「お金持ちになりたいな」
「お金に困らない人生を送りたいな」
そんな人におすすめなのが「バビロンの大富豪」という本です。1920年代に出版された短編寓話集であり、いまでも読み継がれている不屈の名作となります。
なかでも、黄金に愛される7つ道具は素晴らしく。抽象的な概念ではありますが、具体的な行動に落とし込むことで本当に黄金が増えてビックリします。
今回はバビロンの大富豪の書評と、本書で書かれている黄金に愛される7つ道具を私なりに具体的に落とし込んで解説します。
この記事で学べることは？
- バビロンの大富豪がお金が嫌いな人も読んだ方が良い理由が学べる
- 黄金に愛される7つ道具が学べる
- 黄金に愛される7つ道具を現代の行動に落とし込んだ事例が学べる
目次
バビロンの大富豪の教えがおすすめな人は？
バビロンの大富豪がおすすめな人は下記のとおりです
- お金に困らない人生を送りたい人
- お金持ちになりたい人
- お金が好きではない人
- お金に関する教養がない人全般
バビロンの大富豪っていう名前だけ聞くと、ギラギラしたお金持ちになる本なの？と誤解する人がいるかもしれません。
しかし、バビロンの大富豪では、一般人がお金に困らない生活を送るには？という視点で書かれている箇所も多く、節約についても書かれているため、お金について教養がない人全般的に読む価値がある本でしょう。
バビロンの大富豪の教えに学ぶ「黄金に愛される7つ道具」とは
バビロンの大富豪によると、お金に困らない人生の送り方として、黄金に愛される7つ道具を説明しています。
黄金に愛される7つ道具とは下記のとおりです。
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつける
- 貯めた金を働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
簡単に要約すれば、収入の10分の1を貯金し、将来に備えた投資に回せってことだと思います。
しかし、上記を読んだだけで、どのように具体的な行動に落とし込めば良いのかは、わからない人が多いのが現実的なところだと思われます。
バビロンの大富豪の教えの黄金に愛される7つ道具を現代で活かすなら？
バビロンの大富豪に書いてあった黄金を増やす7つの道具を現代で活かすとしたらどうすればよいのでしょうか？
自分の資本を最大にする＝就職・転職・副業・起業
バビロンの大富豪では一番はじめに10分の1から貯金をすることが勧められていましたが、個人的に、まずやるべきことは自分の資本を最大化することです。
なぜなら、将来的に投資をしていくとしても、収入が低ければ、投資できるお金が少なければ、投資元本が少ないので、投資による収益が期待できません。
収入を増やす方法は下記のとおりです
- 就職する
- 副業する
- 転職する
- 起業する
上記の中で一番簡単なのは、年収が高い会社に就職することだと思います。ただし、学歴などの面で不利な人もいるでしょう。
その場合は、いまの仕事や副業などをして、ある程度の実績を積んでから年収が高い企業に転職するのがおすすめです。
起業すること自体は簡単ですが、稼げるようになるまではリスクがあります。リスクを取っても良いのであれば起業をして一獲千金を狙うことも狙ってもよいでしょう。
収入の10分の1を貯金、欲望の優先順位＝無駄な金を使わない
ある程度の収入が稼げるようになったら、無駄な金を使うことをやめましょう。徹底的に無駄を省くことで支出が減らせます。
無駄なお金を減らす方法としてオススメなのは、あらかじめ収入の10分の9で生活すると決めることです。
私の場合、収入の50％は投資に回したり、貯金に回すなど決めているため、生活費は必然的に収入の50％ということになります。
そのため、普段から食費や光熱費なんかに気を配ることはもちろんのこと、不必要なものは買わない習慣がついており、1万円以上のものを購入する際には本当に必要なのか否かを何度も検討してから購入する習慣がついてしまました。今でも外食するこには罪悪感を感じるくらいです。
本書の解説でも億万長者は合理的にお金を使うというように説明されておりました。
- 億万長者は中古に住む
- ビルゲイツがエコノミーに乗る
- マークザッカーバーグはホンダのコンパクトカーに乗る
貯めた金を働かせよ、金を堅守せよ、未来の生活に備えよ＝インデックスファンドでOK
収入を増やし、支出を減らせば、余ったお金が生まれてきます。そのお金をうまく働かせることが黄金を増やすことになります。
