面から刃を研ごう「自分を磨く」
自分を磨こうと言ったところで、どの点を磨けば良いのでしょうか?
自分を磨くと言うと肉体と知性が思い浮かぶかと思いますが、4つの側面で磨くことが重要だと書かれていました。
- 肉体的
- 知性
- 心と感情
- 精神と意思
それぞれ解説していきます
肉体的
まずは、肉体的に自分を磨くことが大切です。
肉体を磨くことをやめてしまうと、年を取ればとるほど、だらしない肉体になってしまいます。
筋肉は衰え、脂肪はつきやすくなるだけではなく、病気になる可能性も上がってしまうのです。
健全な精神は健全な肉体に宿ると言います。肉体的に自分を磨くことにより、日々の生活が充実することは間違いないのです。
肉体的に自分を磨く上でオススメなのは下記の点です
- 1日30分の有酸素運動
- 週に2回~3回の筋肉トレーニング
- 栄養に気をかけた食事
- 十分な睡眠
- リラックスする時間を設ける
- 食べる、寝る、リラックス
知性
肉体だけでなく知性を磨くことも重要です。
知的生産性の高い仕事ほど、年収が高いという昨今の就職の状況を見ていると、知性を磨かなければ年収の低い仕事に就くことになり、生活が苦しくなるからです。
知性を磨くのは若ければ若いほど有効でしょう。若いうちから知性を磨いていれば年収が高くなりやすいからです。
入学試験や就職活動など若いうちに将来の年収を決定してしまうことは数多くあります。知性が高ければ、偏差値が高い学校に入社でき、年収を高めることができるのです。
また、大人になってからも知性を磨く必要があります。知性がなければ、仕事で出世することもできず、年収は低いままになるでしょう。将来的に子供を育てるという意味でも、親の知性が低いと、子供の知性も低くなる可能性が高いからです。
自分のことだけではなく、周りのことを考えた上でも知性を磨くのは必要なのでしょう。
知性を磨くには下記の行動がおすすめです。
- 1日30分の読書
- 継続した勉強
- 新しいスキルを学び続ける
読書のメリットは下記の記事でも紹介しています。
心と感情
心と感情についても、自分を磨くことは重要です。
なぜなら、人は他人との関係性から充実感や喪失感を得るからです。
例えば、褒められたり、感謝されたら嬉しいですよね。逆に悪口を言われたり、けなされたりしたら悲しいですよね。このように、心と感情を磨くとは、他人との関係性を磨くことと言えます。
また、充実感などを他人との人間関係だけに依存していては、心と感情を十分に磨けたと言えません。なぜなら、他人はいつもあなたを褒めてくれたり、感謝してくれるとは限らないからです。
そのため、自分だけで心の充実感を得られるために、些細なことでも幸せを感じることができたり、自分に自信を持てるように自分を褒めることが重要になってくるのです。
心と感情を磨くためには、次のことがおすすめです。
- 人間関係を築く
- 奉仕する
- 喜怒哀楽を表す
- 自分で自分を褒める
他者との関係においては、Give&Takeという本が非常に役に立つでしょう。私自身、テイカーから離れることによって得られた効果は数知れずでした。
興味がある人は下記の記事をどうぞ
精神と意思を磨く「心にやすらぎを与える」
精神と意思を磨くことは心に安らぎを与えることとなります。
心のやすらぎがなければ、日々の行動につかれてしまい、充実感が得られるなくなってしまうのです。
心の安らぎを得るために重要なことは自分が考えていることに忠実に生きることです。
そのためにも、瞑想や日記をつけて自分の考えていることを掘り起こすと良いでしょう。
また、すでに第二の習慣でミッションステートメントを作った人であれば、ミッションステートメントに忠実に生きる方法も効果的です。
ミッションステートメントは自分の内面を映し出した行動指針ですので、忠実に行動すればするほど、精神的に安らぎを得ている状態になるからです。
例えば、「人のために生きる」とミッションステートメントで記載している人が、人に奉仕をすれば、自分のやりたいことをやっている状態になるから、充実感が得られるというわけです。ミッションステートメントって超おトクですね。
心と意思を磨くには下記のことがおすすめです
- 瞑想する
- 日記をつける
- ミッションステートメントに忠実に生きる
4つの側面のバランスが重要
刃を磨くは、好きな側面だけ磨けば良いというものでもありません。4つの側面はバランスよく磨き上げる必要があります。
例えば、肉体だけ良くても知性が磨かれていない場合を考えてみましょう。教養がない力自慢な人となってしまうため、肉体的には健康ですが、年収が低くなる可能性があります。
生活が苦しくなってしまうため、刃を磨いた意味が半減してしまいます。
極論言えば、肉体を鍛えてもバカであれば意味がないのです。
同様に、肉体、知性、心と感情を磨いても、精神的な側面が身かれていなければ、常に不安を感じてしまうため、生活に充実感が生まれにくくなるでしょう。
心の安らぎがないため、日々何かに追われているような感覚になってしまいます。
極論言えば、心が安らがないので、他の部分を磨いた意味がないのです。
刃を研ぐ上で必要なのはバランスです。何かに特化するよりも、バランスよく磨いた方が、充実感が得やすくなっていきます。
ぜひ、自分磨きはバランスを優先させて磨いていきましょう。
刃を研ぎ、自分を磨き続けよう
まとめると次のようになります。
- 自分を磨くのをおろそかにすると、衰えていくだけ
- 自分を磨くのは4つの側面がある(肉体、知性、心、精神)
- 突出するのではなくバランスよく鍛える
複雑な世の中ですから、自ら刃を研ぎ、自分を磨き続け、変化していくことが大切です。
ぜひ、バランスに気を付けながら刃を研ぎ、変化させていていきましょう。
以上、7つの習慣でもっとも重要な習慣は「刃を研ぐ」ですを解説しました
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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