「どうすればミレニアル世代の心をつかめるのか…」
「なぜ、ミレニアル世代はこんなものにお金を使うんだ?
ミレニアル世代の特徴について分かったら、フリーランス・経営者・マーケティングの部署で働いている方であれば、ミレニアル世代の心を掴んでモノを売れるようになりたいですよね。
私もフリーランスとして働いていますが、ミレニアル世代の特徴を活かした方法をしないと、実際にモノを売れる事はありませんし、ブログなんて読まれません。
ですので、ミレニアル世代の私が現場で体感した、ミレニアル世代に本当に効果があるマーケティングを書いておきますね。堅苦しくは書いてないので、あくまで参考程度にして頂ければ幸いです。
ミレニアル世代向けに何かしらサービスを提供したい方に、是非知ってもらいたい
目次
ミレニアル世代へのマーケティングは「コスパを推す」
ミレニアル世代はプチブラやコスパという言葉が大好きです。そんな彼らは、安くて質が良いものにしか見向きもしません。
漫画や動画が無料と聞けばすぐに飛びつくのがミレニアル世代の特徴です。
つまり、ミレニアル世代は「安くて質が良いもの=コスパ重視」です。
コスパは正義です
逆に、コスパが良いと評判のあるものは惜しみもなくお金を出すのがミレニアル世代の特徴なのです。
最近、ジワジワとリュックスタイルが流行っています。
リュックスタイルは昔からすると「ダサい」「日本人には似合わない」とされていたと思います。
しかし、今は「両手もあいて、重くもないし、リュック安い、最高!」と完全にコスパ重視の考え方になっているからビジネスマンにおいても流行り始めたのです。
ミレニアル世代向けのマーケティングだから「自由・安定でマーケティング」
ミレニアル世代は自由を好みます。はっきり言ってお金よりも自由を好むのがミレニアル世代の特徴です。
Twitterなどを見ていると、フリーランスのブロガーがたくさん増えています。若い人が多いので、ミレニアル世代が大半だと思います。
確かに、フリーランスのアフィリエイターで大量にお金を稼いでいる人もいます。
しかし、彼らが求めた最初の価値は「自由」です。
会社に縛られる働き方を嫌い、義務教育を嫌い、自由度が無いことを嫌うのがミレニアル世代なのです。実際に私もフリーランスを目指した時は、お金よりも「自由」でした。
更に、毎月少しでもお金が入ればその分だけ生活防衛できると考えてフリーランスを目指したのです。こちらはミレニアル世代の特徴でもある「安定」の価値観ですね。
では、ミレニアル世代向けのマーケティングで訴求するポイントはどこでしょうか?
それは、「自由・安定」です。
「自由」をテーマにしてマーケティングするブロガー・アフィリエイター・投資家の方は沢山いますよね?彼らは、自由になる考え方や価値観を提供して、「自由になれる」ということをマーケティングしています。だから彼らは上手くいっているのです。着眼点が凄いなと思います。
また、自由に出入りができるシェアオフィスも最近流行っています。最近のシェアオフィスは本当にキレイな所も多く、一大産業になっていますよね。これも「自由」・「コスパ」をマーケティングしている好例だと思います。
また、投資家であれば、安定をテーマにしている方もいます。
銀行とかは昔から、老後資金の安定の為に資産運用の提案をしていたりしますよね。
今は若い人向けに「今のうちにお金を作っておくべき」ということを言う方も増えてきました。
縛りや制限を設けずに、自由にしてあげること。
そして、将来の安定をテーマにすること。
その2つができれば、ミレニアル世代の心をぐっと掴むことができるのです。
ミレニアル世代へのマーケティングは「オンリーワン」で訴求する
ミレニアル世代はその他大勢と一緒というのを嫌います。
SNSと共に育ってきた世代なので、他者と同質かすると自分のアイデンティティを発揮できなくなるから嫌なのでしょう。
そのため、ミレニアル世代向けに「オンリーワンのサービス」を提供することができれば、ミレニアル世代の心を掴むことができます。
しかし、オンリーワンのサービスを提供するのは、かなりの手間がかかり時間も掛かってしまいます。
そのため、「自分でカスタマイズできる」ことをマーケティングするのも戦略の一つです。
iPhoneの中身はカスタマイズができるから、iPhoneはオンリーワンのモノになっています。
Instagramも自分のページは写真でカスタマイズできるようになっています。
このように、オンリーワンで、独自のカスタマイズ性が高まると自分だけのモノやサービスを作ることができるので、ミレニアル世代の心をぐっと掴むことができるのです。
「経験欲を刺激する」ミレニアル世代のマーケティングに効果あり
ミレニアル世代は物欲も性欲もありません。
モノにあふれている世の中ですので、最近では断捨離・ミニマリストという言葉が流行るくらいです。
また、性欲にもあまり興味がありません、性欲を満たすよりも世の中には面白い物が沢山あるからです。
それでは、ミレニアル世代が求めているものは何でしょうか?
