「最近頭が働かないな」
「なぜ、指示が無いと動けないんだ?」
思考停止状態になっていると感じることありませんか?
現代は、気を抜いていると、すぐに思考停止状態になります。
仕事が複雑化し、情報が多すぎるし、ストレスも多いからです。
しかし、昔は思考停止状態になっても、好景気で給料も勝手に上がっていくので問題はありませんでした。
今は 、不景気で給料も上がりません。思考停止状態だと焦る一方です…。
今回は、極度のストレスで思考停止状態になったことがある私の経験から思考停止状態の原因と改善策について解説したいと思います。
この記事で学べることは?
- 人がどのような時に思考停止状態になるかが学べる
- 思考停止状態の原因が学べる
- 思考停止状態がどうかの判断ができる
目次
思考停止状態の原因になった大学時代の激詰めから解決法を学んだ
私が思考停止状態になったのは、大学時代に先輩から激しく詰められたことです。
当時、厳し目の部活に入っていた私は、役職に就く際に、先輩から激しく激詰めをされて、何も考えられなくなってしまいました。
ボーッとして、無気力になり、世界が終わってしまえば良いと本気で思いました。
思考停止状態は2週間ほど続きますが、その間の業務は同期たちに助けてもらいながらなんとかこなすことができました。
その時から、私の中である程度の思考停止状態についての解決策を身につけることできました。
思考停止状態の原因を放置しても問題がなかった昔の時代
こんなことを書くと、誤解を招くかもしれませんが、昔はあまり思考をしなくてもなんとかなりました。
経済的にも好景気であり、勝手に給料も上がるし、仕事自体も思考停止状態になるような複雑なものが少なかったからです。
昔の日本というのは、高度経済成長で、会社が用意したレールにはまってればよかったです。
指示待ち人間でも問題なく給料が上がるので、思考停止状態の人が多く生まれていました。
バカにしているわけではなく、当時から優秀な人はいます。ただ、思考停止状態でも経済の恩恵で給料が上がっていく時代はうらやましいなぁと思ってます。
思考停止状態の原因とは?
しかし、現代は仕事自体が高度化しています。
自分の判断で考えて行動しないと、ドンドン取り残されてしまいます。
なのに、教育は変わらず、思考停止状態の人が多く、どうすれば思考停止状態を解決できるのかがわからないのです。
実際に思考停止状態の解決策を考える前にまずは原因から考えてみましょう。
私が思考停止状態になった経験から、思考停止状態になる原因を考えてみました。
思考の型であるフレームワークを知らないことが原因
思考停止状態の人は、思考にはある程度の型があることを知りません。
サッカーには蹴り方、野球にはバットの握り方、水泳には泳ぐフォーム、吹奏楽部には楽器の吹き方・弾き方がありますよね?
思考にもスポーツなどのフォームと同様に、ある程度決まった型があります。
思考停止状態の人は、考え方がわからない状態なので、思考のやり方がわからないのです。
思考の型=フレームワークがわからないと思考停止状態になる
その思考の型のことを「フレームワーク」と言います。
思考の方の例である「フレームワーク」についてはロジカル・シンキングの記事で紹介してあります。
人はいきなり何かを考えようとしても、思考の型を知らないので、何から考えていいのかわかりません。
激詰めされて無気力になり、思考方法がわからなくなる
事実、私も先輩に激詰めされた時に、なんで詰められているのかが分からずに、無気力になってしまいました。
私に経験がないことを求められすぎたことにより、思考が停止したのです。
つまり、先輩から詰められたことを思考のフレームワークを使って考えることができれば、思考停止状態にならなかったはずです。
フレームワークを知らないことにより、人は思考停止状態になってしまうのです。
思考停止状態の人は好奇心を持つことが出来ないのが原因
思考停止状態の人の特徴が「なぜ?」と好奇心を持って考えないことです。
特に、言われたことをそのまま受け入れてしまう人は、自分の頭で考えるという習慣がないので、思考停止状態になります。
好奇心が持てない原因は教育にあり
好奇心が持てない原因は教育です。「楽勝に年収を上げるなら好奇心を育てよ!好奇心を育てる方法とは?」でも解説しましたが、幼少期に好奇心から親や周りの人に質問をしても返答がないことが原因で、子供心に好奇心を持っても意味がないと思ってしまいます。
ある意味、自分が考えても周りからの返答がなくなってしまうため、無気力となってしまうのです。
その結果、好奇心を持つことができなくなってしまうのです。
無気力になれば人は思考しなくなる
何かに好奇心を持って調べたとしても、調べることの意味を見出せなくなったらどうなるでしょうか?
