「あなたは、月にどのくらいの本を読むのが理想ですか?」
gooニュースによると、大体5冊以上と答えた人が51.4%と多数派でした。
「読書をしても本の内容がなかなか入ってこない!」
以前読んだ本を読み返すと「あれ?こんなこと書いてあったっけ?」って思うことありませんか?
読書はあなたの生きてきた経験やタイミングによって理解できる内容が変わります
私も、読んでいるタイミングによって、本の内容が入ってこないと思っていたものが、スルッと入ってくることを実感しました。中学時代に読んだ本を社会人になって読んでみても、本の印象がまったく違うことも経験しました
本の内容が入ってくるようになると読書って楽しいですよね。
今回は本の内容を理解する為に私がやっている5つのコツを合わせて紹介したいと思います。
目次
本の内容が入ってこないのは「本を読む目的が明確じゃない」から
今、あなたが読んでいる本があれば、次の質問をしてみて下さい。
「あなたがその本を読む目的は何ですか?」
「こういうことがしたい!と思って選んだ本ですか?」
なぜ、こういう質問をするのかと言うと、目的が明確であればあるほど、読書の理解が早くなるからです。
例えば、受験の時に日本史の教科書を読むと思いますが、なんとなく読むのと、「暗記するために読む」というのでは、理解のスピードが変わってきます。なぜなら、理解しようと思って本を読むからです。
つまり、本の内容が理解できるようするには「目的にあった本を選ぶこと」が重要です。
ただ周りが「おすすめ」だからというので選ぶのだけでなく、自分の目的にあった本を選びましょう
- 「将来投資をしたいからこの本」
- 「ダイエットをしたいからこの本」
- 「営業成績を上げたいからこの本」
上記のように、「○○をしたいからこの本」という選び方で本を選択すると良いと思います。
インプットだけをするよりも、アウトプット前提でのインプットをしたほうが本の理解が深まります。
つまり、本を読む前に何の為に本を読むのかを決めた方が理解力が上がるのです。
目的を明確にして本を読むのが難しい場合、人生の方向性が明確になっていないケースもあります。
人生の方向性を明確にするには、経験や知識を得たり、やりたくないことリストを作ってみたりすると、目的意識を高くできます。
詳しくは「【人生のミッションと方向性】目的と目標とミッションの作り方まとめ」でまとめています。「目的意識を持てないなぁ…」と思う方におすすめです。
本の内容が入ってこないなら「簡単な内容から学ぼう」
本を選ぶことの大切さもわかって、目的にあうものを選ぶようにしたんだけど、読書しても内容が全然入ってこない…
私も、よくありますが、読書しても内容が入ってこない原因の大半は「読んでいる本が難しすぎる」ことです。
簡単な内容よりも難しい内容の方が一気に学べることが多いはず!と思っている人がいると思います。
はっきり言わせてもらいますが「もったいなさすぎ」です。
難しい内容の本は時間がかかるからもったいない
難しい内容の理解は時間がかかるので、難しい内容を学ぶのは簡単な内容から段階を追ってやっていくべきなんです。
なぜ、難しい本の理解に時間がかかるかというと、あなたの脳みその中に難しい本で語られている概念がないからです。概念がないということはイメージが出来ず、理解ができないのです。
図にするとこんな感じです
難しい本読む→概念がない→混乱→読みたくなくなる
では、どうすれば読書した本の内容が理解できるようになるのでしょうか?
簡単な本を読むことがオススメ
それは、「簡単な本から読むこと」です。
特に、勉強したことが無い分野であれば、最初は簡単な本から学んだ方が良いでしょう。
特にマンガでわかるシリーズや図解シリーズなんかはイメージがそのまま書いてあるので、イメージがしやすく、概念が理解しやすくなります
概念が出来てくると難しい本を読んでもなんとなく理解できるようになるのです。
図にするとこんな感じになります。
簡単な本を読む→概念を作る→難しい本を読む→概念がある→理解できる→深い知識を得られる
難し過ぎたり、その本の状況が自分と合っていなければ、本を読むことが苦痛に感じ、読み進めることが出来なくなります。
私も、難しい本を選び過ぎて、何度も挫折を味わいました…。
無理をせず、自分の状況に合った本を選ぶことをお勧めします。
読書しても理解できない人は、本を読むのがつらいと感じている人も多いでしょう。原因は選ぶ本が難しいからです。そんな人には「読まなくても眺めるだけで理解できる図解された本」がオススメです。
詳しくは「本を読むのつらい・つまらない」スラスラ本が読める!超簡単なコツ」で解説しています。本を読むのがつらいなぁと思う方はどうぞ。
読書した内容を理解するには「知識・経験を本と結びつける」
やさしい本から読むようになり、理解力は上がったと思いますが、読書した内容をもっと深く理解したい!となった場合にはどうすればよいでしょうか?
