書評「99%の会社はいらない」行動を起こすために必要な4つのこと?

4.0

なぜ99%の会社はいらないのでしょうか?

最近の堀江さんの考えている事や、行動している事が書いてあって、大変参考になる部分や、面白い部分がありました。

今回紹介する99%の会社はいらないですが、その中でも、行動を移すために必要な事に絞って書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

99%の会社はいらないを読んだ方が良い人は?

99%の会社はいらないがオススメな人は下記の方です

  • なかなか行動を起こせない人
  • 行動を移すことの原則を知りたい人
  • なぜ会社は99%いらないのかを知りたい人
  • 堀江さんが大好きな人

行動を起こすことの必要性とは?

堀江貴文さんの著書、「99%の会社はいらない」この本は、行動を移すことを目的にして書かれた本です。この本のあとがきには、下記のことが書いてあります。

この本を買って、あとがきまで読んでいる人は、「積ん読」ではなく、しっかりした内容を読んだ人だと思う。だとしたら、繰り返し僕が訴えていた「行動すること」を実践に移さなければならない。だって、この本を読んだ時間が無駄になってしまう。

行動するのは実は簡単である。バカになればいいのだ。

僕はバカが悪いことだとは思わない。どんどんバカになって突拍子もない行動を起こす人が増えれば増えるほど、社会全体のイノベーションは活発化する

この本を出した目的はそこである。すぐに行動することを求む。

99%の会社はいらない P207 あとがきより引用

行動を移すために必要な4つのこと

今回は、99%の会社はいらないに書いてあった、行動を移すために必要なことだけをまとめてみました。

行動を移す必要性とは?

同じ時間だけ稼働しているのに、忙しくて大変と感じる人とそうではない人がいるとこの本では書いてあります。それは、自分の時間を過ごしているか、他人の時間を過ごしているのかだそうです。

自分の時間を生きていないのはつまらない?

本書の中では、他人の時間を生きることと自分の時間を生きることについて下記のように書いてありました。

同じ時間だけ稼働しているのに、「忙しくて大変」と感じる人と「そこまで忙しくない」と感じてしまう人。

この差はどこにあるのだろうか?答えは簡単。

前者は「他人の時間」を生きる苦しい忙しさで、後者は「自分の時間」を生きる楽しい忙しさだから

99%の会社はいらない P5 はじめにより引用

他人の時間に生きてしまう原因は?

ではなぜ、他人の時間を生きてしまう原因はなんでしょうか?

他人の時間を生きてしまう原因は「カタチに縛られる」ことだと言います。

もうテクノロジーの進歩によって、新しい働き方や組織の形でもうまく機能するようになった。だから、遊びですら仕事にできる時代になっているというのです。

これからの時代の幸せは「自分の時間」をいかに生きるかで決まる。

99%の会社はいらない P8 はじめにより引用

結局のところ、行動する必要性とは、他人の時間を生きるのではなく、自分の時間を生きる為。そして、自分の時間を生きるのは、人生を楽しむ為。

つまり、人生を楽しむ為には、行動する必要があるということです。

行動を起こすには?強制的に動かす?

この本の中でも起業家の半分はバカであり、バカだからこそ、後先考えずに行動を起こすことができるから、社会を変えるムーブメントを起こせているということが書いてありました。

一方で先を考えるがゆえにバカになりきれない人、頭が良い人もいる。そういう人は、先を考えてしまうから行動を起こすことができません。

民主主義を放棄すれば強制的に行動できる?

行動を起こすためにはどうすれば良いのか?この本の中では、民主主義を放棄して、強制的に動かすことと言っています。

せっかく丁寧にやり方が出ているのに、世の中の人はほとんどが行動をしない。そんな自ら動けないマインドの日本人が、どうやったら動けるようになるのかといえば、それは強制的に動かすしかない。

99%の会社はいらない P140 会社ではない新しい組織のカタチより引用

そのために、トップダウンで、「なんでやらないの?」と言ったりすることで、動かざるをえない雰囲気を作る。また、動くことによって何かしらの成果が出るので、次々と新しいことを始めるようになっていく。

堀江さんの組織には雇用関係ってないの?

トップダウンの仕組みや、強制的に動かす仕組みというのは、会社と同じだと思われがちですが。

堀江さんの組織には、堀江さんと参画する人達の間には、雇用関係がないそうです。

むしろ、堀江さんがお金を払って雇うのではなく、参画する人々はお金を払って堀江さんから学んでいるので、「やらなければ損」と思っているケースも多いんだとか。

一方でサラリーマンであれば、働いてなくても給与がもらえてしまうから、やる方が損になります。

トップダウンの仕組みとか、強制的に動かすという仕組みは、参画者の自発性という観点から言えば、会社ではむしろ出来ないと言っています。

付き合う人を変える?

付き合う人を変えることができれば、即行動ができるようになるそうです。

人気者はノリが良い?

人気者はノリが良いの法則というものがこの本の中に書いてあります。

ノリが良いとすぐに新しいチャレンジをすることができます。だから人気が出るんだろうと思われます。そのためには人が集まってくる人にならなければいけません。

過去の人脈とずっといると行動が止まりがちになる?

そのために必要なことは、まず自分が新しいことをする抵抗感をなくすこと。そのためには、刺激的な人に会うことだと言います。

人は立場が変われば付き合う人も変わる。これはしょうがないことだ。活動の場が変われば、自ずと話す内容も合わなくなってくる。

むしろ、昔のままの人脈を引きずり、村の掟や過去の関係性にとらわれて過ぎてしまうと、新しいチャレンジを仕掛けるノリの良さは薄くなる。

99%の会社はいらない P190 会社に属しているあなたへより引用

そして、一緒にいて、得られるものが多い人と一緒にいることによって、狭い世界で得られるものよりも、もっと質の良い情報を得られることができるのです。

圧倒的なスキルを身につければ行動できる?

世の中にはアイデアがあるけれど、行動に移すことができない人が多いと本書では書いてます。

アイデアがあっても実現できない…

その場合、企業に持って行って実現させようとしても、企業は相手にしてくれない。

そして、スキルがある人を雇おうと思っても、お金がかかってしまう。

あなたに人脈もお金もなければ、アイデアを実現することなんて到底できません。その場合にはどうすれば良いのでしょうか?

アイデアを実現をするには口説くことだけでは不十分。

この本の中では、スキルや経験がある人に「一緒にやろうぜ」と口説くことが必要だと書いてあります。それだけでは不十分だとも書いてます。

もちろん口説くのですから、色々な場所でビジョンを語り、賛同者を募っていくことは大切です。ですので、人間関係は重要だと言っています。しかし、それと同じくらい大切なことは、スキルを持つことです。差別化され、圧倒的なスキルであれば、人はスキルに惹きつけられると書いてあります。

本当のコミュニケーションスキルとは、自分から話しかけられるように喋りがうまくなるのではなく、人が話しかけたくなるようなスキルのことだ

99%の会社はいらない P199 会社に属しているあなたへより引用

そのスキルは、資格ではなく差別化されたものであればあるほど良さそうです。

圧倒的なスキルは人を惹きつける?

例えば、手品であったり、ドローンが上手に操縦できる。ものすごい知識があるなど、たくさんの事例が挙げられております。

面白いと感じること、好きなことを追いかけて得た、多少の努力では真似できないようなスキルこそが人を惹きつけるのだ。

99%の会社はいらない P200 会社に属しているあなたへより引用

言い換えれば、圧倒的なスキルがなければ、人が集まってくることも少ないということです。

会社という仕組みでは幸せになれないから99%は不要?

会社という仕組みでは、自分の時間を過すことはできない。そんなものは100人に1人くらい。だから、99%の会社はいらないということなのです。

端的に主張を要約すると下記のような形になります。

もしも、あなたが自分の時間を生きるために行動を起こしたければ、自分の時間を生きることの重要性を理解し、行動しなければいけない環境に身を委ね、付き合う人を変えてチャレンジすることに抵抗感をなくし、他者が真似出来ない自分が好きなことを追いかけて得たスキルで人を惹きつける力を身につけましょう。

他にも、失敗についての話や、メディア論や、ツールについてのお話もあるので、興味がある方は、ぜひご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました