書評「目標達成する技術」マイケル・ボルダックが語る感情を行動に移す方法とは?

4.0

「何かをやろう」

「何かを始めよう」

そう思っても、人間は中々始めることができません。

何故、始めることが出来ないのでしょうか?

それは、感情が邪魔をしているからです。

今回はあんまり好きじゃない成功系の本ですが…

手軽に行動を起こすステップが勉強になりましたのでご紹介します。

「1063人の収入を60日で41%アップさせた-目標達成する技術」あらすじ

複数のアメリカ大統領、元南アフリカ大統領ネルソン・マンデラ、ダイアナ妃、ジョージ・ソロス、マザー・テレサ、アンドレ・アガシといった数多くの世界的なリーダーたちをコーチしたアンソニー・ロビンズの元で仕事し、世界のトップコーチになった著者が日本人のために書いた画期的な方法。

引用:Amazon

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目標達成の80%は行動ではなく「感情」である

この著者は本の冒頭で、「成功の80%は感情にかかっている」と言います。

つまり、感情をいかにコントロールするのかが大切だと言っています。

例えば、あなたが好きな子に告白しようと思った時、あなたの頭の中は論理的に考えて行動しましたか?

「あの子とつきあえばメリットがあるから付き合おうかな」

結婚の場合はそういうことがあると思いますが、大抵の告白の場合であれば、感情的に考えて行動したのではないですか?

「好きで、好きで、好きで仕方がない!この思いを伝えたい!!」

こんな感じに「好き」の感情が積もり積もって、告白という行動に移ったのではないでしょうか?

すなわち、「感情を行動に移す仕組みがわかれば行動ができるので成功できる」という論理でこの本は書かれています。

目標達成する技術:感情を行動に移す仕組みとは?

では、感情を行動に移す仕組みとは一体何なのでしょうか?

この本では主に4つの行動が必要であると言われています。

目標達成する技術①:大きく明確なビジョンを持ち感情を呼び起こす

大きなビジョンを持つことは、「行動を起こす感情を呼び起こすのに必要です」

ちなみに、大きく明確なビジョンを持つことは色々な本で必要だと語られています。

君に友達はいらないの中でも、ビジョンを掲げることで仲間が集まると言われています。

GRITの中でも、ビジョンをもつことは行動の継続力が上がると言われています。

ビジョンとは「自分が将来的に欲しいものや達成したいもの」という風に言うことができます。

もしも、ビジョンが思いつかない方は、下記の言葉を自問自答してみてください。

本当に欲しいものは何ですか?挑戦に失敗が無ければ、何を得たいですか?

目標達成する技術②:「1分」で人生を変えることを目指す

ビジョンを描き、行動を起こしたちという感情があっても、結局行動を移すことは難しいです。

なぜなら、ビジョンは大きな目標なので、「何から手を付けていけばわからない」からです。

では、どうすれば行動を起こすことができるでしょうか?

ビジョンを要素ワケしていき、小さなタスク単位で考えるとよいのです。

「1分だけその行動をすれば良い、そうすればビジョン達成に近づく」と思えば行動に移すのはずっと楽だと、マイケル・ボルダックは紹介していました。

「毎日10km走ろう!」と考えるのは、今まで全く走っていなかった人にとってキツイ目標で長続きしないでしょう。しかし、「1分だけ走ろう!」と考えればどうでしょうか?走り始めることに苦痛は無いはずです。また、走っていれば気持ちよくなって「あと1分」とか「もうちょっと」と思い始めます。その感情を活用して、千里の道も一歩から。着実に目標に向かって歩き始められるのです。

大きなことを考えすぎると、逆に感情がブレーキがかかてってしまうこともあります。

そうならないためにも一つ一つの事柄を簡単に終わらせられるようなものに置き換えることが重要です。

そうすることで、着実に行動を起こしていくことが可能なのです。

目標達成する技術③:心地よい状態は成功とは逆に向かっていると知る

「心地よい状態には、成功は無い。」

むしろ「成功とは反対に向かっている」と思うことが重要です。

心地よい状態とは、自分の能力以上のことを求められている状態ではありませんので、自分の進歩は無く、成長が遅くなるでしょう。

成長が遅いということは、目標を達成することも遅いということになります。

人は居心地のいい所で、落ち着こうとするけれど、居心地の良い状態に留まってしまったら、挑戦することはないです。

心地よい状態というのは、成功の反対と考えましょう

目標達成する技術④:退路を断ち後戻りが出来ない状態にする

決断するというのは退路を捨てるということ。

すなわち、心地よい状態に戻るという選択肢をなくすということですね。

石橋を叩きまくって、「この道こそ、わが道」としたのならば、後ろの道を全て切り離すのです。

確かに、何かを捨てた人の方が成功は早いとは良く聞きます。

しかし、捨てるのが怖いという感情も良く分かります。

そういう時こそ、大きなビジョンを思い出しましょう!

まとめ:目標達成には感情を行動に移す仕組みが大切

大分要点だけを絞って、簡潔に説明しましたが、感情を行動に移す仕組みを持つことで、行動を移すことが自然とできるようになります。

目標達成する技術をまとめると下記のような感じです

  • ビジョンを持つことで、行動を起こすための感情を持つ。
  • 1分で良いから行動すると考えることで、行動を起こす抵抗をなくす。
  • 心地よい状態に成長はないと考えることで、心地の悪い状態に向かうので成長していきます。
  • 退路を断つことで、辞めることがなくなるのです。

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