「メガバンクに就職するけど何を準備すれば良いのかな?」
「銀行員になる時に何を考えておけば良いのかな?」
メガバンク就職前からキャリア戦略を考えておかないと、銀行から外に出れなくなります。
特に銀行は一生安泰という雰囲気があります。
雰囲気に流された結果、気づいた時には30代が過ぎており、激しく後悔するということも…。
メガバンク就職前からキャリア戦略を明確にできていれば、20代で年収をかなり上げることも可能です。
メガバンクでも重宝される人材になり、出世競争に勝ち抜くこともできるでしょう。
今回は、銀行に就職する前にキャリア戦略を考える方法と、キャリア戦略を実現させるために必要なスキルについて解説します。
この記事で学べることは?
- 銀行に就職する前にキャリア戦略を考える必要性が学べる
- 銀行に就職してからのキャリア戦略の例が学べる
- 銀行でのキャリア戦略を実現するために必要なスキルが学べる
目次
メガバンクに就職前にキャリア戦略を考える理由「価値を最大化するために」
銀行に就職する前からキャリアを考える理由は、「あなたの価値を最大化」するためです。
というのも、メガバンクの研修システムは終身雇用を前提として、非常に効率化されているからです。
銀行の研修システムは非常に素晴らしいです。
新卒からの数年間は先輩への帯同しながらOJTで学び、資格勉強に励むようにと指示がでるなど、将来のキャリアについて自分から考えなくても、全然問題がないのが銀行員です。
しかし、これらの研修は終身雇用制度を前提として効率化されたものです。
そのため、現在の情勢とは適合せず、20代で受ける研修などの教育システムでは、労働市場での価値が減少してしまう恐れがあります。
銀行員と言えども一生安泰とは言えず、旧態依然とした経営である銀行では、やりがいを感じずに転職していく若者も多いでしょう。
そのため、銀行のキャリアパスに従って生きても、あなたがやりたい生き方には適合しない可能性があるのです。
メガバンクに安定だけで就職するのはナンセンス「メガバンクの将来性は?」
残念ながら「メガバンクに入行すれば安定だ!」という時代は終了しています。
メガバンクが今までのように安定しない理由は下記の要因があるからです。
- マイナス金利・不景気での不渡り懸念により、融資で稼げなくなった
- 個人向けの投資信託で手数料を撤廃する動きのため、販売手数料で稼げなくなった
- リストラをしようにも、雇用の流動性が低く、切ることができない従業員
- フィンテック企業などのライバルの増加で既得権益が崩壊する
もしも、現状のままの経営態度であれば、いくらメガバンクと言えども、破綻する可能性は十分にあります。
そのため、徹底したコストカットをして、不景気でも黒字になるような経営体質に変化することが求められているのです。
各銀行が取り組んでいる今が契機でもあるのです。
現在では、いくら銀行と言えども何もせずに一生一社で安定という選択は厳しいのです。
銀行の将来性が絶望的である詳細な理由と、コストカットを生き残って、恩恵を受ける方法は下記の記事で解説しています。興味がある人はどうぞ。
![](https://studytokyo3.com/wp-content/uploads/2019/09/img_5d78bdee7da79-160x90.png)
メガバンク入行前に考える転職とは?キャリア戦略を考えよう
メガバンクに入社した人が考えられるキャリア形成は下記の4つの方向でしょう。
- 個人向けのエキスパート:プライベートバンカー
- 法人向けのエキスパート:投資銀行業務
- 出世競争を勝ち抜く:マネジメント・経営陣
- まったく別の業界へ行く:その企業の財務・会計のエキスパートになる
プライベートバンカーになる
個人向けのエキスパートであるプライベートバンカーは海外でよく聞きます。
日本でも企業の役員クラスの人や地主などを相手にするプライベートバンカーは多数います。
そのため、プライベートバンカーは、顧客に関わるあらゆることに精通しておく必要があります。
- 相続・遺言
- 企業の財務会計
- 運用
それ以外にも顧客との信頼関係を構築する力なども必要になると言われます。
プライベートバンカーになるには多岐にわたる高度な知識が必要になるのです。
法人向けのエキスパートになる
銀行には商業銀行と投資銀行が存在石ます。
- 商業銀行:預金を集め、企業へ融資する
- 投資銀行:債券や株式などの発行業務を引き受けて、別の投資家に販売する。コンサルティング業務
法人担当でメガバンクに入行した場合は、最初は商業銀行として、企業融資などを担当することになります。
銀行は商業銀行であり、法人業務といっても融資業務になります。その後、証券会社に転職して、投資銀行業務に携わることができれば、大口の債権や株式の発行などのお手伝いができるようになるのです。
投資銀行と商業銀行は毛色が違います。そのため、商業銀行の延長に投資銀行業務があるとは言い難いですが、商業銀行でも最新の資金調達のノウハウを学び、実績を残せれば、外資系投資銀行(証券会社)に転職できる可能性があります。
投資銀行は基本的に外資系の金融機関が多いので、法人融資の担当経験だけでなく、英語力も必要になるでしょう。また、会計の知識もあった方が良いので、それなりの資格を保有していた方が有利かもしれません。
出世で勝ち抜く・他の業界に行く
もちろん、銀行の中で出世競争に勝ち抜き、経営側に回るというのも一つの選択肢でしょう。
出世競争で勝ち抜けば、銀行を経営する側に回れるので、コストカット後の恩恵を十分に受けることができます。
また、「銀行が合わない」として他の業界に行きキャリアを変えるのも良いでしょう。