それは「他者と違った経験をする」ことになります。他者との同質化を嫌うミレニアル世代ですから、他者と違う自分を作りたいという欲求が強いのです。
例えば、ほとんどの人が経験したことがないことをすることや、誰も使ったこと無いサービスを使用すること、そういった経験の方がミレニアル世代は大変興味があります。
ミレニアル世代向けのマーケティングをするには、「経験欲を刺激すること」です。
経験欲を刺激することができれば、ミレニアル世代の心をぐっと掴むことができます。
SNSを活用したレビューはミレニアル世代に効果的なマーケティング
ミレニアル世代は、テレビに出ている有名人がCMでおすすめするものを購入するよりも、自分と身近な存在の人がおすすめするモノを購入する傾向があります。
CMで勧められて購入しようと思ったことは最近ないな…
それよりも、身近な人が実際に使って「良かった」と言われて「買ってみよう」と思うことのほうが多いのです。
最近では、インフルエンサーやyoutuberに商品をレビューしてもらうことが流行っています。彼らの方が有名人に比べて接触回数が多いので、自分の存在に近い人のように思えるから、購買につながりやすいのです。
大手企業であればSNSインフルエンサーに商品をレビューしてもらえば、インフルエンサーのファンの方が購入する可能性があります。
しかし、フリーランスはSNSインフルエンサーに商品をレビューしてもらうことも難しいです。相手にされませんから。
では、どうすれば良いのでしょうか?
それは、「あなた自身がSNSで沢山のフォロワーを増やすこと」です。
フォロワーを増やすことができれば、あなたのレビューを見てくれる人が沢山できますので、レビューを見てくれる人を増やすことができます。
ミレニアル世代へはマーケティングよりも「本当に良いモノを作りバズらせる」
コスパ重視のミレニアル世代は本当に良いものに飛びつく特徴があります。
究極的なマーケティングとは「本当に良いモノ」を作り続けることです。
本当に良いモノとは、「コスパが良くて、思わず誰かに伝えたくなるモノ」です。
今は、何かを発信することにそこまで費用がかからない時代です。SNS上で発信することはCM並にお金がかかる時代ではないのです。0円で発信することも可能です。
あなたがフリーランスで作ろうとしているものは、あなた自身がコスパが良いと感じているモノですか?あなた自身が本当に誰かに伝えたくなる位のモノでしょうか?
ミレニアル世代は馬鹿ではないので、モノの質をすぐに見抜きます。
使えないと思ったら即刻見切りをつけるのもミレニアル世代の特徴なのです。そこに情はありません。
しかし、本当に使える良質なものであれば、例え有名ではないものであってもミレニアル世代は使い続けます。
ブログであれば、本当に良い情報を提供し続けていれば、読者がついてきます。
Twitterでフォローされて更新情報を常にチェックしてくれるでしょう。
モノであれば、本当に良いモノで感動をした人は、使い続けてくれる可能性が高いのです。
「本当に良いモノを作り続けること」これがミレニアル世代向けの究極的なマーケティングなのです。
ミレニアル世代へのマーケティングは「自己実現志向」
ミレニアル世代向けにマーケティングを考えた時に、今までのマーケティングの概念と少し違うと思いました。
コトラーのマーケティングの本では、マーケティング4.0まで紹介されています。
コトラーのマーケティング要約まとめ
- マーケティング1.0:安い製品を求める(製品志向)
- マーケティング2.0:顧客の好みに合わせる(消費者志向)
- マーケティング3.0:ブランド戦略・口コミ(ブランド志向)
- マーケティング4.0:一人一人に合わせた価値提供(自己実現志向)
今の時代はコトラー的に言うと、マーケティング4.0の時代です。
ミレニアル世代の価値観も、自分が大切だと思うことを実現したいという自己実現志向が高いと思います。
一人一人の自己実現が異なるということは、広く全員にサービスを提供するからと多くの人の自己実現を考えてしまうと、一人一人の個の自己実現を無視してしまうことに繋がるのです。
これからフリーランスで活躍していきたいという方は、「どうすれば目の前の人や特定の悩みを持つ人を満足させることができるのか?」ということに一点集中して、考えていくことが求められます。
ミレニアル世代の特徴についてもう一度学び直したいという方は下記の記事よりご覧ください