月5万円の家賃収入と配当金はどちらを目指したほうが効率的なのか

「月5万円ほど投資で得るにはどうすればよいのかな?」

「月5万円を目指す場合は株式投資と不動産投資どちらが良いのかな」

サラリーマンの給料が上がらない時代。投資をして収入を増やしたいと考える人もいるでしょう。

月5万円の収入を投資で増やせれば、年間で60万円の収入増となります。魅力的ですよね。

月5万円を投資で得ようと思った場合に、候補に上がるのが株式投資での配当金か不動産投資における家賃収入でしょう。どちらが良いのか迷いますよね。

今回は、月5万円の投資を生むための株式投資と不動産投資を比較して解説します。

この記事で学べることは?

  • 株式投資をするか不動産投資をするか迷う理由が学べる
  • 月5万円の収入に必要な最低限の資産額が学べる
  • 株式投資と不動産投資を比較した特徴が学べる
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月5万円は家賃収入と配当収入どちらで目指すべき?

月5万円の収入を投資で得ようと思った時に、候補に上がるのは不動産か株式投資でしょう。

当然、お金に余裕があれば、両方持っておいた方がリスク分散になります。

しかし、お金に余裕がない人でも月に5万円ほどの収入を投資から得たい!と考えた場合、不動産に投資をするのか、株式に投資をするのか悩みどころです。

というか、実際に私が悩みました…。

大多数の人は不動産にも株式にも投資ができるほど大金を持っているわけはありません。

どうせなら出来る限り、効果的に投資をして月5万円の収入を得たいですよね。

月5万円の家賃収入や配当収入で必要な資産額は2000万円程度

そもそも、月5万円の収入を得るには、どの程度の資産があれば達成できるのでしょうか?

少し計算してみましょう。

月5万円は年間に換算すると、60万円になります。

年間で60万円得るには、「資産額×年利%=60万円」の式が成り立ちます。

大体の高配当株式の配当金の収入や、実質的な家賃収入などの利回りは、年利3%や年利5%が多いです。

そのため、利回りを上記の式に当てはめると、下記の資産額となります。

  • 年3%の利回り:2000万円
  • 年5%の利回り:1200万円

つまり、年3%の利回りだと仮定すると、最低でも2000万円の資産が必要になるのです。

さらに税金等も考えると、資産額はさらに必要になりますけどね…

月5万円の家賃収入と配当金を私なりに比較してみた結果

当然のことながらお金に余裕があれば、資産を分散する観点から考えても株式にも不動産にも両方とも投資をしておいた方が良いです。

しかし、月5万円を稼ぐには資産額が2000万円必要です。

冒頭でもお話したとおり、「月5万円の収益を稼ぎたい」と考えている人は、資産2000万円なんて出せるはずがなく、不動産と株式の片方にしか投資ができるほどしかお金はないでしょう。

不動産と株式投資を比べてみて、両方の特徴を考えて行きましょう。

空室のリスクが有る不動産・配当金減配の可能性がある株式

不動産と株式はどちらにも収入が途絶える可能性があることは直視しないといけません。

  • 家賃収入が途絶えるケース:入居者がいなくなり、空室になったときです。
  • 配当収入が途絶えるケース:会社の倒産や業績悪化

上記2つのケースで、収入が途絶える可能性が高いのは、明らかに家賃収入でしょう。

上場した会社がすぐに倒産してしまっては、上場審査に疑問が生じますので、なかなか倒産はしないと考えた方が無難です。

不動産の場合は、引っ越ししたり転職したりなど、ライフイベントのタイミングに応じて収入が途絶える可能性があるのです。

修繕積立などのコストがある不動産・基本的に購入時コストしかない株式

収入が途絶えたときの家計に与えるインパクトは不動産のほうが大きいでしょう

不動産の場合、収入が途絶えると収支がマイナスになる可能性もあります。

不動産には、管理費や修繕費やローンの支払い等の必要な出費があるからです。

実際に、空室になったオーナーの人を知っていますが、ローンの支払等々を考えたら収支がマイナスになっていて嘆いていました。

株式の場合も業績悪化に応じて減配がありますし、倒産もあるでしょう。

ただ、株式にはローンの支払等々はないので収支自体がマイナスになることはないのです。

価格変動は不動産よりも株式の方が激しい

価格変動のリスクについては株式のほうが大きいでしょう。

不動産の価格は緩やかに動く印象がありますが、株式市場はニュースやツイートに影響されて激しく動く可能性があるからです。

そのため、2000万円を100%株式にしている場合は、5%変動するだけで、100万円ほど値動きします。

株式投資は資産額が大きくなればなるほど、変動する額も大きいので、精神的にツライですよね。

ローンをして最初から収益が最大化する不動産・コツコツ積み立てるしかない株式

不動産と株式投資では不動産のほうが最初から収益を得ることができます。

なぜなら不動産はローンをして最初から収益を最大化することが可能だからです。

月5万円の収入を得るために、不動産であればローンをして2000万円の物件を購入して実質利回り3%程度で回せば、入居した人が出れば、その日から収益が入ってきます。

一方で、株式投資はローンをしてお金をひっぱてくることは原則できません。

信用取引をすれば、レバレッジを効かせることもできますが、配当金目的で信用取引は使えません。

信用取引で保有している株式は配当金を受け取ることができないからです。

そのため、資産を2000万円まで積み上げなければいけません。

月5万円ずつ積み上げた場合、2000万円÷60万円で33年間もかかる計算になります。

このため、株式投資に比べて不動産収入のほうが、すぐにお金になりやすいという特徴があるのです。

結論:月5万円は家賃収入よりも配当収入のほうがオススメ

月5万円を投資で得ようと思ったら何が良いのでしょうか?

短期的に月5万円の収入が欲しいなら、一見すると不動産のほうが良さそうです。

  • 不動産は収支がマイナスになる可能性がある
  • 不動産のほうが早く収入になる
  • 株式投資は変動が激しい

しかし、新築のワンルームマンションを購入して1回誰かが住んでから売却する場合には、価格が半減してしまうものもあります。

都心などの地域であれば、値下がりしないものもあるでしょう。

しかし、そういった価値の高いワンルームマンションを購入する場合は、それなりの借入金も必要になり、ある程度の収入がないとローンを組むことさえできないのです。

こういった点から考えても、結局の所、投資で月5万円の副収入を得ようと思ったら、株式投資の方がリスクが少なく、ぱっと売却すれば損切りも可能なため、おすすめなのです。

しかし、投資で月5万円の副収入を得ようと思ったら、毎月投資できる金額を増やす必要があるでしょう。投資において重要なのは入金力なんですね。

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また、価格変動が激しいのが好ましくない人には、ETFで分散投資をするのがおすすめです。ETFは上場投資信託であり、ETFを購入することで、すでに分散された株式を購入することが可能です。

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以上、月5万円の家賃収入と配当金はどちらを選ぶ?比較して考えた特徴とはを解説しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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