「Hooked ハマるしかけ」要約:3分で理解する習慣化の方法

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hooked ハマるしかけ

「なんかハマれない…」

「習慣化ができないな…」

何かを継続したい!習慣化したい!と思っても、日々の行動を習慣にすることは難しい。

しかし、心理学とデザインを活用することで、習慣にすることが可能だと書いてある本があります。

その本が「Hooked ハマるしかけ」です。

「Hooked ハマるしかけ」は、マーケティングにおいて、新しいものをいかに相手の生活に習慣化させるかを書いている本です。

そもそも、原題がHow to Build Habit-Forming Products?「習慣になる商品をいかに構築するか?」ですので、マーケティングの本ですよ。

このHookモデルと呼ばれる手法を自分の生活に応用することができれば、あなたが習慣化したいものを習慣化することが出来るでしょう。

今回は「Hooked ハマるしかけ」から生活に習慣化する方法を3分で解説します。

「Hooked ハマるしかけ」あらすじ

心理学とテクノロジー、経営学を中心に執筆、教授活動を行っているコンサルタント。2003年以降、2つのテクノロジー系企業を設立し、スタンフォード経営大学院とスタンフォード大学ハッソ・プラットナー・デザイン研究所(通称d.school)で教鞭をとっており、カリフォルニアのベイエリアにある複数のスタートアップ企業において、ベンチャーキャピタリスト、インキュベーター顧問としても知られている。スタンフォード経営大学院とエモリー大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

引用:Amazon

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Hooked ハマるしかけがオススメな人

「Hooked ハマるしかけ」は下記の人にオススメです!

  • 行動を習慣化したいけどなかなかできないかた
  • 相手に行動を習慣化させたいけど、どうして良いのか分からない方
  • マーケティングのスキルが必要な方
  • 売りたい商品を顧客の習慣にしたい方

Hooked ハマるしかけを知れば相手の生活を習慣化できる?

この本は、新しい商品を出す時に世界の幅広い人々にどう受け入れられるかを書いた本です。

世の中の風潮的に無理だと思っているものも、ハマらせることができれば風潮自体を変えることができて成功することがあります。

例えば、Facebook、Twitterもハマらせることで世の中の風潮が変わった例でした。

FacebookやTwitterが生まれる前は、自分の生活はみんなに共有することはあまりなかったです。

しかし、FacebookやTwitterが発達し、それまでは自分の名前をネットで公表することは嫌だと思っていた風潮が薄らぎました。

そして、SNSの発達により、自分の生活を共有したいという人が増えていきました

このように、ハマることが出来れば、今までの風潮も変えてしまうことができます。

その結果、習慣化することも出来てしまうのです。

ハマるしかけの「Hookモデルとは?」

「Hooked ハマるしかけ」の主張は「Hookモデル」という概念があり、「Hookモデル」を回転させることにより、習慣化させられることです。

Hookモデルは大きく4つで構成されています。

  • トリガー:外的なキッカケと内的なキッカケ
  • アクション:報酬のために起こす単純なシンプルな行動
  • リワード:行動の見返りとして満たされた報酬
  • インベストメント:戻ってくる可能性上げるための仕掛け

トリガー – 外的なキッカケと内的なキッカケって?

外的なトリガーと内的なトリガーがあるそうです。

外的なトリガーって?

外的なトリガーとは顧客に行動を促すきっかけのことを指します。

  • SEOで検索上位に来る
  • 広告・PRをする
  • 顧客と関係性を作る

このような、顧客に外部から行動を促すことを外的なトリガーと言います。

内的なトリガーって?

内的なトリガーとは顧客が心の底から欲しいものを考えます。

  • 退屈
  • 興味
  • 喜び
  • 感謝
  • 不安
  • 危機感

このように、感情をいかに作るのかを考えることが内的なトリガーです。

一番頻度が高く発生する内的トリガーは感情。

ネガティブな感情は特に発生しやすいのです。

アクション – 単純な行動が良い理由とは?

