「起業の成功確率は若者の方が高いのかな?」
「若いうちに起業に向けた準備って何ができるかな?」
若者の起業よりも40代の起業のほうがうまくいく事実を知っていますか?
ある論文によると、米国のスタートアップを起業している世代は40代が一番多く、従業員増加率がもっとも多い年齢は45歳だといいます。
よく若いうちに起業したほうが良いと言われますが、それはまったくの誤解だということがわかります。
起業で成功したい若者は、40代で起業したほうが成功確率が高く、40代まではコツコツと準備したほうが良いのです。
私自身、20代から副業という形で起業し、現在はサラリーマンと同額の収入を副業で得ておりますが、若いうちから起業したほうが良いと考えていた私にとって、40代からの起業の方が成功率が高いというのは、驚きでした。
それでは、40代の起業に向けて、若いうちにどのような準備をすればよいのでしょうか?過去の自分に伝える備忘録としても、20代から起業した経験を基に考えてみたいと思います。
今回は、40代の企業に向けて若いうちから準備したほうが良いことを解説します。
この記事で学べることは?
目次
若いうちからの起業よりも40代からの起業が一番うまくいくという事実
実は若者が起業するよりも40代以降が起業するほうがうまくいきやすいのはご存知でしたでしょうか?
下記は未来投資会議の資料より抜粋した資料です。米国のスタートアップ企業は40代をピークとして創業者の人数は増えていることがわかります。
スタートアップ創業時の平均年齢は42歳という事実
若者が起業している印象もありますが、米国のスタートアップ企業の創業者の平均年齢は42歳でした。
実際に米国の名だたる企業の創業者の年齢を調べてみると、下記の起業は創業者の年齢が40代以上だったのでご紹介します。
- GAPの創業者:41歳
- Intelの創業者:41歳
- IBMの創業者:61歳
- ケンタッキーの創業者:65歳
このように、40代以降の起業でも名高い企業を作っている人は相当に多いのです。
創業年齢45歳が従業員増加率が最も高いという事実
さらに、45歳を超えてからの企業の場合、規模が拡大しやすいというデータも出ています。
実際に従業員の増加率を見てみると、45歳が経営している企業の方が従業員の増加率は高いのです。
なぜ、45歳が経営している企業の方が上手くいくのでしょうか。レポートの中では下記のように述べられていました。
- 知識が豊富
- 経験も豊富
- 人脈も豊富
45歳の起業の場合は、既に業界の問題点を熟知しているケースも多く、対応策等も分かった上で起業している人が多いのでしょう。
現場にはどういったニーズがあるのかを既に理解しているため、売上を安定させやすく、経営がうまくいきやすいと言えます。
若者で起業したけど黒字化が難しかった原因とは?
私自身、サラリーマンになった当初から副業として起業していますが、事業単体で黒字化するのは非常に困難でした。
才能があるわけでもなく、起業して3年は赤字を垂れ流し続け、給料で補填する形です。
4年目からやっとプラスマイナスゼロでやや黒字という状態に持っていくことができました。
若者で起業して黒字化が難しかった原因は、やはり知識や経験がなかったことです。
どのように取り組んで良いかもわからず、ポジションを取るのが巧い、言葉の強い人の意見を鵜呑みにしてしまい、自分で考えることを放棄した結果、赤字を垂れ流していました。
当時に戻ったなら、45歳までは起業の準備期間ということで、取れるリスクは積極的に取りながらも、コツコツと積み上がるような人生設計を推奨するでしょう。
経験と知識がないと、このように回り道をしてしまう可能性も高く、その結果として起業がうまくいかない可能性も高いのです。
若者は仕事しながら起業の準備をしよう「45歳までは準備期間」
米国のスタートアップ企業を見ると、創業年齢は平均して40代であり、従業員増加率が最も高いは創業年齢は45歳という統計がでています。
つまり、若いうちの創業よりも、40代からの創業の方が成功確率が高いのです。
しかし、40代からの創業となると、多くの問題を抱えることも事実です。
それでは、40代から起業を検討する若者はどのような準備をしておくとよいのでしょうか?
