幸福度を上げるためにお金よりも大切なもの【金だけは不毛】

「お金が一番」

「お金があれば幸せ!」

お金だけがあれば幸せだと考えていると、実は幸福度が低くなるかもしれません。

ある研究によると幸福度が上がるピークは年収800万円だと言われています。

最近行われた内閣府の調査によると、世帯年収2000万円台が幸福度のピークとな、それ以上になると徐々に減少していきます。夫婦それぞれが年収800万円だと満足度が高いのです。

それ以上の年収を稼いでも、幸福度は上がりません。幸福度を高めるには、お金だけでは不十分なのです。

では、より幸福度を上げるには、何が必要なのでしょうか。

ヒントを言えば、億万長者の92%は家族を持っています。さらに、健康にも影響を与え、幸福度にも直結しているものが、幸福度を上げるためには必要なのです。

今回は、人とのつながりがお金よりも大切な理由について解説します。

この記事で学べることは?

  • 人とのつながりがお金よりも大切な理由が学べる
  • 人とのつながりが健康にも影響を与える理由が学べる
  • 億万長者の大半が家族を持っていることが学べる
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お金だけでは幸福度を上げるには限界がある

残念ながら、お金だけでは幸福を上げるには限界があります。年収800万円をピークとして、幸福度は上がらなくなっているという調査があるからです。

年収800万円が幸せのピーク

そもそも、幸せのピークは年収800万円だといわれています。これには様々な研究があります。

2015年にノーベル経済学賞を受賞したアンガス・ディートン教授は、2010年に所得の伸びと幸福度についての共同研究に参加し、生活の満足感が上がるのは年収7万5000ドルまでとの調査結果を発表しています。

この研究には2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン教授も参加しておりました。

年収7万5000ドルというと、日本では年収800万円程度となりますので、この結果をベースとして、いろいろなところで年収800万円が幸福のピークといわれているんですね。

ダニエル・カーネマン教授が書いたファスト&スローの書評は下記になります。

書評「ファスト&スロー」要約まとめ:早い思考と遅い思考の違い?
ファスト&スローは2002年にノーベル経済学賞を受賞した著者のダニエル・カーネマンが一般向けに描き下ろした本です。いかにして人は認知的な錯覚に陥るのか?どのようにすれば合理的な判断ができるのか?を解説しています。

日本では年収2000万円まで生活満足度は上昇していく

上記の年収800万円はアメリカの事例ですが、日本ではどうなのでしょうか?

内閣府が2019年に行った、「満足度・生活の質に関する調査」に関する第1次報告書によると、日本人の生活満足度は世帯年収2000万円までは上昇するというデータがありました。

ただし、世帯年収2000万円を超えるとサンプル数が非常に少なくなります。

サンプル数が少ないため、信ぴょう性に疑問がありますが、この表によると、世帯年収1000万円から2000万円をキープできるようになると幸福度が高そうです。

一方で、世帯年収3000万円を超えてくると満足度は下がり始めます。世帯年収1億円を超えてくると満足度は年収500万から700万代と変わらなくなってくるそうです。

現実的なラインで目指せるとしたら、世帯年収1000万円台でしょう。共働きであれば十分に狙える範囲となります。

社会的なつながりは健康になり、健康は幸せになる

社会的なつながりは生活の満足度だけでなく健康にも多くの影響を与えます。そして、健康であれ、常に生活の満足度が高い状態を作れます。

社会的なつながりを持つ人は長生きする

社会的なつながりを持つ人は早死にするリスクが少ないというのは、多くの研究により立証されています。下記、その一部を紹介いたします。

カリフォルニア州で行われた研究によると、7000人の男女を対象に1965年から9年間にわたり調査した結果、他者とのつながりの薄い人が9年間に死亡した率は、社会との強い関係を維持している人に比べ約3倍も高かったです。

また、1984年に発表された医療保険会社の研究によると、心臓発作の病歴のある男性2320人のうち、他者との強いつながりのある人が3年以内に死亡した率は、人間関係が希薄な人の4分の1にすぎなかったともいわれています。

健康であれば幸せになれる

健康状態と幸せは直結しています。

先ほどの内閣府の調査結果を見てみてもわかる通り、健康状態と満足度は相関関係があり餡巣。健康状態が良ければよいほど、生活の満足度は高く、最高で7まで行けるそうです。

健康にお金を使う人はお金がある人ですから、そう考えても、世帯年収1000万円くらいは欲しいところではありますね。

社会的なつながりも幸福に直結している

友人との交流頻度が週に3回、4回ほどある人の方が幸福度が高かったです。

余談ですが、私の場合は週に1回読書会を開催しているおり、週に1回程度は友人や初めての人と交流するようにしています。読書会については下記のページをご覧ください

東京の読書会【20代〜30代限定のオンラインZOOM読書会】
「読書習慣を身につけたい」「将来のことを勉強したい」「学ぶキッカケが欲しい」東京の読書会は20代・30代限定。延べ参加者数は4000名以上。課題本なしのジャンルフリーな少数精鋭の読書会を開催。読書の習慣化、学びたい方にオススメ。

また頼れる人が多ければ多いほど、幸福度が上がるそうです。

よい家族を構築できていれば、頼れる人を複数持つことも可能でしょう。仕事でも頼れる人がいれば、満足度を6まで引き上げることは難しくなさそうです。

コミュニティを持とう「億万長者の92%が家族を持っている」

億万長者の92%は家族を持つ

となりの億万長者という、資産1億円の人を大規模調査した本を書いた、トマス・J・スタンリーさんが1億円の資産を保有している人を調査して、様々な本を書いています。

例えば、「なぜ、この人たちは金持ちになったのか」によると、億万長者の92%は家族を持っているのです。

ただ、最近の傾向を見ていると、結婚していない人の方がSNSなどに頻繁に発信しているため、露出が多く。結婚はお金稼ぎには邪魔になるという風に見えるかなと思います。

しかし、億万長者の実情を調査してみると、結婚している人の方が、割合的には多いのです。

また、億万長者にかかわる本には、夫と妻が共働きをしている家計が多いことがあげられておりますし、子供に対する相続の方法についての調査もされています。

資産1億円以上を保有している人の多くが家族を作っていることを考えると、幸福度を高めるためにも家族が必要なのでしょう。

年収1000万円を達成したらコミュニティを持とう

より幸福度を高めるための戦略としておすすめなのが、年収1000万円を達成したらコミュニティを持つことです。

週に1度以上会えるようなコミュニティを作ることで、幸福度は上がります。コミュニティとは、家族でも趣味に関することでも、なんでもOKです。

私自身、読書会という本でつながるコミュニティを一つ持っております。幸福度を上げる意図をもって取り組んだわけではないですが、これも幸福度を上げることにつながっているのです。

社会的なつながりはお金よりも大切

幸せになるために仕事をしている人がほとんどでしょう。

しかし、お金を稼ぐだけでは幸せになることができません。そのことについて、14歳から20代の人は覚えておいて欲しいです。

  • 年収800万円・世帯年収2000万円が幸福度のピーク
  • 人とのつながりが、健康や幸福度に影響を与える
  • 幸福度を高めるためにコミュニティを持とう

年収1000万円が稼げるようになったら、社会的なつながりを持ちましょう。社会的なつながりは、あなたを健康にしてくれます。健康であれば、幸福度が上がることも間違いはないでしょう。。

以上、お金よりも大切な早死にする確率を減らすものとは【金だけは不毛】を解説しました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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