「論理的思考力を身につける方法って何?」
「ロジカルシンキングって難しい」
知っていましたか?現代人は知らぬ間に論理的思考力が低下していってます…。
その原因は、考えなくても膨大な情報が手に入る世の中になったからです。
また、思考力を使う必要なく楽しめるスマホなどの登場も論理的思考力を低下させています…。
その結果、思考をする必要性がドンドン減っています。
この状態で、論理的思考力が求められる場所に行ったらどうなるでしょうか?
自分の意見を発表しろと言われても論理的に発表できず、考えて行動しないといけないの時も、論理的に考えることができずに失敗を繰り返す…。
論理的思考力は20代社会人からはなるべく意識的に鍛えたほうが良いのです…。
今回は、論理的思考力を鍛える6つの方法をご紹介します。
目次
論理思考が苦手でもロジカルシンキングは鍛えられる
実体験ですが、論理思考が苦手でもロジカルシンキングは鍛えられます。
ロジカルシンキングはスポーツのようなもので、論理思考に慣れるかどうかが重要だからです。
後述しますが、ロジカルシンキングには、武道の型と同様に、フレームワークがあります。
代表的なフレームワークは下記の通り。
- 三角ロジック
- MECE
- ロジックツリー
論理思考が苦手な人は、これらのフレームワークのことを知らなかったり、日頃から使うことに慣れていないだけです。
使うことに慣れていない人でも、いったん慣れてしまえば、論理思考が簡単に行えてしまうのです。
だから、論理思考が苦手でも慣れてしまえば、ロジカルシンキングは簡単に鍛えることができるのです。
読書で論理思考を鍛えることが可能
思考力を鍛えるのに一番良いのは、読書です。
つまり、本に触れれば触れるほど、思考力を鍛えることができます。
本を読むとは、著者の論理的な意見に触れることです。著者の意見に触れる結果、自然と論理的思考力が身につくのです。
スマホでは論理的思考力を鍛えられない
「スマホにもいっぱいサイトがあるし、ニュースもあるから、論理的思考力が鍛えられるのでは?」
今の世の中、情報を取得するのに使われるスマホですが、残念ながら、いくらスマホの文章を読んでも論理的思考力を身につけることは難しいです。
スマホにあるサイトや記事は、読者が読みやすいように結果しか書いていません。その結果、因果関係を追うということができないので、論理的思考力が身につかないのです。
論理にはまず「なぜ」があって、次に「こうだから」と理由があって、「そうなる」という結果がある。結果に対する原因の時間的な先行性がある以上、すべての論理は時間を持っている。その塊が本であって、ウェブや記事のような情報は時間的な奥行きがない。
LINK ネット時代に、なぜ「読書」が大事なのか?
読書をすると抽象化と具体化の思考も高められる
読書をして「このアイデア良いな!」と思った時に、自分の生活に活かそうと考えることがあると思います。
この過程で、人間の思考力において最も重要な抽象化と具体化というプロセスを行えるのも読書の強みです。
抽象化と具体化はちょっと難しい概念だけど、とても重要です!
本の中に書いてある具体例を基にして、一般的な概念にすることがあります。
この「具体例を一般的な概念にすること」を抽象化と言います。
この抽象化と具体化という思考法は行えば行うほど早くなります。
そして、抽象化した一般的な概念を自分のことに置き換えて、活かそうとします。
この「抽象書いた一般的な概念を自分のことに置き換えること」が具体化です。
抽象化と具体化のプロセスが早くなれば、ものごとに対する理解力が高まりますので、周囲からの評価ももちろんあがりますし、知識の習得なども全てが早くなります。
そして、抽象的な概念を抜き出すことで、相手に近い具体例を使って説明することができるので、より説得力のある話もできるようになります。
すいません…。あまり分かりやすく説明できません…。「読書をするとすごい人になる」ってことで覚えておいて下さい…。説明力のなさが、抽象化思考力のなさを表してますね…。
「読書時間を作ることができない…」と考えている方には下記の記事がおすすめです。
論理思考を鍛えるおすすめの本
論理思考が苦手だった私が論理思考を鍛えた本は下記の4つが始まりでした。
- 論理的な考え方が面白いほど身につく本
- 世界一やさしい問題解決の授業
- イシューからはじめよ
- 鬼速PDCA
特におすすめなのが1冊目の「論理的な考え方が面白いほど身につく本」です。
- MECEやロジックツリー、三角ロジックなどの基礎から学べる
- 図解されていてわかりやすい
- 2005年に初版がでて改定されての一冊
ロジカルシンキングを鍛えるには、最初にロジカルシンキングの基礎が学べる本を読むのが一番手っ取り早いです!
