「成功はゴミ箱の中に」要約:マクドナルドの経営者レイ・クロック自伝から経営を学ぶ!

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「成功はゴミ箱の中に」要約:マクドナルドの経営者レイ・クロック自伝から経営を学ぶ!

「Mのマークのお店」と言われて何を思いつきますでしょうか?

多くの人は、恐らくMcDonald(マクドナルド)と答えると思います。

しかし、マクドナルドってどのように創業されたのか知ってる?って聞いても多くの方は答えられない思います。

今回はマクドナルドの創業の物語が書いてある本「成功はゴミ箱の中に」をご紹介したいと思います。

「成功はゴミ箱の中に」あらすじ

ユニクロ、ソフトバンク「成長の教科書」初公開。

引用:Amazon

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「成功はゴミ箱の中に」がオススメな方

成功はゴミ箱の中にがオススメなのは下記の方になります

  • 実際に経営されている方
  • これから経営しようと思う方
  • フリーランスや自営で稼ごうと思っている方
  • マクドナルドを愛してやまない方

マクドナルドの創業者はマクドナルドではなく「レイ・クロック」

「マクドナルドをここまで大きくしたのは誰でしょう?」質問をすると、「マクドナルドだからマクドナルドさんなんじゃないの?」と返ってきます。

現状の皆さんが思っているマクドナルドの創業者は、マクドナルド兄弟であるにも関わらず、マクドナルドをここまで大きくしたのは「レイ・クロック」になります。

レイ・クロックは、アメリカ合衆国の実業家で、マクドナルドコーポレーションの創業者です。マクドナルドをフランチャイズ展開をし、世界最大のファーストフードチェーンに仕立て上げた張本人になります。

え?マクドナルドって名前はどこから来たの?って思うかも知れませんが、マクドナルドの名前は、もともとハンバーガーチェーン店をやっていたマクドナルド兄弟の名前を借りてつけられたのです。

「成功はゴミ箱の中に」は映画「ファウンダーズ」にもなった

「成功はゴミ箱の中に」という本はだいぶ前に出版されたのですが、最近になって映画「ファンダーズ」として上映されて話題になりました。

もしも、時間が無い方は映画を見てもエッセンスを掴むことができると思います。

本編を見たい方はDVDも販売されていますのでご覧ください

マクドナルドのフランチャイズとして大展開して商標を買収

当時、5種類のミルクセーキを作ることができるマルチミキサーを営業していたレイ・クロックが、ふとしたことから最初のマクドナルド(創業は1940年)を営業していたマクドナルド兄弟と出会うことが全てのはじまりでした。

1954年にマクドナルド兄弟と出会い、彼らの効率的な調理システムに感銘を受けたレイ・クロックは「この調理システムを基にして事業展開したい」という思いから、マクドナルド兄弟に「フランチャイズ権を下さい」と交渉をし、フランチャイズ権を獲得し、1955年4月に最初のフランチャイズ店を出します。

その後、1961年にマクドナルド兄弟から「マクドナルドの商標」を270万ドルで買収して、どんどん拡大していくのです。

常に未熟だと考えていれば「成長し続けることができる」

本書の中からレイ・クロックがマクドナルドを拡大するために苦労してきたことなどが学べます。

その一つが。「未熟とは優位性」であるということです。

なにかを始めたばかりの人は、「未熟であり、早く成長したい!」と願う気持ちがあります。

しかし、「成功はゴミ箱の中で」の中でレイ・クロックは下記のように述べています。

「未熟であるうちは成長できる。成熟した途端、腐敗が始まる」

未熟であることは、成長の可能性を秘めていること。

逆に成熟している人は、腐敗しかないということを言っているのです。

なにごとも、長く継続している人と言うのは、昔の仕事のやり方に固執しがちになります。

逆に、常に未熟であろうとする心があれば、「新しいことにチャレンジし続けること」ができるようになります。

常に「自分は未熟である」と考えることによって、成長し続けることができるのです。

おれは未熟だから伸びしろしかない!!!

こういう風に思えるかどうかということですね。

ビジネスにおいて大切なことは「好印象を与えること」

レイ・クロックがマクドナルドの経営に乗り出す前に働いていた会社の一つにペッパーカップを売る仕事があります。。

当時セールスマネージャーだったレイ・クロックは部下に「好印象を与えることの大切さ」を述べています。

「見た目も、行動も、スマートに。」

「最初に売るのは自分自身だ。それに成功できれば、ペーパーカップを売るのは楽だ」

つまり、見た目も行動もスマートにして自分自身を売ることが出来れば、なんでも売れるということです。

好印象を与えることがビジネスにおける鉄則なんですね。

筋が通った人間になることの大切さ

レイ・クロックは「筋が通った人間」です。

先程のペーパーカップの会社では、持ち前の営業力をもって、トップの成績を維持していました。

しかし、会社からは不当な経費の削減を求められたり、給与が10%カットになるという扱いを受けます。

レイ・クロックは、そういった不当な扱いについて「一位の営業成績にも関わらず不当な扱いだ」と言い、会社を辞めるとまで言い出しています。

このように筋の通った人間であるというレイ・クロックの行動指針こそが、マクドナルドが成功する精神的支柱になったのかもしれない。

諦めずに頑張れば夢は叶う

1976年にダートマス大学の卒業生を対象にした、講演にて、起業家になる心得にかんして、以下のように述べている。

「もちろん、努力もせずに手に入るものではない。好き勝手にやれば良いと言うわけでもない。リスクへの覚悟も必要だ。ひょっとしたら一文無しになるかもしれない。けれども、一度決めたことは、絶対に諦めてはならない。成功にリスクは必ずつきまとう。しかし、それこそ醍醐味である。」

この本を読めば分かりますが、レイの生涯は苦難の連続でした。

お金持ちになりたいために、ペッパーカップの仕事・ピアノの演奏のダブルワークを行います。

不動産を買うために移住した先では、不動産詐欺だと言われたりもします。

マクドナルドを始めるにもお金が無いので、奥さんに内緒で家を抵当に入れることもします。

それだけの苦労はこの本を読めば分かります。

サラッと書いてありますが、実際に自分の身に起きたらと考えるとゾっとすることが数多くあります。

そういった苦労を経験している人間が「一度決めたことは、絶対に諦めてはならない。成功にリスクは必ずつきまとう。しかし、それこそ醍醐味である。」と言うのです。

重みが違います。

「成功はゴミ箱の中に」を読んで「諦めない心を持つ大切さ」を学ぶ

自伝を読むことは人生の先取りです。

「成功はゴミ箱の中に」を読んで一番学べることは「諦めない心を持つ大切さ」だと思います。

自分自身が沢山努力をしても周りの影響により、くじけそうになることがたくさんあります。

そういった中でも諦めない心を持ち続けることが出来れば、いずれ夢を叶えることができるのです。

もしも、興味があれば読んでみることをおすすめします。

 

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