「ETFで配当金生活ってできるのかな?」
「ETFで配当金生活をおくる具体的な方法ってなんだろう」
ETFの配当金だけで生活する場合、月額20万円の配当金を得ようと思うと、資産1億円位が必要になります。
え?1億円とか無理だわ…って思うかもしれませんが、年利6%で毎月10万円をコツコツ投資すれば30年後に月20万円の不労所得が得られる可能性もあります。
今回は、現実的に考えたETFの配当金生活を実現させる方法を解説します。
この記事で学べることは?
- 配当金生活を実現するには若さが必要な理由が学べる
- 毎月10万円を配当金で積み立てる超現実的な方法が学べる
- 高配当株のほうが利回りが高いが、あえて高配当ETFをおすすめする理由が学べる
目次
若い時からの投資がETFの配当金生活を実現させる
早めの配当金生活を実現させたければ、早めのETF投資が肝心です。
老後の生活費が毎月平均26万円が必要だとした場合、ざっくり毎月20万円の配当金が必要だと考えましょう。
毎月20万円の収入には資産1億円が必要
その場合に、配当利回り3%で配当金を得るとして、必要な資産は1億円です。
毎月10万円で年利6%で複利効果を出せれば、税引き前1億円の資産になるには、30年の積立期間が必要です。
高配当ETFの配当利回りが3%程度あれば、税引き前で年間300円のキャッシュフローが作り出せます。
税金などを考慮したら。税引き後にするとき年間240万円くらい、大体月額20万円くらいのキャッシュフローになるのです。
若いときから投資すれば複利効果+安定収入が見込める
若いときからの投資を勧めるのは複利効果と安定収入があるからです。基本的に分配金再投資戦略という、ETFの配当金を全て再投資に回す戦略をすれば複利効果が強くなります。
そして、複利効果は投資している年数が多ければ多いほど、効果をより発揮していきます。
なぜなら、資産自体も成長しているのはもちろんのこと、年数分だけ配当金を再投資しているので、元本がより増えているからです。
毎月定期的に投資する場合には安定的な収入が必要です。若い時は労働力としてまだまだ働き盛りですが、60代を超えてきたら定年退職、再雇用などで収入が下がる可能性も増えてきます。
そのため、なるべく若いうちから投資することで、安定した収入を複利効果を発揮させていく必要があるのです。
ETFで配当金生活を目指すなら最低10万円の毎月積み立てが必要
10万円は毎月無理だわ…と思って金額を低くした場合、配当金生活は遠のくでしょう。
- 毎月5万円にすると40年
- 毎月3万円にすると47年
かかります。
30歳から積み立てを開始した場合、
- 毎月10万円を積み立て:60歳
- 毎月5万円を積み立て:70歳
- 毎月3万円を積立;77歳
となり、安定収入が見込めない60歳以降の積立も必要になってくるのです。厳しいですよね…。
というか、どうせなら、40歳・50歳で配当金だけで生きていけるようになりたいですよね。
そういった事も考えると、配当金生活をしたい人は最低でも毎月の投資額は10万円をキープするべきだなと思います。
毎月10万円をETF積み立てで配当金生活を実現するには
「毎月10万円の積立ってハードモード…」と考える人もいるでしょう。もちろん、間違いなくハードです。
常陽銀行によると、毎月の貯金額の平均が4万円から6万円という計算になります。
例えば全国の平均手取り年収が487万円なので、その10%の48万7千円と15%の73万500円をそれぞれ12カ月で割ると、1カ月あたりの貯蓄金額は10%の場合で約4万1千円、15%の場合は約6万1千円となります。
つまり、平均的に考えても最大で、毎月4万円から6万円しか投資できないのです。つまり、平均以上に努力しないと配当金生活は不可能ということになります。
じっさいにどのような努力をすれば配当金生活を実現できるのでしょうか?
年収を上げて入金額を増やす
やはり入金額を増やす王道は年収を上げることでしょう。
例えば、
- 転職して年収を増やす
- 副業で稼ぐ
- 結婚してダブルインカムで稼ぐ
ということが挙げられます。
転職して年収を増やすのに一番効果的な方法は、会社や副業で実績を積むことです。会社での実績や副業での実績が認められれば、より年収の高い会社に転職することも可能でしょう。
それ以外には、英語が喋れるようになるだけでも年収を上げることができます。
英語が喋れれば、働ける会社の数も増えることに繋がりますから、年収が高い会社を見つけることができるのです。
会社で働くのが嫌な場合は、副業をして収入源を増やしましょう。
実際に会社員と同じくらいの副業収入があれば、その金額を全額投資に回すことも可能です。
そうすれば、毎月20万円〜30万円の投資ができるようになり、配当金生活がますます現実的になってくるでしょう。
結婚してダブルインカムで投資額を積み立てるのも良いでしょう。二人で合わせて20万円ずつを投資すれば、その分だけ早く配当金生活に切り替えることが可能です。
支出を下げて入金額を増やす
支出を下げる事により、生活費に必要なお金がぐっと減れば、投資に回せるお金はぐっと増えます。おすすめな方法は節約することです。
- 食費
- 通信費
- 日々の保険代
- レジャー代
などなど、生活費は節約しようと思えばいくらでも節約できます。
ただし、節約のために生活をつまらなくするのは長続きせず、生活の質も悪くなってしまうため、絶対に避けましょう。
生活費を節約するコツは、今の生活を維持しながらコスパの良い代替案を考えるということです。
詳しい節約術は下記の記事をどうぞ
結婚をして二人暮しするのもおすすめです。
家賃は折半になるし、食費は一人のときの1.5倍しかかからないし、同居をするのは色々とメリットがあります。
配当金生活を送りたいと考える相手を見つけて結婚するのも大いにアリでしょう。
やっぱり投資は入金力が大切ですね。
高配当株のほうが配当金を生活はしやすいけれど…
高配当なETFもあるけれど、高配当株のほうが軒並み配当利回りが良い。
ただ、高配当株を購入する場合、ダウ工業平均株価に組み入れられているものや、有名な企業に投資することになるでしょう。
そういった銘柄だけに投資する場合、購入できる銘柄数が限られてしまいます。多くても10-20銘柄くらいでしょう。
個別の株式に投資をする場合は、株価の値上がりと値下がりのリスクを十分にヘッジすることが難しいです。
そのため、なるべく資産を減らしたくないなら、ある程度の分散投資をした、高配当ETFがおすすめです。
おすすめETFは下記のとおりです。
ETFで配当金生活を目指す超現実的な方法まとめ
ETFで配当金生活を目指す超現実的な方法は下記のとおりです
- 若いうちから投資をしよう!30歳からは投資を始めよう
- 毎月10万円を投資しよう30年で税引前資産が1億円になります
- 毎月10万円が難しい人は投資額を上げる努力をしよう
- 結婚してダブルインカム+支出を下げるのもあり
- 高配当株のほうが利回りは高いが、資産の減少が怖いなら分散投資のETFがおすすめ
ETFの配当金生活を目指して年収を上げることに勤しみ、コツコツと投資を繰り返していきましょう。
楽して儲ける方法はありません。現実的に考えるとコツコツ投資をして勤勉に働くのが一番なのです。
以上、ETFで配当金生活を目指す超現実的な方法を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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