貯めたお金を働かせる方法を考えたくなりますが、それよりも重要なことは、未来の生活にはいくらのお金が必要なのかを明確にすることでしょう。ゴールがなければ、何を目指して良いのかわからないからです。
一般的に老後に必要なお金は1億円と言われております。ですので、ここでは老後に1億円を貯めることを目指しても良いでしょう。
また、昔金融庁から老後費用が2000万円不足するというレポートが出て話題になりました。ですので、年金があって、退職金も十分あると考える人は、とりあえず2000万円を目標に掲げても良いかもしれませんね。
老後のお金が明確になり「さぁ投資だ！」と思いたいところですが、投資をする前に知っておいた方が良いことがあります。それは、お金を失いやすい人の特徴です。
お金を失いやすい人は下記のとおりです。
- 自分が知らないビジネスに投資をする人
- お金の防衛方法を知らない人
- 非現実的な利益を取ろうとする人
投資家は死ぬほど調査して理解してから投資する
リスクを取る分、反対の値動きになるものにも投資をする
では、どうすればお金を失いにくくなるのかと言うと、下記の3点だけ気を付ければお金を失う可能性が低くなります。
- 利害関係のないお金のプロにアドバイスをもらうこと
- 怪しい投資話にのらない
- 元金で危険は犯さない
お金のプロにアドバイスをもらうと考えると、銀行員、FP、証券マン等が考えられると思いますが、あなたに商品を売って利益を得る人の場合は、あなたのお金を守るというよりは、自分の利益になるような商品を進められることでしょう。
じつは銀行や証券会社で売っている投資信託よりも、ネット証券に口座を開設してETFを買い入れたほうが安いです。
あなたに商品を売って利益を得たい人は、このような情報を教えることはないでしょう。
そのため、お金に関しては、絶対に利害関係のないプロからアドバイスを得るのが重要だと言えます。
知り合いがお金のプロであればラッキーです。もしもそうでないなら、自分で勉強してお金のプロになるか、プロの人と知り合いになれるよう、プロを見つける必要があるのです。
いよいよ、お金を働かせるという項に入りますが、私がおすすめする働かせ方はただ1つです。
米国株のETFで高配当なインデックス型のものを選択しておけばOKです。
詳しくは下記にてまとめておりますので、興味がある人はどうぞ。
住む場所にお金をかける＝QOLがダントツで向上する
投資に回すお金もできあがり、ある程度の収入にも余裕が出てきたら、住む場所にお金をかけるのがおすすめです。バビロンの大富豪でもおすすめされておりますが、住む場所にお金をかけることは非常に重要です。
なぜならQOL（生活の質）が格段に上昇するからです。
家は、もっとも長い時間生活する空間です。しかも、家が起点となり移動範囲や移動時間が決まります。
最低でも下記のことにはこだわって決めたほうが良いでしょう。
- 職場までの距離（片道30分以内）
- 家族が団らんできる空間（ある程度の広さ）
- リラックスできる環境（使いやすい家具）
職場から近く、家族がゆったりと団らんし、リラックスもできる家であればストレスも感じません。家族のコミュニケーションも増えるでしょう。
逆に居心地の悪い家であれば、自然と家に集まることがないので、生活の質は格段に下がってしまいます。
無駄なものにお金を使うのはどうかと思いますが、お金に余裕がでてきたら、自分が住む場所にはお金を使い、居心地の良い空間を作ってみると良いでしょう。
バビロンの大富豪の教えを読んで黄金を創り出そう
バビロンの大富豪で紹介されている黄金の創り出し方を、現代に当てはめると下記の通りでしょう。
- 年収を上げる
- 無駄なお金を使わない
- インデックスファンドに投資
- 住まいにお金をかける
私自身、就職や副業を通して年収を上げつつ、無駄なお金を使わなくなったら、ある程度の資産が創れているので、この法則は間違いないでしょう。
何よりも、最初にやるべきなのは年収を上げることです。年収が高くなければ、投資元本が少なくなり、資産形成がうまくいかないからです。
住まいにお金をかけるようになれば生活の質を上げることもできます。ぜひ、バビロンの大富豪を読んで、あなたなりの黄金の創り出し方を実践してみましょう。
以上、書評「バビロンの大富豪の教え」本当に黄金が増えてビックリしたを解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント