「クビになるのって高年収の人だけではないの?」
「誰でもクビになる時代、安定を得る方法は?」
複数の収入源を構築しない会社員に安定はありません。
市場規模の縮小や、早期退職募集企業の増加、さらに経済界の重鎮による企業には終身雇用制度にインセンティブがないという発言もあり、会社員は誰でもクビになる可能性が出てきました。
もちろん、不当な解雇は法律違反ですので、不可能です。
しかし、労働者を減らす方向で動いている企業が増えれば、その分だけ、世の中から会社員の数は減っていきます。
いつクビになるかわかりません。45歳になった瞬間にいきなり肩叩きがあるかもしれませんし、会社自体が事業規模を縮小して解雇になる可能性もあるからです。
結論から言えば、会社員に安定はありません。複数の収入源を構築できた会社員だけが安定を手にするのです。
今回は、誰でもクビになる可能性がある時代に会社員が安定を得る方法を解説します。
高年収はいつクビになるかわからないって話でマウントとる人もいるけど、現代は低年収でもいつクビになるかわからないですからね…
総じて、会社員+副業+投資という形で収入源を多角化しておくのが良いんじゃない
この記事で学べることは?
- 誰でもクビになる時代では職なしが即貧乏になる理由が学べる
- 誰でもクビになる時代になった原因が学べる
- 会社員が安定を得る方法が学べる
目次
クビの可能性は高年収だけではないです「誰にでも職なしの可能性」
今の世の中、ひしひしと感じるのは、誰にでもクビになる可能性があります。
労働者が守られてきた日本社会は現在の体制を維持できずに、クビになる人は増えていくでしょう。
クビになれば、再就職も難しくなるので、即貧乏になってしまいます。
どの職業でも早期退職・リストラ・事業縮小の可能性がある
高年収の外資系にはリストラのリスクがあるから避けた方が良いという話も今は昔です。
今は、リストラ以外の危機があり、高年収以外の職業もクビになる可能性があります。
例えば、企業が事業縮小すれば、事業部ごと売却される可能性がありますし、企業が赤字になれば、コストカットの一環で早期退職を募集するでしょう。
ホテルに勤務している人がホテルが倒産したことにより、職無しになり日雇い労働になるしかなくなるケースなどもあります。新卒で入った会社なのに、数ヶ月後に社長が逃げて解散する羽目になった人もいました。
このような事例があるため、外資系のような高年収で、昔からリストラがある企業以外にも、普通の企業でも早期退職・リストラ・事業縮小の可能性がでてきています。
職なしになったら即貧乏の可能性
厚生労働省の調査によると平成27年の相対的貧困率は15.7%と言われています。
引用:グラフでみる世帯の状況
相対的貧困率が上昇しているということは、所得格差がそれだけ増えているということです。
働き口がなくなれば、収入が途絶えてしまいます。収入がなくなり、生活費だけがかかるようになれば、即貧乏になるでしょう。
昔は消費税などの負担も少なく、社会保障の負担額もそこまで高くはなかったので、職がなくなってもすぐに貧乏になることはなかったです。
しかし、今は消費税も社会保障の負担額も増えています。
その結果、職がなくなり、収入が途絶えたら貧乏になる可能性が割と高いのかなと思っています。
クビになる可能性がふえた原因は?
職がなくなると即貧乏になりますが、クビになる可能性は年々増しています。
その原因とは下記の通りです。
- 市場縮小
- 早期退職募集数の増加
- 終身雇用は終わりだという発言
それぞれ解説します。
市場の縮小は必至
市場が縮小すればするほど、企業の売り上げは下がります。企業の売り上げが下がれば、倒産したり企業規模を縮小する企業は増えていくでしょう。
実際に日本M&Aセンターが出しているレポートでは、2015年から2025年の間で83万社も減少すると言われています。
引用:日本M&Aセンター
企業数が83万社少なくなるということは、83万社の人は転職を余儀なくされるということです。
吸収合併で雇用が保証される場合は良いかもしれませんが、企業から退職を宣告されたとしても、企業の業績が良くなければ、転職先を確保するのが難しくなります。
結果として、クビになった結果、職無しになり貧乏になる可能性があるのです。
早期退職募集企業の増加
最近の日本企業は早期退職の募集が活発です。
早期退職者の数は6年ぶりに1万人を超えています。
これは、早期退職を募集する会社が増えたことを意味しているのです。
最近の早期退職募集の特徴として油断ができないのは、最高益を記録している会社が45歳以上を対象に早期退職を募集しているということです。
例えば、キリンHDは組織の若返りとコストカットを期待して、過去最高益を記録したにも関わらず早期退職を募集しています。
https://studytokyo3.com/kirin-restructuring/
早期退職募集といえば、赤字がでた企業が取り組むものでしたが、今では黒字を出していても組織再編の影響でリストラをするようになっているのです。
市場規模の縮小などの流れを見ると、早期退職募集の流れは加速していくでしょう。
「終身雇用は終わり」発言