報酬のために起こす単純な行動をアクションと言います。

アクションを起こすためには下記の3つが必要だと言われています。

  • 行動を起こすモチベーション
  • 行動を起こす能力
  • 行動を起こすトリガー

数式に表すと下記のようになります。

  • モチベーション(動機)×アビリティ(能力)×トリガー(キッカケ)=行動

そして行動がシンプルであればあるほど、能力が低くても行動できるので、顧客にとって、ますます習慣化しやすくなるのです。

例えば、現在習慣化されているSNSはシンプルな行動のものが多いです。

  • Twitterでは、つぶやきを投稿するだけ
  • Facebookでは、近況を報告するだけ
  • TikTokでは動画を撮影して投稿するだけ
  • Instagramなら写真を投稿するだけ

そういったシンプルな行動であればあるほど習慣化しやすいのです。

リワード – 行動の見返りとして満たされた報酬

行動の見返りになる報酬がなければ、行動を起こすことがありません。

どの程度報酬が返ってくるか予想出来ない方がワクワクが継続します。

つまり、どの程度報酬が返ってくるかわからない報酬にする必要があるので、報酬には可変性(変動する性質)が必要なのです。

報酬は3種類に分類することができます。

社会的報酬:他人との関わりから得られる報酬

他人とのやりとりからくる報酬。

つまり他人と関わるという部分になります。

例えば、社会貢献するのが好きな人がいますが、社会貢献をすることで、助かった人からありがとうと言われることを報酬だと感じているので、社会貢献が好きなのです。

社会的報酬の例は下記の通りです

  • 人から感謝されること
  • SNSで良いねをもらうこと
  • 人から尊敬されること

物質的報酬:自分で探して得られた報酬

自分で見つけた情報に対しての喜びという報酬です。

人は狩猟民族ですので、自分で探す・自分で見つけることを報酬だと感じます

例えば、Pinterestには沢山の情報があります。

その中で、自分が探しているものを見つけた時に、「見つけた!」と言う自慢ができる。

これも物質的な報酬の1つの例になるでしょう

物質的報酬の例は下記のとおりです

  • Pinterestで自分で見つけた写真
  • 検索してたどりついた自分の欲しい情報
  • 自分で稼いだお金
  • 自分で獲得した権利

本質的報酬:自分の能力が上がったという報酬

本質的報酬はコントロールできるものが増えたことを報酬だと実感することです。

簡単に言えば、極めていくことに関わる報酬だと言えます。

レベルをあげるということは、コントロールできることを増やしたり、コントロールをしているという実体験を持つことに似ています。

つまり人は自分がコントロールできることに触れた時に報酬を感じるのです。

本質的報酬の例

  • 自分のスキルが向上する
  • 自分のレベルが上がる
  • コントロール出来るものが増える
  • 成長の実感

インベストメント:戻ってくる可能性を高める仕掛け

顧客が戻ってくる仕掛けを作ることがインベストメントです。

お客さんに投資をさせると、商品自体の質は変わらなくても、お客さんの感じる価値は高まります。

例えば、バラバラの家具の部品を自分で完成させることができれば、普通に家具を買ってくるよりも愛着が生まれるので、価値を感じる傾向が高いです。

お客さんがサービスに登録した当初に少し労力を掛けさせることで、お客さんが戻っってくる可能性が高mると言われています。

例えば、SNSだと下記のことをやらせています。

  • プロフィールを書かせる
  • 自分の写真を設定させる
  • 友達を見つけさせる

これらの行動も顧客が次に訪問する確率をあげるための行動だと言えます。

Hooked ハマるしかけで行動を習慣化しよう

Hookモデルを使うことで、習慣化することができるようになります。

Hookモデルは下記のとおりです。

  • トリガー:外的なキッカケと内的なキッカケ
  • アクション:報酬のために起こす単純なシンプルな行動
  • リワード:行動の見返りとして満たされた報酬
  • インベストメント:戻ってくる可能性上げるための仕掛け

Hookedのスライドになります(英語です)

著者がHookedについて喋っている動画になります(英語です)

より具体的な継続する方法を知りたい方は「超飽きっぽい私が継続できるようになった超具体的な方法まとめ」で紹介しているので、読んでみてください。

今回のオススメ本は下記になります。習慣化させたい人にはオススメです!

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