「お金よりも時間が大切！」
「会社で働いているのなんて、ダサい！」
時間があるけどお金がないことと、お金があるけど時間がないのはどちらの方が良いでしょうか？
脱サラしたいと語る人によくある論調が、社畜はダサいとか、時間がないのは最悪っていう話があります。
私も自分の力である程度稼げるようになってから、時間が欲しいと思い脱サラした経験があります。
その時の経験から言えることは、お金がない方が時間がないことよりも精神的に辛いということです。
年をとれば、その分だけライフステージが変わります。
お金がないと、その時に必要なお金を支払えないので、我慢する羽目になります
はっきり言って精神的にみじめです。
もちろん、世の中には様々な価値観があるので、時間の方が良いとする人もいるでしょう。
今回は、時間とお金について、脱サラしてお金がギリギリだった経験を踏まえて学んだことを紹介したいと思います。
この記事で学べることは？
- 時間とお金の関係性が学べる
- 時間があるのにお金がなかった時に経験したことが学べる
- 脱サラする際に検討すべきことが学べる
目次
時間があるけどお金がないつらさ「時間の自由を求めて脱サラしたみじめさ」
お金も時間がない状態は、精神的にかなりつらいです。
ある程度良い会社に勤め、平均以上の年収あった人が、脱サラをして平均以下の年収になった場合、自分の選択が間違っていたのではないかと感じ、自己喪失に陥ります。
最悪な精神状態です。
私が脱サラして、時間があるのにお金がなかったときの経験を少し話したいと思います。
脱サラしたのに激安旅行にさえ行けない
平日の海外旅行は激安なのに、お金ないばかりに頻繁に海外旅行に行く余裕もなかったのでメリットをあまり享受できなかったのは辛かったです。
それでも、1年の間に海外旅行に8回も行ったり、自由な時間を謳歌したりはしていました。
しかし、結婚をして固定費が上がると、そんなこともできなくなり、かなり精神的に辛い時期が続きました。
結婚したことには1ミリの後悔もありません。
脱サラしたのに、自由を謳歌できないのは「なんのために脱サラしたの？」と疑問にすら思えてきます。
食費を浮かすために外食・付き合いができない
お金がないと友達付き合いや結婚生活にも支障が出てきます。
- 夫婦で外食に行きたいと思っても外食に行けない。
- 友人と飲みに行くお誘いもお金がないから行けない。
お金がないと、お金のことばかり考えてしまい、無駄遣いが一切できなくなります。
お金がない状態での生活とは、他人にも憎しみが芽生えてくることもあるので、本当に良いことがありませんでした。
まわりの同級生はそれなりの年収なのに自分だけ貧乏
脱サラしたことにより生活費でギリギリの生活をしているときに、ふとSNSなどで色々な人の近況報告を見ると、精神的にかなり辛くなります。
特に、働いている同級生たちは、比較的余裕のある生活を見ると、貧乏生活をしている自分と比べてしまい、みじめな気持ちになってしまうのです。
- 時間があるのにお金がなくて、余裕がない生活をしている自分
- 時間がないけどお金があり、余裕な生活をしている同級生
どちらの方が良いかと言うのは価値観によるでしょう。
しかし、個人的にお金がない経験をしてみると、生活に余裕がない方が非常に辛いです。
時間があって、会社に依存しないで生きているんだぜ！とマウントとることもできます。
しかし、愛する者もいない、子供もいない、時間だけあるという生活になにか面白みがあるのでしょうか。
時間があってもお金がないのは本当につらい…お金と時間の関係を学ぼう
脱サラをして、自由な暮らしを謳歌して痛感したのは、時間とお金は密接に関係している。
株の配当金などで生活している人は別として、一般的には、
- お金がない人は時間がある割合が多い
- 時間がない人はお金がある割合が多い
普通に働いていると「やりたくもない仕事をして、時間を無駄にしている」と感じることが多いと思います。
しかし、投資収益がない状態で会社をやめてしまった場合、「時間はあってもお金がない」という時間を無駄にしている時よりも苦しい時間を過ごすことになるでしょう。というのも下記のような現象が起こるからです。
- 仕事で時間がない人：お金がたまりやすい
- 時間がある人：お金が不足する
仕事で時間がない人はお金が貯まりやすい「使う暇がない」
時間がないほど忙しく働いている人は、貯金が多くなります。
なぜなら、お金を使う暇がないからです。
私も、副業と本業で忙しく働いると、暇な時間がありませんでした。
暇な時間がなければ、お金を使う機会もありません。
お金を使う暇もないので、貯金が数十万ペースで増えていくのです。
もしも、時間がないほど働いているのに貯金が増えない人は、下記のうちのどちらかです。
- ブラック企業でサービス残業をしているか
- 生活費が高すぎて節約していない
はっきり言ってもったいないです。
ブラック企業で働いている人は、転職して、適正な残業代が出るような企業に入社しましょう。
また、固定費を見直して生活費を下げましょう。
時間がある人はお金が不足しやすい「ヒマはお金を使わせる」
脱サラをして自営業で働き、自由な時間を謳歌するひとは、お金が足りないと実感することが多いでしょう。
私も副業で生活費をギリギリ越えた時に、脱サラしました。
会社に行く必要もなく、自由な時間も増えたことにより、脱サラ当初は非常に良い気分で過ごしていました。
しかし、暇な時間が増えれば、その分だけ色々なことに挑戦したくなるものです。
そのときに、「やりたいことに使うお金がない…」と気付きました。
特に、時間があるのに何もできないという状態は生殺しに近いです。
海外旅行にもいけず、海外に滞在することもできません。
ずっとNetflixを見たり、家で本を読んで時間を潰しているという…。
これなら、サラリーマンを同時並行でやり、余った資金を投資に回すことで、投資による収益を構築した方が、マシです。
なぜなら、より盤石な収入基盤を構築できるからです。
時間に余裕ができると、お金を使う機会が増えます。そのため、お金が不足していると感じる機会増えるのです。
時間があるのにお金がない辛さを回避する「どの程度の収入があれば良いか？」
時間があるけどお金がない状態は、精神的に辛かった経験を解説しましたね。
しかし、お金があって時間がないのを、ずっと継続するのはシンドイですよね。
それでは、どの程度のお金があれば、時間を求めて脱サラを検討すべきかを経験から考えてみたいと思います。
収入は支出の2倍！貯金は生活費2年分！
お金がない脱サラをした経験から言えば、
- 収入：生活費の2倍が6ヶ月以上維持できる
- 貯金：2年分生活費分ある
脱サラして自営業になる場合、収入が安定しない可能性を考慮すべきです。
会社員の場合は会社に所属さえしていれば、会社が倒産しない限り収入は安定します。
しかし、自営業の場合は収入が突然途切れることもあるのです。
脱サラする際の収入目安は経験的に、生活費の2倍くらい稼げことを目指しましょう。
生活費の2倍くらいが稼げていれば、貯金を増やすこともできます。
突然の出費が発生しても対応できますし。突然収入が途絶えても、貯金があれば問題がないでしょう。
収入が生活費の2倍稼げるようになってもすぐに脱サラをせず、生活費2年分を貯金ができるまで我慢しましょう。
収入が突然なくなってしまった場合でも、生活費2年分ほどの貯金があれば、別のビジネスを立ち上げるなどして、収入を稼げる体制を作ることができるからです。
支出×平均余命分の貯金があれば収入ゼロでも脱サラ可能
脱サラを目指して、会社以外の収入だけで生活費2倍稼ぐのは大変です。
しかし、収入がゼロでも、貯金があれば、脱サラを検討しても良いでしょう。
どの程度の貯金が必要かというと、収入がなくても一生生活できるレベルです。
つまり、支出×平均余命分の貯金があれば、仕事を辞めても一生生活できます。
生活費と貯金と平均余命のバランスを考えて脱サラすべき時期を考えましょう。
時間とお金の両立をする？理想的な収入の稼ぎ方とは？
自営業で脱サラしたとしても、働き方によっては、時間は手に入りません。
貯金ではなく自営業で脱サラするにも、時間とお金が両立できる自営業を考えて、脱サラを考える必要があります。
時間とお金を両立するには、どのような自営業が良いのでしょうか。
不動産投資や配当金で収入を得る方法
一番確実なのは、不動産投資や配当金で収入を得ることです。
不動産投資や配当金は自分が働いていなくても、不動産や金融商品が働いてくれます。
自分が時間を使う必要もなく、収入が得られるようになるので、時間とお金の両立が可能なのです。
ただし、不動産も配当金も多額のお金がかかるビジネスです。
そのため、はじめから不動産や配当金に取り組むのはあまりお勧めできません。
まずは小資本でお金を稼げるようなビジネスや、出世・転職をして年収を上げていくことを目指すのが良いかなと思います。
自分のビジネスを持つ
小資本でお金を稼げ、将来的に時間の自由と両立できる可能性があるのは、自分のビジネスを持つことです。
ただし、収入には性質があります。
収入の固さがないものをビジネスとして取り組んだ場合、収入がなくなることも頻繁に起こってしまうため、常に収入を上げていく必要があるのです。
収入の種類については下記の記事で解説しています。興味がある人はどうぞ。
時間とお金の両立を目指そう「時間があり、収入もある生き方を目指す」
幸せに脱サラしようと思ったら、時間とお金のバランスを考える必要があります。
- 時間があるのにお金がないのは精神的に辛い
- 脱サラするなら、収入は生活費の2倍で貯金もある程度あった方が良い
- 脱サラするビジネスによっては時間とお金が両立できないものもある
- 時間があるのにお金がない状態は思った以上にキツイ
自分のライフステージが変われば、必要な支出も変わってきます。
お金がない中で脱サラを経験した私としては、ある程度お金が稼げるようになってから脱サラした方が幸福度は高まと思っています。
いろいろな価値観がありますし、早く会社を辞めたいという気持ちは否定しません。ですので、今回のお話は参考程度にしていただければ幸いです。
以上、「時間はあるけどお金がない辛さ」金なし脱サラの実体験を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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