退職しても問題がない収入源を作ろう「起業も経験になる」
副業ではなくフルタイムで事業に取り組もうと思えば、会社を退職することになります。
40代で会社を退職した場合、新卒とは違い年収を上げての転職はまず難しくなります。そのため、40代で起業する前に、別の収入源を若いうちから作っておく必要があります。
収入源を作る方法としては下記の方法があります。
- 株式投資の配当金で収入源を作る
- 不動産の家賃収入で収入源を作る
- 若いうちに起業して今から収入源を作る
配当金も不動産もある程度の年収がなければ、収入源を作ることは難しいでしょう。月に5万円の収入源を作るのにも、約2000万円程度の資産が必要になるからです。
個人的には起業を検討している人は、若いうちから副業で起業しておくと、最悪収入源にならなくてもお金を稼いだ経験ができるからです。
私自身、20代の頃から起業していますが、お金を稼ぐ上で大切なことを失敗から学べたことは、自分にとってかなり財産になっています。
若いうちから副業して収入源になればラッキーですし、ならなくても経験になるので、将来的に起業を考えている人は、不動産や株式投資の配当金で収入源を作るよりも、起業してみると良いかなと思います。
将来的に起業したい分野の仕事を全力で頑張る
もしも、あなたが起業したい分野が明確に決まっているなら、起業したい分野の仕事を全力で頑張ることをおすすめします。
起業したい分野の仕事を全力で頑張ることで、
- 経験値が身につく
- 業界の知識が身につく
- 業界の人脈が形成できる
といったことがあるからです。
例えば、将来的に金融系で起業したい人は、金融系の仕事を頑張りましょう。アフィリエイトやブロガーとして稼ぎたい人はウェブマーケティングの仕事を頑張ると良いでしょう。
私の失敗談を話すと、起業したい分野と働いている分野が食い違っており、働いている分野で頑張っても、起業している分野に効果がないと思うことがありました。
そのため、早々に会社を退職してしまったのですが、若いときの起業というのは大きな仕事ができるわけもなく、知識も経験も身につかなかったため、ある程度のお金は稼げましたが、その後の大規模な仕事につながらず、伸び悩みを経験したのです。
現在は、働いている分野に起業したい分野を近づけることで、全力で仕事を頑張ることで恩恵を受けていることを実感します。
もしも、あなたが働いている分野と将来起業したい分野にミスマッチがあるなら、思い切って転職してみるのもありでしょう。実際に起業で上手く言っている人は前職が同じような業界にいた人も多いので、起業を検討している人にはおすすめです。
転職するなら、転職サイトに登録して多くの情報を得ることから始めましょう。オススメの転職サイトは下記の通りです。
起業の想いを配偶者に話して了解を得ておく
家族がいる場合は起業の想いを家族に話しておき、了解を得ていく必要があるでしょう。
もしも30代で結婚していた場合、40代での起業となると子供は小学生くらいになっているでしょう。
小学生からの子供は、学費・お稽古・塾などもっともお金のかかる時期です。
そんな中で、あなたが起業を考えてサラリーマンを退職してしまったら、収入面で家庭生活は成り立ちません。
そうならないために、収入源と子供が大学卒業するまでの資産を形成しておくのは当然です。
また、起業すると多忙を極め、家族の会話は激減します。子供が思春期の時期に夫婦の会話がなくなってしまうと、最悪の場合、離婚に発展しかねません。
幸せな家庭を築くことを考えると、若いうちから起業を了解する配偶者を選んでおき、起業するまでに事ある毎に起業の現実的な話をしておき、何度も了解を得ておきましょう。
若者は40代まで起業の準備をしよう
若い時に起業する良りも、40代から起業する人数の方が多く、実際に従業員の増加率が最も高いのが45歳での創業というのが統計で明らかになっています。
実際に私自身若いときから起業していますが、最初の3年位は知識も経験もなく赤字を垂れ流し苦しい思いをしました。
起業を検討している人は、若いうちから起業をするのも良いですが、40代までは起業の準備期間だと思って行動すると良いでしょう。
40代の起業までに準備したいことは下記のとおりです。
- 収入源を作っておく(配当・家賃・副業)
- 将来的に起業したい分野の仕事を全力で頑張る
- 配偶者の了解を事ある毎にとっておく
収入源を作ることを検討するには下記の記事がおすすめです。
また、将来的に起業したい分野の仕事をしていない人は、全力で仕事をしても意味がないので、時間がもったいないです。そのため、なるべく早めに転職活動を開始したほうが良いでしょう。
リクルートエージェント:業界TOPの求人数を誇り、中小・大手・外資など多数あり!20代にはおすすめの求人サイトです。 - doda:大手・優良企業を中心に常時豊富な求人情報を掲載している転職サイト。第二新卒を狙う20代におすすめです。
- 20代の転職ならマイナビジョブ20's:マイナビの20代特化型の転職サイト。第二新卒の方におすすめです。
以上、若者よりも40代が起業の成功率は高い【若いうちに準備すべきこと】を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント