年を取れば取るほど、リアルになってくるのは将来の不安です。
特に30代になると、あと10年で40代になってしまうので、リアルな不安が明確になります
特にキャリアやお金に関しては不安なことがたくさん出てきます。
大企業の社員であれば、良い学校から良い会社に行ったにも関わらず、東芝やシャープの赤字の話などがあり、この先大丈夫かな?と思っている方も多いかもしれません。
今回は、20代の人が30代になり、悩まない為に知っておいて方が良い、キャリアやお金の5つの不安をまとめてみました。
目次
まだ働く?定年退職は60歳ではなく80歳かも?!
長寿化のところでもお話しましたが、これからは、100歳まで生きるということが言われています。
※長寿化については、100年時代の到来-長寿化の背景と影響とは?や、20代必見!長寿化・少子化で影響してくる10の事実…をご覧ください
今までは定年退職が60歳で、80歳まで生きれれば…という感じでした。
しかし、これからは60歳定年退職でも、100歳まで生きるとなれば40年間は働かない期間になります。
40年間働かずに、年金や退職金だけで生きていこうと思ったら相当な貯金が必要です。
多くの方にとって、その位の貯蓄をすることは不可能だと思います。
そう言った点から考えますと、これからは、長期間働くことが予想されます。
大体75歳から80歳まで働くと言われているのは納得が行くでしょう。
定年後に必要なお金は牛丼304年分以上?
定年後にいくら必要なのかを知っておくことはとても大切です。
例えば、下記のような記事があります。
国の「家計調査」によると「高齢夫婦無職世帯」の生活費は月額約27万円、単身世帯では約19万円だ。夫が60歳定年を迎えて以後の生活期間は、平均余命から考えると夫婦2人の期間が約23年、妻1人が約8年で、合計31年。この期間の基本生活費は9276万円。旅行や葬儀、入院などの費用を加えれば約1億円だ。
1億円というのは途方も無い金額のように思われますが、牛丼1杯が300円だとすると約33万杯分です。1日3食を牛丼で生活した場合、約304年分必要になって来ます。
更に、追い打ちをかけるようなデータもあります。
旅行に行ったり、日常生活を楽しんだりと言う、いわゆる「ゆとりある老後」を送ろうとした場合に必要な生活費は平均34.9万円となるのです。
ゆとりある老後生活を送るための費用として、最低日常生活費以外に必要と考える金額は平均12.8万円となっています。その結果、「最低日常生活費」と「ゆとりのための上乗せ額」を合計した「ゆとりある老後生活費」は平均で34.9万円となります。 なお、ゆとりのための上乗せ額の使途は、「旅行やレジャー」がもっとも高く、以下「身内とのつきあい」「趣味や教養」と続いています。
ゆとりある老後×長寿化=牛丼509年分!!
ちなみに、長寿化することを含めて、100歳まで生きることを考えて下記に計算してみました。
34.9万円×12ヶ月×40年=1億6752万円となります。なんと、6752万円も多いのです。
牛丼に換算するとなんと509年分!!驚愕ですね…
勤めている会社は、定年までありますか?
東芝やシャープの話に代表されるように、今は東証一部企業においても、倒産やM&Aにより、会社が無くなる可能性を否定出来ません…。
安定の代名詞といえば銀行です。
今は当たり前のようにメガバンク3行となってますが、20年前には都市銀行は13行ありました。地銀も今は合併続きです。一流の企業であっても、子会社であれば解体されたり、合併される可能性もあります。
勤めている会社について、その将来性や、あるかどうかを考えてみると良いと思います
あなたの働き方時代遅れにならない?
最近、政府を中心に働き方改革が行われています。
働き方改革について調べてみましたところ、簡潔にまとめると下記のような内容のように思えます。
長時間労働で残業代が払われないことで、それが生活の質を下げており、経済成長も妨げていると言います。そこをどうにか改善し、ダイバーシティを認めて、多くの人が働けるようにすること働き方改革です。
働き方改革をすることにより、どういうことになるのでしょうか?下記に考えて挙げてみました。
- 残業代が貰えなくなる(もともと貰ってなかったかもしれないが)
- 平日が定時上がりになり、17時から暇に出来る
- 会社に行っても行かなくても良くなるので、通勤が少なくなる
- 正社員や派遣という雇用から、週3日だけ働く社員が認められる
- 週5日で働くのを辞めてくれないかと会社から打診が来るようになる(もちろん給与は落ちる)
この結果、予想されるのは「時間があるけど、お金がない」と言う状態に陥る人が増えそうです。
もちろん、生産性を高くすることにより、時間があるし、お金もある状態にすることが出来るかもしれませんが、それも全て、将来のことを考えて対策を練っている人が得られでしょうけど…
自分の働き方も考える良いきっかけかもしれませんね。
両親やお子さんのことも他人事ではないですよ?
自分だけが将来のことを考えていても、子供や両親は考えていなくて、対策を練っていない場合があるかもしれません。
自分が10年年を取ると、両親や子供も10年年を取る。
自分が20年年を取ると、両親や子供も20年年を取る。
何も、将来をネガティブに考えた方が良いということではないですが、ある程度どのようなことが予想できるのかを考えて対処しておくことも必要なのかなと思います。
例えば、下記のようなことが考えられますよね?
- 両親が貰う年金は長寿化した40年間貰い続けることは出来るのか?
- 寝たきりになったり、認知症になったら、介護の手配はどうなるのか?
- 20年の間に子供が鬱で、働けなくなったら?自分が面倒見れるのか?
そういった、リスク要因を、自分だけでなく、自分の家族の分まで考えておくのは、不安を打ち消す上でとても重要な点です。
まとめ:デールカネーギー推薦、不安への対策とは?
デールカネーギーは、その著書である、「道は開ける」の中で、人間が不安に対抗する方法を述べています。
- 「起こりうる最悪の事態はとは何か」と自問すること
- やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
- それから落ち着いて最悪状況を好転させるよう努力すること。
悪いことが起きてしまった時の、改善策を事前に考えておけば、心を落ち着かせることができるのです。
不安があるかもしれませんが、何もやらなければその不安は現実となってしまいます。
少しでも多くのことをやり、今からでも不安を消せるような対策をとっておきたい所ですね。