スティーブジョブズとビルゲイツの関係ってどうなんだろう?
ライバルとして良く取り上げられる二人ですが、実は二人は仲が良かったことをご存知でしょうか?
今回はビルゲイツとスティーブジョブズの二人の関係性についてご紹介します。
バトル・オブ・シリコンバレーという映画で取り上げられており面白かったのでご紹介します。
バトル・オブ・シリコンバレーあらすじ
世界を変えた2人、ビルゲイツとスティーブジョブズを描いた、実話に基づくストーリー。 革命は誰も見ていないところで起こる。それはガレージの中で、学生寮の一室で、たゆみない努力と想像と策略の中から発生する。彼らは世界の仕組みや生活、コミュニケーションを、根本的に変えようとしていた。
引用:Amazon
この映画は97分という、映画としては短い時間でまとめているため、
色々な部分が省かれています。予め彼らに関する知識があればより楽しめるかと思います。
目次
スティーブジョブズとビルゲイツは実は仲が良かった?
この映画は、スティーブジョブズが、Apple社を設立し、Apple社から、解雇(実際には違うけれど)されるまでの、数年間を題材にした映画です。
その年といえば、丁度スティーブがマッキントッシュ発売の際に採用したシステムを、マイクロソフトが先駆けて発売するという時代ですよね。
ビルゲイツは、スティーブジョブスから寵愛を受けていたために、彼のアイデアを盗みだすことに成功したんです。意外と仲が良いんですよ!
イメージ図
マッキントッシュ開発→→→→→→→→→→→→発表
ウィンドウズ開発→発表
そんな彼らはどういう人だったのでしょうか?
※以下、映画のネタばれ含みますので、嫌な人は見ないでくださいね!
スティーブジョブズの生い立ち
実は養子だった?
まず、生まれた時、彼は養子に出されることが既に決まっていました。スティーブジョブズの両親の結婚が正式なものとして認められなかったからです。
この養子によって、彼の名前の「ジョブズ」の部分が決まりました。
幼少期からヒューレット・パッカードの社長と連絡を取る?
また、エレクトロニクスに興味を持ち、当時のヒューレットパッカードの社長に自ら連絡を取り、「部品を送って下さい」と頼んだところ、「夏休みうちで働かないか?」という風に持ちかけられました。
ちなみに、その当時13歳。中学1年生位。その行動力。恐ろしい・・・。
インターンで共同創業者スティーブ・ウォズアニックと出会う
ほどなくして、インターンを始めた彼。ウォズと出会います。ちなみに、このウォズ。スティーブ・ウォズアニックです。ダブルスティーブです。
この時17歳。高校2年生位。
その後、ウォズと組んで事業を始める。自分たちで作った40ドルの装置を150ドルで売りさばく。そのうち銃で脅されたりするようになり、一切の販売から手を引くようになる。
コーラの瓶を売りながら生活する?
大学に半年通った際に「教授より自分の方が優れてる」と感じ、大学を辞めます。しかし、中退してからも学校に通い、哲学や西洋書道を学んだようです
ちなみに、大学を中退してからおよそ1年間、コーラの瓶を売って食費を稼いでいたそうです。
コーラの瓶を店に返すと5セント玉が帰ってきたらしく、これを貯めて食費に充てていたんだとか…。
また、初めての社会人経験はアタリ社ですが、長髪で裸足かサンダルで会社を歩き。勿論風呂には入って無いといわれています。当時はヒッピースタイルを好んでいたそうです。
また、仕事でドイツに機械の修理に行く傍ら、ずいぶんな時間(半年位)をかけてインドを放浪してからドイツに向かうという。
また、この時もウォズとの関係は健在。
ウォズの高い技術を上手く(?)活用(??)し、会社の仕事を代わりにやってもらったり、「山分けだ!」と言いながら報酬の取り分を多くもらったりしていました。
個人所有のコンピュータを考えつく
そして、時代はいよいよ1980年代前半。コンピュータがまだ、会社のものだという時代に、個人所有のコンピュータを考え始めるのです・・・・それがまた、凄いのなんのって。
思えば、自分が大学四年生の時に読んだ本にジョブズとビルゲイツの違いを書いたものがありました。あれも面白かった。二人の生活はまるで別もの。これも後ほど語って良ければと思います。
やはり、行動力・営業力が人よりずば抜けて高いですね。
プライドを捨てたことで早く売れたスティーブジョブズ
ビルゲイツよりもスティーブジョブズの方がパソコンの業界では早く売れています。
彼は1970年代というパソコンが個人に普及してない時代に、個人に普及することを目標にアップルを立ち上げました。
ただ、その際に銀行から融資を得る必要があったのですが、
当時のスティーブはヒッピースタイルであり、パソコン普及という当時では考えられないことを語っていたために、夢想家と見なされ融資を得られなかった。
「このままでは不味い」
そのために、スティーブがとった行動は、優秀に見られるようになることでした。
自分のプライドとも言える顎鬚をそり落とし、清潔感のある服装や、スーツを買うことで、ヒッピースタイルではなく、一般的なごく普通にエリートに見られるような身なりをしたのです。