「ロジカルシンキングや問題解決が学べる本【私のオススメ決定版4選】」でロジカルシンキングの基礎を学べる上記で紹介した4冊を詳しく解説しています。興味がある方はどうぞ!
論理的思考力を鍛えるには思考のフレームワークを知る
「思考のフレームワーク」とは、三角ロジック・PDCAサイクル・MECEなど思考の大枠のことを言います。
論理的思考力は、実は思考のフレームワークを使っていることが多く、一度思考のフレームワークを覚えてしまえば、論理的思考力はかなりの速さで鍛える事が可能なのです。
私がロジカルシンキングを克服するために身につけた「三角ロジック・PDCAサイクル・MECE」です。
思考のフレームワークについて全く知らない方は「ロジカルシンキングを克服!論理力がUPした私のコツ3選!」からご覧ください。
思考のフレームワークを知らない=思考が展開しない=思考停止
「思考停止状態の方必見!思考停止を解消する方法とは?」で思考停止状態について解説しています。
意外と多くの方が思考停止状態に陥っているので、思考停止状態を解消する方法をしておくことはオススメです。
論理的思考力を鍛えるには仮説を立てよう!
読書をする・思考のフレームワークを知るのと同じくらい大切なのが「仮説を立てる」という行動です。
読書やスマホなどで、いろいろな情報を見た時に、様々な仮説を立ててみましょう。
仮説を立てるには下記の二つの問いかけをすることにより、仮説を考えるきっかけとなります。
原因・背景を考える問いかけは「何故?」
ニュースや事例、いつも日常にある些細な出来事のようなことが何故起こったのか、その背景は何だろうか?
ということを考えるきっかけになる問いかけは「なぜ?」という問いかけです。
「なぜ?」を問いかけている例文
- なぜ、ニュースのようなことが起こったのだろうか?
- なぜ、彼女(彼氏)と喧嘩になってしまったのだろうか?
- なぜ、愛していないと思われてしまったのか?
- なぜ、料理が焦げてしまったのだろうか?
このように、些細なことでも何でも、「なぜ?」と問いかけることによって、原因や背景を考える思考のプロセスが始まります。
なぜを問い続けることを繰り返せば、論理的思考力を鍛えることにつながります。
「【人生のミッションと方向性】目的と目標とミッションの作り方まとめ」でも解説しましたが、人生のミッションを考えるにも「なぜ」と問い続けることは大切です。
また、思考を深めることはリーダーに必要な条件であり、思考を深めるために必要なのが孤独です。
詳しくは、「書評「日本3.0 | 2020年の人生戦略」リーダーに孤独と無私が必要な理由?」で解説していますので、興味がある方はどうぞ。
影響・リンクを考える問いかけは「そうなると、どうなる?」
先ほどいったように、なぜを問いかけた後に、さらに論理的思考力を鍛えたい場合は、「そのできごとから引き起こされる影響は何か?」と問いかけるとよいでしょう。
また、自分が考えた原因や背景を考える時に、ロジック的に飛んでいないか、つながりが正しいかを検証するための問いかけは、「そうなると、どうなる?」という問いかけです。
「そうなると、どうなる?」と問いかける例
- ニュースのようなことが起こると、どうなるか?
- 彼女(彼氏)と喧嘩になると、どうなるか?
- 愛していないと思われると、どうなるか?
- 料理が焦げてしまうと、どうなるか?
