書評「Simplify マーケットを支配する最強のビジネス戦略」シンプル化のメリットとは?

世界には色々な企業がひしめき合い、その様はもはや戦場のようですよね?

ごちゃごちゃした世界だからこそ光るのは、シンプルなもの…?

今回紹介する本であるSimplifyはそんな戦場のようなごちゃごちゃしたビジネス界において「シンプル化した戦略の大切さ」を教えてくれる本になります。

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Simplifyがオススメな方

マーケットの感覚を身に着けたいと思う方

戦略を考えようとしている方

シンプルのメリットを知りたい方

2つのシンプル化?

シンプルな戦略には2種類のシンプル戦略があると言われています。

2種類のシンプル化の戦略とは?

  • 価格のシンプル化
  • プロポジションのシンプル化

それぞれについて説明していきたいと思います。

価格のシンプル化とは?

価格のシンプル化とは、良いものをたくさん作るラインをシンプル化することにより、価格を抑える販売戦略のことを言うそうです。

本書の中ではフォード自動車の例が書いてありました。フォードの事例では、最初に価格というところでシンプル化を実施しました。

フォードは車種を絞りデザインをシンプルにした

1906年頃の自動車会社というのは、少数生産少数販売が基本であり、色々な種類があったそうです。しかしながら、現在と違い差別化も無く、高額な車が多かったそうです。

その時にフォードは色々な種類の車を作るのを辞めて、カスタマイズとかもせずに車種を絞り、デザインをシンプルにして、価格を下げることを行いました。

 

その結果、フォードは大衆自動車の先駆けになり、売上を伸ばしていったと言われています。

価格のシンプル化をすることのメリットは?

フォード自動車の例ですが、シンプル化をした1906年から現代までの複合年間成長率が平滑化すると年間10%の成長を記録していると言います。

およそ100年間10%の成長を続けているわけですから、ある意味驚異ですよね…。

 

また、本書ではマクドナルドもフォードと同じ価格のシンプル化をした企業として取り上げられていました。

生産ラインもライン化することにより、種類も絞ることで安く早く提供できるようにした。これもシンプル化の恩恵であると言われています。

 

プロポジションのシンプル化とは?

プロポジションとは、英語でpropositionと書きます。意味は、提案・議題といった意味になります。

本書の中でのプロポジションのシンプル化をまとめると、ブランドイメージをシンプルにするということだと言えるかと思います。

 

例えば、Amazonを例にとって考えると、Amazonとは小売である。というこれがプロポジションをシンプル化するということです。

つまり、「◯◯と言えば〜〜」と言えるくらいの企業にすることがプロポジションのシンプル化と言えるのです。

Appleは、プロポジションのシンプル化で成功した例として取り上げられていました。

専門家でなくてもコンピュータが簡単に使えるという、シンプルで無駄の無い設計がプロポジションだったということになります。

本書は転職とかで使えるかも?

現代の社会には価格のシンプル化で戦うことが難しいと思います。

なぜなら、ダニエル・ピンク著のハイ・コンセプトでも書かれている通り、現代はモノが溢れている時代であり、差別化しないと行けない時代でもあるからです。

参考【人工知能(AI)で奪われていく仕事】働き方が変わる時代の3つの生き抜く力とは?

もしも、転職をするのであれば、プロポジションをシンプル化している企業を選びましょう。

強みを持っている企業はプロポジションが出来ている企業であると言えます。

例えば、ニッチなところを独占している企業も良いでしょう。競合企業が少ないところも安定していると言えるからです。