経団連の中西会長とトヨタ自動車の豊田社長が終身雇用については見直したほうが良いという発言がニュースになりました。
経済界の重鎮が終身雇用を維持するインセンティブがないと発言しているわけでして、終身雇用制度が維持されることはないでしょう。
企業には、終身雇用制度を維持するためにダメな事業部を残すという考え方がありました。
しかし、残念ながら赤字が続いてしまえば、利益にならない事業部は整理するしかなくなります。
終身雇用制度の崩壊も、市場規模の縮小などから考えると、当然の結果かなとも思います。
https://studytokyo3.com/end-of-eternal-employment/
クビになる前に会社員が安定を得る方法
2010年くらいまでなら、良い学校に入社すれば良い会社に入れて一生安泰とも言われていました。
しかし、終身雇用制度の崩壊・早期退職募集企業の増加・市場規模の縮小という3つの原因が急速に進んでおり、一生安泰な会社員の生活は不安定なものに変化していったのです。
会社員であっても、自営業と同じように安定な生活を求めて行動しないといけなくなりました。
それでは、会社員はどのように安定な生活を実現するには、会社員+副業+投資で収入を多角化しておくことが重要でしょう。
会社員としての価値を上げてく
職なしになると即貧乏になりますが、退職しても次の就職先がすぐに見つかれば、貧乏になることが避けられます。
今までは、良い会社に入れば一生安泰ということでしたが、今後は良い会社に入ったとしても、退職リスクがあるので、安心することはできません。
転職を上手く行くようにするには、会社員としての価値を上げておくことが重要です。
会社員として、人材市場から見た価値を上げておくと良いでしょう。
人材市場価値を上げる方法として、下記のような方法があるでしょう。
- 学歴を取得する
- 資格を取得する
- 成果物を認められる
- 実績を積む
まだまだ日本は学歴至上主義の名残が残っております。
詳しくは下記の記事で紹介しています。興味がある人はどうぞ。
https://studytokyo3.com/no-increase-salary/
副業に取り組み2つ目の柱を作る
会社員として働けば給料がいただけます。
当然、クビになれば給料が途絶えてしまい、即貧乏になるでしょう。
突然のクビで給料が途絶える危機に対処するためにも、他の収入源を構築しておけば安心です。
そのためにも副業をしておき専門性と働き口を確保しておくと良いでしょう。
副業をするなら事業となるものがオススメです。自分のビジネスになれば、クビになる可能性もないですし、自分の好きなタイミングで好きなようにビジネス展開できるからです。
また、時給制のものに取り組む場合は、専門性が磨けるものに取り組むのがオススメです。専門性が磨ければ、先程も解説したとおり、会社員としての価値は高まるからです。
副業の収入の種類については下記の記事で解説しています。興味がある人はどうぞ。
https://studytokyo3.com/type-of-sideline/
会社員+副業で余ったお金は投資に回す収入は投資に回す
会社員と副業をやれば、1人でダブルインカムが達成できるため、収入は増えるでしょう。
収入が増えたら、贅沢することも出来ます。
しかし、本当に会社員で安定を得たいのであれば、投資に回して配当金という収入源構築を検討しましょう。
わたしの場合、会社員+副業で稼ぎ、余った分は米国株の高配当のETFに投資しています。毎四半期ごとに配当金が入金されて来てまして、まだまだ微々たるものですが、収入源があることは安心に繋がりますね。
ETFで配当金生活を目指す方法は下記の記事で解説しています。興味がある人はどうぞ。
https://studytokyo3.com/living-with-etf-dividends/
クビになる前に準備をしよう「会社員で安定を得るには?」
昔は、高年収の外資系に社員だけが、リストラなどのクビの危機がありました。
しかし、市場規模の縮小、早期退職募集企業の増加、終身雇用制度の崩壊などの影響により、どの会社員でもクビの可能性が出て来てしまったのです。
- 高年収もそうでない人も総じて早期退職・事業縮小・リストラの可能性
- 市場縮小・早期退職募集の増加・終身雇用制度崩壊発言などの多くのサインがある
- 会社員でも収入の多角化は必至
会社員でも収入を多角化することで、より強固な安定を得ることが可能です。
生存競争に生き抜きたいと考えるのであれば、会社員であっても複数の収入源を構築した方が良いかもしれませんね。
以上、誰でもクビになる時代の到来?会社員が安定した生活を獲得するには?を解説しました
最後まで読んでいただきありがとうございました。
>>【取り残されるかもよ?】
働き方が変化している時代に変化を受け入れなければ気づいたら周りから取り残されているかもしれません…。
じつは、会社で隣の人も水面下では、なにかしら働き方を変えようと動いているのかも…。
働き方が変化していることを解説した記事を下記にまとめました!経済の流れを知りたい方はオススメです!
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