それは、「あなたがこれまでに身につけた知識や経験を、今読んでいる本と結びつける」ことです。
私もよくやりますが、自分が読んだ本の内容を他の本の内容と結びつけることにより、本の内容をより深く理解することができます。
例えば、「日本3.0」という本の中で恋愛は無私の精神を鍛えるという話がありました。同じ話が、「憂鬱でなければ、仕事じゃない」という本の中にも書いてあります。
つまり、恋愛というのはこれからに必要なリーダーシップを学ぶ上で必要なトレーニングになると言えます。
このように、読んでいる本と別の本を関連させることが出来れば、本の内容の理解はより深まるのです。
これは、本だけではなく、今までに得た知識や経験でも良いのです。
「この本に書いてあることって、俺が経験したことに似ているな…」
「この本に書いてある内容のことは、私も考えたことがあるな…」
こんな感じに考えることにより、本の内容と別の本・知識・経験がリンクしていきます。
リンクすればするほど内容の理解がさらに深まっていき、本の内容も忘れにくくなっていくのです。
理解できなくても良い「知識がつけば理解できる」
本の内容が理解できなくても優しい本から始めたり、自分の体験に結びつけたり、目的を読書すれば、着実に知識が身につきます。
本を読んでいて「あれ?こういうの見たことある。」っていう経験ありませんか?
読書をする醍醐味は知識が繋がる瞬間です。
- 「あ、この本でも同じこと書いてあるから、正しいのかな・・・」
- 「前の本と違うけど、どういう観点から書いてあるんだろう・・・」
- 「この本でこう書いてあるってことは、前の本と繋がるな・・・」
など、知識を繋げることによって、その本からの発見が多くなります。
今、本の内容が理解できなくても慌てないで下さい。自分のことを「なんで理解できないんだ」と嘆くのはやめてください。
初めから本の内容が100%理解できる人なんていないのです。慌てずに着実に本を読んでいけば、必ず理解できるときが来ます。
「やり抜く力 GRIT」という本の中でも、努力をすることで必ず報われるということが書いてあります。
もしも継続することが出来ないなぁっておもったら、先にGRITを読んでやり抜く力を身に着けても良いかも知れません
参考書評「やり抜く力 GRIT」要約:やり抜く力を手に入れる方法とは?
本の内容が入ってこないなら「環境を変えてみる」
本の内容が理解できないときは環境を変えてみることもオススメです。
本を読んでいる環境によっても理解度に差が出ます。
その理由は読書に対する集中力です。
例えば、静かな場所での読書の方が、文面を深くまで捉えながら読むことができます。
付箋やマーカーで線を引ける方が、本を読み返す際に、重要なポイントだけを拾い読みすることができますよね?
このように読書をしても理解できない場合というのは、周りがうるさくて集中できない場合もあります。
静かな場所で集中して読めるような場所にするだけでも本を読めることができるのです。
「【読書苦手】克服しよう!読書が好きになるおすすめな方法とは?」で解説しています。読書が苦手な人で読書好きになりたい人にはおすすめです。
難しい本を読まなきゃいけないときは「飛ばし読み」
簡単な本から読書をすれば自然と知識が蓄積されていき、本の内容を理解できると書きましたが、資格の勉強の参考書など難しく、簡単な解説本がない場合はどうすればよいのでしょうか?
その時に個人的にオススメなのが飛ばし読みです。
わかるところから読むことにより、知識が補強されていくので、あとで読み返した際に理解できるというケースもあります。
読書をする際に初めから読まなければといけない理由もありません。
どうしてもわからないときとかは率先して飛ばし読みをすると良いと思います。
やはり飛ばし読むをすることも読書が苦手な気持ちを克服する方法の一つです。
読書の苦手を克服したい方は「【読書苦手】克服しよう!読書が好きになるおすすめな方法とは?」をどうぞ。
私が実践している本の読み方とは?
私の読み方は多読+拾い読みです。
- 新しい分野を学ぶときは入門書3冊くらいを読む
- 入門書3冊が終わったら中級の本を3冊くらい読む
- 上記のように多読をすることにより、知識を積み上げることができます。
- 拾い読みをして興味のある部分を精読する
読書をしていて興味を持ってない部分や、理解が出来ない部分って非常に退屈ですよね。
退屈なままでいると読書をするのが苦痛になります。ですので、私は興味が部分を見つけて、そこを精読するようにしています。
また、お金の無駄かもと思うかも知れませんが、簡単な本から購入したほうが時間的には損をしません。
さらに良書が選べればなお良いでしょう。良書とは短期間でとても勉強になる本のことです。良書の選び方はAmazonを見たり、詳しい人から聞くことでしょう。
良書の選び方については「【良書とは】良書の意味と出会う方法・おすすめ良本まとめ!」で解説しています。良書を選んで短期的に効率よく勉強したい方におすすめです。
その際にも下記のことを考えながら読みましょう。
- 「この本はこういう観点から書いてあるから、こうだ」
- 「この本のアイデアとあの本のアイデアを組み合わせるとこうなる」
自分の考え方を整理することができるので、理解しながら本を読むことができるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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