書評「思考停止という病」思考停止=奴隷の人生【読書と目標が重要】

5.0
思考停止という病

「思考停止しているかもしれない…」

「最近自分の頭で考えることが減ってきた」

自分の頭で考えていない人は、「奴隷の人生」を生きるでしょう。

まさに、「指示待ちの人生」であり、自分の人生を生きていないのです。

逆に、思考停止という病を克服できれば、自分の人生を生きれるようになるでしょう。

自分で考える時間よりも、情報を浴びている時間が多い、情報社会の現代では、思考停止しやすいのも現代の時代の特徴です。

今回は、思考停止という病ついて解説します。思考停止という病を読んだ方が良い人は?

思考停止という病は下記の人がオススメ

  • 思考停止になっていると思われる方
  • 思考停止している人が周りにいる方
  • 今、話題になっている思考停止とはどういうものなのか知りたい方
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思考停止の病の何が問題?「誰かの人生を歩むのか、自分の人生を歩むのか」

思考停止が病と言われるのは、おそらく下記の要因からでしょう。

  • メディアや周りの人に洗脳される
  • 自分の頭で考えている人にコントロールされる
  • 自分らしい人生を歩めない

思考停止している人は自分で考えている人からすれば、洗脳しやすい人間と言えます。

そのため、思考停止している人は、絶えず誰かの人生を歩むことになります。

よく成功法則の本とかを見ていると「自分の思考を脇に置き、成功者に合わせよう」という教え?があります。

ああいうのを実際に実践している人がいるのも驚きですよね。すいません。私も実践していた人の一人でした。

実践している間は、成功者と呼ばれる人に良いようにパシられている自分に気づかないものでして、そういった環境から離れた時に、いわゆる専用の便利屋に成り下がっている自分を発見しました。(しかもタダ働きでした)

自分の思考を放棄した人は、疑うこともなく、他人にこき使われる人生になります。

私のように一旦環境から離れて、自分の頭で考えるようになれば、思考停止という病から立ち直れるかもしれません。

思考ができる生物は人間だけ?「考えていない人間は言葉を喋る猿である」

思考ができること自体は動物の中で人間しかいません。

人間は脳みそが発達しているため下記の2つができます。

  • 言語を使って物事を考えられる
  • 将来のことを考えられる

人間は言語を理解することができるので、言語で物事を考えることができます。

本書の中でも、人間が作ったものにはすべて思考が作り出したものであるから、言葉で言いあらわせると言われていました。

また、サピエンス全史という本の中でも、ホモ・サピエンスだけが宗教という想像空間を信じることができると言われています。つまり、将来のことを考えたり、空想にふけったりするのは人間にしかできないのです。

逆に言えば、自分の頭で考えていない人間や、将来のことを考えていない人間は「言葉を喋れる猿」であり、人間ではないのでしょう。

思考停止しノーマルに陥るのは最悪「ノーマルとは奴隷の人生」

本書の中で「ノーマル」は最悪のワードであり、「ノットノーマル」を目指そうとも書かれています。

ノーマルというのは他の人が作った常識です。

もしもあなたが「普通だね」と言われた場合、誰かの思考がベースとなって生きていることを意味します。

本書の中で、ノーマルな状態とは奴隷の人生と同じだと書かれています。

奴隷の人生とは、やりたいことができず、自由も奪われている人生です。

人は自分で考えるのをやめると、魚の群のようになると本書では書かれています。それは、群にいた方が安全だから。

人間社会だったら、周りと同じならよくない?ということで大衆意見に流される。これが思考停止している人の特徴です。

そんな人生ははっきり言って最悪でしょう。

思考停止という病にかかってしまう原因は?「会社・知識不足・問題意識の低さ」

ノーマルになり、奴隷のような人生を歩むことになる、恐ろしい思考停止という病。その原因とは一体なんなのでしょうか?

