「なぜ私の話は伝わらないのだろう?」
「伝わる話し方とは何だろう?」
自分の話が相手に通じないって思うことってありますよね。
あなたの話はなぜ「通じない」のかでは、話が通じるためにおさえておくべき5つの基礎として下記のことが書かれています。
- 自分のメディア力を上げる
- 相手にとっての意味を考える
- 自分が一番言いたいことをはっきりさせる
- 意見の理由を説明する
- 自分の根っこの想いに嘘をつかない
話が通じるためにおさえておくべき基礎5つを用いながら、あなたの話が通じない理由を解説している本です。
「あなたの話がなぜ「通じない」のか」あらすじ
周りの人に等身大の自分を分かってもらいたい、相手と信頼関係を築きたい、前提の通じない相手ともきちんと話し合いたい、聞き上手になりたい、人を説得したい、相手の共感を得たい―。なかなか自分の「想い」を人に伝えるのは難しいもの。コミュニケーション上手になるためにはどうすればいいのか?基礎のキソから懇切丁寧に教えます。究極のコミュニケーション技術論。
引用:Amazon
伝える前のメディア力も重要である
同じ言葉を語っていても、有名人が語ることと、凡人が語っていると説得力が違いますし、言葉の印象も変わってきます。
どこに違いがあるのかというと、本人のメディア力です。
今の世の中は検索すればあふれるほどの情報があります。
その中で、同じような言葉を語ったとしても、語っている人によって通じ方が変わってくるのです。
メディア力をあげることを普段から意識する
メディア力を上げる方法は普段から意思して行動しないと上げることが出来ません。
▼メディア力を上げる例は下記の通りです。
- 日頃の立ち振舞
- ファッション
- 表情
- 人との接し方
- 周囲への貢献度
- 実績
例えば、Twitterでフォロワーが多い人はメディア力が高い人でしょう。売上の実績がある人もメディア力が高い人です。
メディア力を高めるにはあなたが
- 何を目指し
- どう生きているのか
- どう伝えているのか
それらの積み重ねがあなたの評判を作り、メディア力をさらに高めているのです。
関係性の構築も重要
通じる話をするためにメディア力と同様に必要なのは関係性の構築です。
いくらメディア力があっても、結局あなたが嫌われていればあなたの話は伝わりません。
これは「書評「第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」直感が正しい」でも解説していますが、人は偏見や感情によって直感を妨げてしまいます。
相手があなたにネガティブな感情を持っていれば、あなたの意見が正論であっても相手はネガティブに受け取ってしまうのです。
相手との関係性を構築する上で必要なことは3点です。
- 相手の発言にリアクションする
- 頼まれたこと・聞かれたことに誠実に対応する
- 自分のことを自慢せず、他人のことを自慢する
相手の発言にリアクションする
上司が日報などを発信したり、発言してきたら、自分もそう思いますと乗っかることが大切です。
相手の話にリアクションを取ることで関係性が上向いてくることになります。
頼まれごとに誠実に対応する
頼まれたことに誠実に対応することでしょう。
まず相手に話を通じたかったらあなたが相手に対してどのくらい頼まれごとをおこなったのか。誠実に対応したのかが大切なのです。
他人のことだから自慢できる
自分の自慢ばかりする人は相手から嫌われます。
逆に他人の自慢ばかりする人はあいてから好かれるという傾向があります。
ただし、相手が嫌いな人を自慢すると、嫉妬心がむき出しにされることもあるので、気をつけたほうが良いでしょう。
人を説得するのに大切なこと?
まずは相手に何を伝えたいのかを考えることが重要です。
つまり自分に対してどれだけ質問を発見できるかなのです。
だれかにつたる時に5W1Hで考えた時に大切なのはWhyです。相手が何を求めているのかを考えて、相手に伝える理由を発見できれば相手に伝わる話し方ができます。
Whyを突き詰めて考えることで、話を通じるための基礎の2つを達成できます
- 相手にとっての意味を考える
- 自分が一番言いたいことをはっきりさせる
相手の問題意識を考えて相手に対して何が必要なのかを考えるところから始めましょう。
考える力は問題発見力・多角的考察力・論理的思考力
あなたの話はなぜ「通じない」のかでは、考える力は下記の3つに分類されています。
- 問題発見力:問いが立つ
- 多角的考察力:いろいろな方面から問いが立つ
- 論理的思考力:問いを筋道たてて配列できる
基本的な伝え方は相手の問い→なぜ伝えるのか→意見という流れになる。そのため、話す人は自分の提案の素晴らしさを語るのではなく、「その意見を採用したらどういうことが起きるのか」を伝えると良い
伝えるときには、修飾語には注意が必要です。修飾語を使うと逆に話がわかりづらくなります。
まぁまぁ、結構、徐々になどの修飾語は使わないようにしましょう。
共感を生む技術は本気度を見せること
共感を生むために一番やってはいけないのは筋違いの批判にカッとなることです。
怒ることはあなたがいままで築きあげてきたメディア力を失うことになります。
共感を生むには本気度を伝えることです。
自分がこういうのをやりたいという時に、時間軸を切って、「いつまでに」をいうと、その人の本気度が伝わって良いでしょう。
登山家の野口さん大学のAO入試で大学に入った時に、試験会場の倍率は何十倍。その中で、私は今ままでこんな賞をとって、将来はこうやりたいという人が多かった。野口さんは、1年後までにここ行きたい、2年後までにここ行きたい、5年後までに五大陸制覇すると言った。
時間軸を切らない人は本気度を感じないので人を動かすことができません。
時間軸を切ることにより、自分の意見の理由を説明することにもつながるし、自分の根っこの想いに嘘をつけない状態にできます。
- 意見の理由を説明する
- 自分の根っこの想いに嘘をつかない
人に話を通じたいときには、本気度をアピールしましょう。
あなたの話はなぜ「通じない」のかまとめ
話を通じるには下記の内容が必要です。
- 自分のメディア力を上げる→日々の行動・関係性の構築
- 相手にとっての意味を考える→Whyを考える
- 自分が一番言いたいことをはっきりさせる→Whyを考える
- 意見の理由を説明する→論理的・本気度を見せる
- 自分の根っこの想いに嘘をつかない→本気度を見せる
自分にウソをついている場合には本気度を見せることができないので、相手に想いが通じる話はできません。
相手に伝える理由や自分の想いに嘘偽りが無いほど考えて伝えるようにしましょう。
他にも作者の話のエピソードがふんだんに書かれているので、ぜひとも読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。