銀行で勤め上げた後、知り合いの伝手などを使ってCFOになる人も割といます。
いずれにせよ、早い段階で自分自身の人生を選択し、キャリア戦略を練ったほうが、有利に働くという訳です。
メガバンクに就職するなら転職に有利になる資格取得は計画的に
銀行の将来瀬は絶望的であり、一生一社では難しいでしょう。
これから銀行員になる人は実際に転職するか否かはさておき、転職を前提としたキャリアプランでも、それを実現できるスキルを身に着けておいたほうが良いでしょう。
キャリアプランを実現するためのスキルを身に着けておけば、
- 労働市場における付加価値を高めることが可能
- 最悪の時には、より有利な企業に転職できる可能性もある
そのため、銀行員は転職に向けて常に準備をしておいたほうが良いのです。
英語は勉強しておこう「国内市場は低迷する」
いくら国内の事業が中心となる銀行と言えども、日本の経済は伸び悩むことは明白です。
銀行員と言えども英語を勉強しておき、海外で働ける様になっておいた方が良いでしょう。
最低ラインとしてはTOEIC800点以上は狙いたいところですね。
残念ながら、TOEIC800点では会話ができるレベルではないですが、履歴書に書いても「英語がそれなりに使える人」と評価されることも多いので、転職にもコスパが高い点数だと思います。
![](https://studytokyo3.com/wp-content/uploads/2019/05/undraw_job_hunt_byf9-e1557575686443-160x90.png)
資格取得を進めよう「客観的に示せる評価を持とう」
付加価値を高めるのであれば、資格取得もおすすめです。特に銀行は資格を取得しておけば、社内の出世にも役に立ちますし、評価も上がります。
銀行に就職して1年目から下記の資格を勉強し始め、1年ごとに資格を増やしていくと良いでしょう。
- 米国公認会計士(US-CPA):公認会計士が時間的に難しい人向け
- 公認会計士・税理士:時間的に余裕がある人向け
- FP:個人的なファイナンシャルプランを設計する業務にある人
- 簿記:企業の会計情報などによく触れる人
証券会社なら証券アナリストなどの資格も有利となるでしょう。
とにかく資格を保有しておけば、後のキャリアにも有利に働きやすくなります。銀行に入社する前から保有する資格について考えておくのも良いでしょう。
常に転職の情報を集めておこう「労働市場で価値を上げる」
銀行で求められる能力と、労働市場で求められる能力は違います。そのため、銀行にいるだけで、他の業界にまで目を向けなければ、30代になった時に転職できない人材になってしまう可能性もあるのです。
そのため、転職活動を前提として考えるのであれば、転職市場を常にウォッチして、転職の情報を得ておくと良いでしょう。
転職の情報を得るもっとも簡単な方法は転職サイトに登録して検索することです。当たり前かもしれませんが、転職サイトに登録しておいた方が、転職に関する情報は多くなりますし、エージェントとの面談で新しい情報を得ることも可能です。
銀行員で転職を前提に行動するのであれば、早い段階で転職サイトに登録しておくのがおすすめでしょう。
リクルートエージェント:業界TOPの求人数を誇り、中小・大手・外資など多数あり!20代にはおすすめの求人サイトです。
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脱サラに備えた副業の準備もOK「マイビジネスを持つ」
銀行員が転職を前提として活動した方が良いと解説しましたが、転職するのに抵抗がある人は、脱サラに備えた副業の準備でもOKです。
残念ながら銀行の将来は現状のままでは絶望的です。転職が嫌だと考えているあなたは、もしかしたら早期退職の対象になる可能性もあります。
そういったリスクがあることを考えると、早期退職をしても問題がないように、副業をして収入源を確保しておくのは良い選択となるでしょう。
事実、銀行にも副業解禁の流れが着々と来ています。
今後、副業する銀行員が増える可能性が高いです。
そのため、銀行員として若い時期から副業を開始することを検討しておけば、副業解禁の流れに乗れるでしょう。
実際に、銀行を退職した人の中には、副業でお金が稼げるから退職をしたという人もいます。
銀行に人生を預けて、一生安泰というのがありえない時代です。
自分自身の安泰を勝ち取るためにも副業に関して検討しておくと良いでしょう。
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メガバンクに入行する前に、転職を含めたキャリアプラン戦略を立てよう
現在の将来性が絶望的な銀行ですが、コストカットが成功すれば将来性が復活します。
そのため、これから銀行員になる人は、銀行で生き残るためにも、キャリアプランを考えておいたほうが良いのです。
銀行員が考えられるキャリア戦略とは下記のとおりです。
- 個人向けのエキスパート→プライベートバンカーに
- 法人向けのエキスパート→証券会社に転職後投資銀行業務へ
- 出世競争に勝ち抜く→経営側・管理側へ
- まったく別の業界に行く→伝手を使ってCFOや財務・会計のエキスパートへ
上記のキャリア戦略を実現するために、できることは下記です。
- 英語を学ぶ
- 資格を取得する
- 転職情報を得る
- 副業を検討する
以上、メガバンクに就職前の準備とは?銀行員になる前に考えるキャリア戦略を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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