会社にはやるべきことが多すぎて考える必要がない

世の中には「have to」と「want to」の行動があります。

  • have to:しなければならない
  • want to:あなたがしたいこと

会社員で働いていると、自分の頭で行動していない人が多いと言われます。

それは、会社の中には「have to」という会社で与えられたしなければいけないことがたくさんあるため、自分で考える必要がないからです。

そのため、会社の中でやるべきことに追われている人は、思考停止という病にかかっている可能性が高いのです。

知識がないから考える材料がない

圧倒的な知識がないと思考が出来ません。

なぜなら、自分が知っていることではないと、認識ができず、考える材料にならないからです。

考えるのは料理と同じであり、材料があって組み合わせることにより思考が発展していきます。

  • ロジカルシンキングの基礎がわかっていることで、論理的に思考が考えられる
  • 圧倒的な知識があれば、比較したり、推測したりもできる

思考停止という病にかかっている人は、自分で考えるための知識が少ない可能性が高いのです。

目的を持っていないから思考停止し続ける

また、知識があっても思考停止という病にかかり続けてしまう人もいます。それは、主体的に考える癖がない日おです。

主体的に考えることは「目的」を持つことによって実践できます。

  • 大学に合格したいけど現状の成績では難しい…。どうしよう?
  • 営業成績を達成したいけど、現状では難しい…。どうしよう?
  • 会社を退職して自営業で働きたいけど…。どうしよう?

上記のように目的がある人は、目的を達成するためにどうしよう?と考えることになります。

つまり、現状を本気で変えようとすると、自然と思考が動き始めるのです。

思考停止を解決するには?

思考停止を解決する方法が沢山書かれていましたが、その中で少し抜き出して書きたいと思います。

無意識をうたがうこと「無意識の行動の90%は親のモノマネ」

人間の行動の意識的な行動と無意識的な行動に分けられます。そして無意識的な行動の90%は親のモノマネだそうです。

今、あなたが思っていること、考えていること、そう言った価値観のほぼ全てが親のモノマネなのです。

モノマネというのは、意図も考えずに行動しているため、思考停止状態と言えるでしょう。

つまり、無意識的な行動を認識すれば、思考停止という状態を解決することができるのです。

無意識的な行動を認識し思考を始めるポイントは「疑う」ことです

  • 自分が抱いている価値観について本当にそうなのか疑う
  • 自分が何気なくしている行動について意味を疑う
  • 自分がなんとなくいる集団について疑う

無意識的に行動していることに関して、「本当にそうなのか?」と疑問に思うことで、思考が始まるのです。

読書する「圧倒的な知識を身につけよう」

知識がなければ思考停止という病をなおすことはできません。

圧倒的な知識を学ぶ多ためには読書がオススメです。というのも、人の話を聞くことよりも本の方が、目から入ってくる情報となるため、脳が活性化し、記憶の定着率が高まるからです。

1ヶ月に読む本は多ければ多いほど知識が身につくでしょう。

しかし、個人的には1ヶ月に3冊以上の本を定期的に読んでおくだけでも、知識が積み上がってきて、思考停止状態から解放されていくと思っています。

わたしの場合も、何考えずに会社に行っていましたが、新卒の時に大量の本を読んだことにより、自分が会社にいく目的や、将来どのように生きたいのかということが明確になりました。

読書することにより、思考停止という状態を解消することは可能なのです。

下記は思考停止に陥らない解消を別の本を取り上げて書いた内容です

【思考停止の改善方法】思考停止の特徴から厳選した効果が高い4つの防ぎ方?
思考停止状態の特徴から考えて厳選した思考停止状態を防ぐ4つの改善方法とは?ロジカルシンキング・好奇心・不安を取り除き・ストレス対策をするなど、思考停止状態の特徴を踏まえています。思考停止状態を改善したい方におすすめです。

毎年目標を持つ

思考停止という病にかかる人は目標がない人です。

なんでも良いから目標を持ち、達成に向けて行動するだけでも、思考停止という病をなおすことができるでしょう。

最近、目標を持つ時間を設けてスケジュールを考えるようにしていますが、目標があると「どのように達成するか?」というのを考えて行動するようになるので、思考停止状態が解消されるようになります。

目標を持っていない人は、思考停止状態になっている可能性があります。目標を持つようにしましょう。

思考停止という病を克服しよう

思考停止という病は、もはや現代病と言ってもおかしくはないでしょう。

思考停止状態のままでいると、人やメディアから洗脳されやすくなります。

つまり、「奴隷の人生」を歩んでしまうのです。

思考停止を克服する方法は、

  • 無意識の行動を疑う
  • 読書する
  • 毎年目標を決める

ということでした。皆さんも是非、思考停止状態を克服して、奴隷の人生から卒業しましょう。

以上、書評「思考停止という病」思考停止=奴隷の人生【読書と目標が重要】を解説しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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