「億万長者っていくらから億万長者なの?」
「富裕層の割合や推移はどうなのかな?」
億万長者は1億円以上の資産を持つ富裕層のことを指します。
富裕層の割合は全世帯の約2.3%であり、富裕層の世帯数は年々増加傾向にあります。
億万長者になれる人と、億万長者になれない人には明確な違いがあります。
億万長者になれる人は地味な生活を過ごしている人がほとんどです。
今回は、億万長者はいくらからなのか?富裕層の割合・推移、地味な生活がなぜ億万長者につながるのかを解説したいと思います。
この記事で学べることは?
- いくらから億万長者と呼ばれるのか学べる
- 億万長者の割合や推移が学べる
- 億万長者の地味な生活の具体的な内容が学べる
億万長者はいくらから?「100万ドル=1億円から」
億万長者と言われる人はいくらから億万長者といわれているのでしょうか?
アメリカでは億万長者のことをミリオネアと言います。
ミリオネアとは平均100万ドルの金融資産を保有している人であり、億万長者は約100万ドルの資産を保有している人のことを言います。
100万ドルは日本円に換算すると1億円になります。
実際に野村総合研究所が調査しているデータでも富裕層を1億円以上保有している人指定しているのです。
億万長者はどのくらいいる?富裕層の推移と割合は?2017年版
日本には億万長者の世帯はどの位いるのでしょうか?
結論から言えば、2017年の億万長者(富裕層以上)126万世帯です。
億万長者の割合は総世帯から考えると2.3%程度しか存在していません。
野村総合研究所の調査データを基に富裕層の割合と推移をグラフにしてまとめてみました。
富裕層や準富裕層などの名称ごとにおける資産保有額は下記のとおりです
名称 | 金融資産保有額 |
---|---|
超富裕層 | 5億以上 |
富裕層 | 1億〜5億 |
準富裕層 | 5000万〜1億 |
アッパーマス層 | 3000万〜5000万 |
マス層 | 3000万円未満 |
富裕層の割合は?富裕層以上は2.3%という結果に
2017年の野村総合研究所の調査データによると富裕層以上の割合は、約2.3%世帯しかおりません。
2.3%ということは、大体50世帯に1世帯程度は億万長者の家族がいるということです。
富裕層の推移は?増加傾向にある富裕層
アッパーマス層以上の推移をまとめてみましたが、全ての資産層において上昇しています。
アッパーマス層から超富裕層の人数が増加しているということは、全体的に資産が増えていることです。
物価が上昇していればその分だけ資産価値が増えるのは当たり前ですが、日本は低成長で物価もそこまで上昇していません。
資産保有層が増加している理由は、
- 日銀ETF介入による資産増
- 海外投資による資産増
などの理由が考えられるでしょう。
つまり、億万長者になる人は資産形成に積極的に取り組んでいるのです。
億万長者や富裕層の生活はどんな感じ?
億万長者や富裕層の暮らしぶりはどのようなものなのでしょうか?
意外にも豪華に暮らしていると思われそうですが、実はそうでもないです。
億万長者を調査し続けた名著である「となりの億万長者」によると、一部を除いて大多数の富裕層は質素倹約な暮らしをしていました。
億万長者の暮らしぶりは質素倹約
億万長者の暮らしぶりは、贅沢をするお金がある富裕層なのにも関わらず、質素倹約であり、あまり派手な生活をしていません。
思えば私も資産1億近いある富裕層の方とお会いしたことがありますが、贅沢をしていない普通の一軒家に住んでいる人でした。
億万長者の子供には「うちはお金がないの?」と心配される人もいますし、「贅沢するな」と教えているところもあるそうです。
贅沢ばかりしていたら、お金なんて貯まりません。
むしろ、億万長者の大多数は倹約だからこそお金が貯まり、貯まった分はそれだけ貯蓄や投資に回している人がほとんどです。
家を購入している人は多い
億万長者の大多数は家を保有している人が多いです。
- 億万長者の97%は持ち家に住む
- 購入単価は平均33万ドル(約3300万円)
- 20年以上同じ家に住む人が半分いる
とのことで、持ち家に住んでいる人が圧倒的に多数なのです。
日本でも、金融資産保有額を比較してみると、持ち家を保有している人は持ち家を持っていない人に比べると多くの資産を保有している傾向があります。
持ち家を持っている人と持ち家を持っていない人における金融資産の平均値と中央値を比較すると、およそ700万円ほども違いがありました。
スーツも靴も時計も高いものを購入しない
億万長者はスーツ・靴・時計には高いものを購入しないそうです。
- 半分以上は399ドル(約4万円)以上のスーツを購入したことがない
- 半分以上は140ドル(約1.4万円)以上の靴を購入したことがない
- 半分以上は235ドル(約2.35万円)以上の時計を購入したことがない
億万長者は、衣食住などのお金は全て把握していると言います。
自分のお金の流れを把握している人は無駄遣いを減らせますので、その分だけ投資に回しやすいのでしょう。
資産運用の計画には2倍程度時間をかける
億万長者と億万長者ではない人を比較した時に顕著にでてくるのが資産形成への時間の使い方です。
資産運用を計画するの時間は約2倍も違います。
- 億万長者ではない人:月4.6時間・年間55.2時間
- 億万長者の人:月8.4時間・年間100.8時間
億万長者ではない人は、自分の趣味などに時間を使っていることが多く、資産運用の計画以外のことに時間を使っているため、時間が少ないのです。
資産運用はお金を増やすための計画ですが、趣味などに時間を使うのはお金を減らすために時間を使っていることでしょう。
億万長者の統計を見てみても、億万長者は倹約に生きている分、平均20%の額を貯金や投資にまわしていると言います。
億万長者は自営業者が多いが、世帯年収700万円でも目指せる?
億万長者の仕事ですが、現役の億万長者の3分の2は自営業の人が多いそうです。
自営業が多い理由は「事業で大成功したから」という理由もあるかもしれません。
また、雇われる仕事は引退して、自営業として現役で働いている人もいるでしょう。ほとんどが趣味のように働いているのと同じになります。
自営業を行っていた経験から言えることは、「自営業の人はお金のシビアさをわかっている」ことが億万長者が多い理由につながっていると思います。
自営業は売上が上がらなければ収入はゼロです。
うまくいってない自営業は貯金残高が減っていく恐怖を知っており、お金の大切さを人一倍知っているでしょう。
その結果、自営業は倹約になる傾向にあり、億万長者が多いのでしょう。
億万長者の3分の2は年収10万ドル(約年収1000万円)以上が多いです。
しかし、年収7万ドル(700万円)の人でも億万長者になっている例もあるので、
- 夫婦共働きのダブルワークで働く
- 倹約に生きる
- 収入の20%を投資に回すなど
などのように工夫すれば、億万長者になることが可能だとも言えます。
億万長者の生活を真似れば誰でも目指せる
億万長者は全世帯の2.3%であり、億万長者の数はどんどん増えています。
つまり、億万長者の生活を真似すれば、誰でも億万長者になれる可能性があるのです。
- 倹約に生きる
- 持ち家を購入する
- 衣食住を把握して高価なものは購入しない
- 浮いたお金は資産形成に回す
- 世帯年収700万円をめざす
詳しくは、名著「となりの億万長者」を読んでみましょう
以上、【億万長者はいくらから?】富裕層の推移や割合?意外に地味な生活を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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