「そうなると、どうなる?」という問いかけをすることによって、影響を考えるきっかけになります。
また原因を考える時には「何故?何故?」と考えます。
原因が改善したら、問題が改善するかを検証する時には「そうなると?そうなると?」と考えていきましょう。
論理的にリンクが飛んでいなかったり、間違っていなければ、論理的に正しいと言えます。
例えば、原因を考える時には、何故を繰り返す。
腹が減った→(何故?)→ご飯を食べていないから→(何故?)→ご飯を食べる時間がないから→(何故?)→ご飯を食べる時間を作ってなかったから
よって、根本の原因は「ご飯を食べる時間を作ってなかったから」となります。これが論理的に正しいか否かを判断するには、逆から「そうなると?」と考えていけば良いです。
腹が減らない←(そうなると?)←ご飯を食べれる←(そうなると?)←ご飯を食べる時間ができる←(そうなると?)←ご飯を食べる時間を作る
このように、原因を考える時には「何故?」と問いかけ、自分の考えが正しいか否かは「そうなると?」と問いかけることによって、正しいか否かを判断することができます。
論理思考をさらに鍛えるには「仮説を検証して間違いを訂正する」
実際に、仮説を立てたら、その仮説が正しいか否かの検証をしましょう。
検証は簡単にできます。
検証の仕方例
- ネットで調べる
- 自分よりそのことに詳しい人に聞く
- 本を読む
仮説の検証をして正しければ、自分の論理が正しかったということになります。
間違っていれば、なぜ間違えたのだろう?と修正することができます。
検証することにより自分の論理的思考力の振り返りができる為、論理的思考力が身につくきっかけになります。
また、相手に伝わる話し方をするには相手がどういう人のなのかをイメージする必要があります。
それも仮設力として紹介している本がありました。
仮説力とは、イメージする力です。相手に伝わる話し方をするには、相手がどの点に問題意識を持っているのかを考え、自らの頭の中で考えることが必要になります。
また、仮説力の大切さを紹介している本もありましたので、こちらもご覧ください
「何故?」「そうなると?」と考える癖を身につける
いろいろな事例やニュース、些細な出来事でもなんでもそうですが、「何故?」「そうなると?」といった問いかけをする癖を身につけましょう。
何にでもです。そうすれば、思考力を鍛える癖ができたと言っても過言ではないです。
アウトプットすると論理思考は鍛えられる
仮説をするだけではなく、アウトプットすることでも論理的思考力を身につけることができます。
アウトプットは、ブログに書くこと、友達に伝えること、紙に書くことなんでも良いです。
アウトプットすると、自分の頭の中を言葉にするので、思考が明確になります。
分かっていると思っても、意外にアウトプットしてみると論理的に破綻しているkとが多いんだよね。
また、言葉にできないことは、自分の中では曖昧なことです。自分の中で曖昧な言葉にできない部分を、重点的に深く考えることが論理的思考力を鍛えることにもつながります。
参考書評「言葉にできる」は武器になる。言葉にするには準備が大切?
以前まとめた、「イシューからはじめよ」の中でも、言葉にすることが大切だということが述べられております。詳しくは下記をごらんください。
参考書評「イシューからはじめよ」20代必読の問題解決と犬の道とは?
論理的思考力を鍛えよう
論理的思考力を身につけることができれば、理解力も早くなり、自分の思考を相手に伝えやすくなるので、窃盗力も上がります。
今の世の中において間違いなく必要なのは論理的に考える力です。
今の世の中、インターネット上にはたくさんの意見があり、自分で考えることを放棄して受け売りだけで生活することも可能です。誰かの考えの受け売りで過ごすということは、楽な生活ができるように思います。
しかし、自分で物事を考える力がなければ、主体的に行動することはできません。
これからは個人が活躍していかなければ立ち行かなくなってしまいます。
自分の行動の責任は自分にあります。
つまり、人の意見に左右されるのではなく、自分の意見で行動を決めなければいけません。
ちなみに、自分の考えがない人は、考えがある人に一生養分にされる可能性があります。
論理思考力がなくて、ロジカルシンキングができない場合は、自分の頭で考える能力も低いため、養分になってしまう可能性が高いのです。
そのためにも、自分の頭で考えて行動する力を身につけておいたほうが良いでしょう。
自分の頭で考えて行動するには論理的思考力が必要なのです。
>>【論理的思考力は簡単に学べる!】
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