プライドを捨てたお陰でスティーブジョブズのパソコンの開発は進んでいきます。
一貫性についての記事でも書きましたが、プライドを持ちすぎることなく、自分の本当に成し遂げたいもののためには自分自身を変化させることが大切なのです。プライドがあることを一貫性だと言う人もいますが、一貫性にこだわりすぎると失敗するということですね。
参考一貫性のメリット・デメリットとは?ブレない自分を作る方法まとめ
ビルゲイツのマイクロソフトが隆盛を築くまでの流れ
マイクロソフトという会社は、ハーバードにいるビルゲイツとポール・アレンの2人から始まっていると描写されていました。
マイクロソフト社の創業の話を下記にまとめましたので、興味がある方はご覧ください↓
ご存知の通り、大学を休学し、アルバカーキでMicrosoftを始めます。
彼らは、皆が遊んでいる大学時代を、パソコンに捧げ、回りからは笑われていたように描写されています。
初めは上手くいかなかったが、「味方と仲良く、敵とは更に仲良くしろ」というマフィアの掟を振り返り、IBMに製品を提案しに行くのです。
そして、IBMにOSを提供すると契約をした。その時にはまだOSを開発していなかった。そこで、知り合いが作っていたOSを買い取り改良することで、巨万の富を得た。
このOSはなんと$56000という今思えば破格の値段であり、「だまし討ちだ!」という声が上がったので、後に100万ドルを支払ったそうです。
スティーブジョブズとビルゲイツが巡り合う
マイクロソフトが、OSを開発している際に、ビルゲイツがアップルが開発をしているマッキントッシュというパソコンの噂を耳にします。
当時としては革新的なマウスでクリックするモデルを見て
「これが発売されたら、開発しているOSが10年前のモデルになってしまう。これが欲しい」ということで、今度はアップルと業務提携を結ぶ提案をしにいくのです。
※このマウスでクリックするモデルの開発者はアップルではなく、ゼロックス。ゼロックス社が「使えない」と判断したモデルをスティーブがゼロックス社からタダ同然で引き受けたそうです。
アップル社は「天才は模倣せず、盗む」という芸術家(本編ではピカソ、もしくはゴッホだといわれている)考え方から、盗み改良を重ねていきました。
マイクロソフトは業務提携することでマッキントッシュのモデル3つを得ました。そのマッキントッシュを徹底的に研究し、アップル社に先駆けて日本のNECと提携します
NEC製のwindows OSを搭載したPCを発売する。
勿論、アップル社もその動きを事前に察知し、開発途中にスティーブの所にビルを呼び「何を開発しているんだ?同じものを作っているのではないのか?裏切り者め!」と言うのですが、
したたかなビルはスティーブを説得し、「同じものを開発していないよ!」ということで、丸め込んだのです。
映画では、スティーブがそのPCを見つけたのは、マッキントッシュの社内CM発表会でのことだった。
社員が、たまたま日本で買ってきたそのPCを見て判明しました。
スティーブジョブズとビルゲイツの関係性とは?
スティーブジョブズとビルゲイツは最初はシリコンバレーを一緒に盛り上げていこうぜという関係でした。
しかしながら利害関係が発生していくと、恐怖したビルゲイツは業務提携に次ぐ業務提携を重ねて出し抜いていきます。
しかしながら、現在の関係も悪いのかというとそうではありません。
スティーブジョブズは既になくなってしまいましたが、亡くなる前にビルゲイツはお見舞いにも行っています。それほど両者の関係は悪くないのです。
スティーブジョブズとビルゲイツから見る成功した理由
以上が、映画の概略になりますが、成功の秘訣。何故彼らが、成功したのかを簡単に纏められていました。
この映画から、成功するために必要な秘訣は、以下の通りです。
- 人とは違うことをしても、恥じない覚悟
- 大口を叩く。絶対にできると言って仕事を取ってくる。
- パートナーシップ
- 貪欲に知識を吸収する
- 自分がおかしいと思ったらそれを認め、方向を修正する気持ち
- そして、最後までやり続ける。
スティーブジョブズは提携するとなると、相手の会社に対して惜しみなく与えるギバーになってます。
これも彼が成功した理由の一つなのかも知れません
参考書評「GIVE & TAKE」テイカーな私でもギバーになれた方法とは?
やはり、天才と呼ばれる人は一般的な感覚で行動はしてないということ。
そして、なんにでもポジティブに捉えることが出来ているということです。
明るさは、何よりも重要である。時にはしたたかなに行動をして、困難だと思われた時にこそ勝負を掛ける。そういった行動が取れるようになれるように、やり続けましょう。
バトル・オブ・シリコンバレーは時間も短く上手くまとまっているのでとてもおもしろい映画です。
興味がわきましたら一度見てみることがオススメです。
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