組織体制を変えたいと奮闘した経験がある私ですが、自分の力では体制を変える権限がなく、結局組織体制を変えようと努力しても、周りの人が応えてくれるフリをしているだけで、実際に応えてくれないことが明らかになった時は、絵も入れぬ無力感を感じたことがあります。
今では、周りに期待し過ぎていた自分が悪かったと思えるのですが、当時は無気力になり、何も考えたくないとすら思い、映画に没頭する毎日を過ごしたものです。
自分の行なっていることが無意味だと感じれば無気力になります。その結果、思考停止状態になってしまうのです。
思考停止状態は自信がないことが原因で思考停止する
自分は何をやってもうまく行かないと考えると思考停止状態になります。
私も先輩に激詰めされた結果「おれが考えても意味ないだろう」と思って考えるのを放棄した経験があります。
自信がなくなると思考ができなくなる
経験的な話ですが、自信がない状態が続くと「自分が何を考えても間違っているんじゃないか」と思い始めます。
激詰めされて、返答して、また激詰めされてを繰り返してきた私は、自分が考えたことは全て間違っているじゃないかと思い始め、疑心暗鬼になり、思考停止状態に陥ってしまいました。
部下がいる人で、「自分で考えて動かねーな」って思う人もいるかもしれません。とにかく、自信を奪うのだけは絶対にやめた方が良いですよ。
不安になると思考停止状態になる
自信がない状態と同じように不安になると思考停止状態になります。
不安になると、自分を信頼することができなくなり、自信がなくなります。
自信がなくなると、自分の考えたことが間違っているかもしれないと考えてしまいます。
つまり、自信がなくなることで、思考停止状態に陥ってしまうのです。
思考停止状態の原因は過度なストレス・うつ病の可能性がある
ストレスを感じると、頭がぼーっとなって思考停止状態に陥ることがあります。
ストレスによりコルチゾールホルモンが過度に分泌されると、うつ病のような症状になります。
うつ病のような症状になると、思考停止状態になるのです。
私も、先輩に激詰めされたときにはやる気がなくなり、すべてにおいて無気力になりました。
あの頃はあまり考えていませんでしたが、今振り返るとうつ病のような感じだったのかもしれません。
本当にシンドかったなぁー
うつ病が原因だなと思う場合は無理に頑張りすぎないことが大切です。
ゆっくり様子をみて、しばらくしても、思考停止状態が治らなければ、心療内科に行ってみましょう。
思考停止状態の原因は何個当てはまりましたか?
上記の見出しをまとめると、下記のような質問になると思います。
あなたは何個当てはまりましたか?
- 思考にはある程度の「型」があることを知らなかった
- 「なぜ?」と考えることがない
- 不安があり、自分に自信がない
- ストレスがありやる気が出ない
それぞれの個数に応じて解説をまとめてみました。
- 当てはまる個数が0の人
思考停止状態ではありません!このまま頑張っていきましょう! - 当てはまる個数が1〜2の人
思考停止状態の疑惑があります。注意をして、対策を練りましょう。 - 当てはまる個数が3〜4の人
すでに思考停止状態に陥っているかもしれません。対策をきちんと行い、思考停止状態から脱しましょう。
思考停止状態というのは、かかっている本人は気づいていないケースがあります。
思考停止系の本で面白い本がありますので、そちらの書評も読んでみると面白いかもしれませんね!
思考停止状態の原因を改善する方法は?
思考停止の解決方法は下記のとおりです
- 思考の型を学ぶ
- 本を読む
- 付き合う人を変える
- 最悪を想定して行動する
- できることから始める
- マインドフルネスを実践する
思考停止状態の解決方法については下記の記事にまとめています。興味がある人はどうぞ。
思考停止状態を解決して、思考停止状態から脱却しましょう!
また、思考停止状態を解決するのに、何より大切なのは、思考の型を学ばせることです。
そういった点でも、ロジカルシンキングのトレーニングは非常に効果的です。
「ロジカルシンキングのトレーニングを超簡単で効果的に行う方法?」で詳しくまとめています。興味がある方はどうぞ。
以上、【思考停止状態の原因】思考が止まる4つの原因を知り思考停止を回避しようでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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