「資格をとって意味あるの?」
「資格の勉強をしても無駄じゃない?」
資格をとっても安定はないし、資格とっても意味がないよと言う人が多くなってきました。
その意見については、全くの同意です。資格だけ取っても意味はありません。
資格が安定を保証するという時代はもう終わりです。
「え?じゃあ資格って安定にならないなら取らなくてよくない?」って思いますよね。
違うんです。実は安定だけが資格を取るメリットだけじゃないんですね。
個人の発信力が高まっている今の時代は、安定とは別の意味で、資格を取る重要性が高まっています。
実際に資格を取り、資格を上手く使えれば収入を上げることも可能です。そういった方々多く活躍しています。
今の時代に資格を取る意味…。それは、ブランディングに使えることです。
今回は、こんな時代に、あえて資格を取る理由を解説したいと思います。
資格がいらない時代に資格をお勧めするワケで学べること
- 過去の実績がない人でもブランディングする方法が学べる
- 資格は安定ではなくブランディングのために取る意味が学べる
- 資格で年収が上がる意味が学べる
目次
時間がある時に資格を取っていなくて失敗した私の体験談
資格に関する、私の失敗を先に述べたいと思います。
結論から言えば、資格をとっていなかったから、ブランディングが弱く、何百万円かは損したことです。
フリーランスになった時、時間に余裕があったので、資格を取得し、もっと別のことを多角的にやってブランディングしておくべきだったなと後悔しています。
資格取得って意外と大変ですけど、リスクがないのでやっておくべきでした。
ただ、当時の私は「資格なんて意味がない論信者」だったこともあり、フリーランスである程度食っていける程度の微妙なレベルで満足して、自分磨きを怠ったのが過ちでした…。
だから、2018年11月現在では、やりたい方向性に少しでもプラスになる資格を取り、自分の価値を上げようと目指し、資格取得を試みているのです…。
あんまり過去のこと言いたくないですけど、もっと頑張っておけよ自分。
資格は本当に不要なのか?取り巻く現状を整理しよう
資格をとっても意味がないと言われるには、それなりの理由があります。
実際に資格を取り巻く現状とはどういうものなのかを整理しましょう。
資格を取っても収入が上がらない現状
資格を取得すれば収入が上がると考えている人もいるかもしれませんが、実際に資格を取得しても年収が上がらずに、貧乏のまま生活している人も存在しています。
- 弁護士の年収は5人に1人が100万円以下だと言われています。
- 会計士も監査法人に勤められなくて実務経験が積めずに資格を取得できない人もいる
- 税理士も年配の方が良い取引先を抑えているので若手には仕事が回ってこない
このように、資格を取得しただけでは年収を上げるのは非常に難しいというのが、今の現状でしょう。
昔は資格を取得していれば、一生食いっぱぐれはないと言われていたものでした。
いまは、資格を取得したところで安定はないので、収入は下がっていく一方なのです。
資格がいらないと言われるのは資格の種類が多すぎるから
なぜ、資格がいらないと言われやすいのかといえば、不要な資格が多いからです。
現在、さまざまな種類の資格がありますが、大きく分けると国家資格と民間の資格です。
国家資格は国の公式認定資格
国家資格は国が定めている公式の資格のため、ある程度の権威があります。
一方で、民間の資格は民間の団体が資格と言っているだけで、民間の団体に影響力が少なければ、あまり意味がありません。
ちなみにTOEICや漢検なども民間の資格で良い例です。
TOEICや漢検は民間の資格ですが、受験や就職に有利になるのはもはや常識となっているほどの影響力を持っている資格です。
民間の資格は誰でも作れる
ぶっちゃけた話、民間の資格は誰でも作れます。
実際に行政書士のHPなんかを見ると、「民間の資格お作りします!」とデカデカと出てくるくらいです。
民間の資格を作る人の目的は、資格ビジネスによる利益目的がほとんどです
年会費として料金を取る資格もありますよね?
ああいったものは、ほとんどが、協会にお金を落としてもらうために運用している、今、はやりのサブスクリプションモデルです。
資格が役に立つっていうのは、職業の安定性・転職に有利か否かだと思います。
利益目的で作られた資格には、認知度が低すぎるので、職業の安定性もなく、転職に有利なワケもないので、役に立たないという訳です。
資格が役に立たないのは、利益目的のためだけに作られた資格が多いからでしょう。
無駄な資格とっても意味ないからね。有益な資格に絞って取らないとダメよ。
資格がいらない時代にあえて資格を取るのは自己ブランディングの一環
資格がいらない時代に、それでも資格を取った方が良いと言う意味は、自己ブランディングの一環です。
自己ブランディングには、過去の実績・職業・学歴といったものが使えますが、その一つとして資格も使えます。
もしも、自己ブランディングで過去の実績等がある人には不要かもしれませんが、自己ブランディングとして何もないけど、何かを始めたいと思う人には資格は一番手軽で簡単に目指せるものなのです。
資格が必要なのは発信力がすべての時代だから
個人の発信力が高まってきたのはSNSで個人と個人が繋がれる時代になったからです。
発信力が高い人はフォロワーが多い人だと思いますが、SNSで大きなフォロワーがいる人は自己ブランディングがとてもうまい方々です。
- インフルエンサーに気に入られるように絡みにいく
→「この人、インフルエンサーとつながりがあるんだ」と思わせる - 自分の過去の実績をSNSに掲載する
→実績で「この人、すごいな」と思わせる - リスクをとった行動をして、行動量を増やす
→自分にはできないことをやっている姿を見てフォローしてみようと思う
しかし、人と絡むのが嫌い・過去の実績もない・リスクを取った行動ができないという人は多いでしょう。
そういう人が他者と差別化するには資格を取得するのも一つの手なのです。
資格取得で発信力も高まる!医者とおかあさんどちらを信じますか?
あなたが体調不良の時に、国家資格を持っている医者と、おかあさんのどちらの話を信じますか?
本来的には実績がなければ、発信力は高まりません。
ですが、資格を持っていれば、それだけで「専門家である」と認定されるほど、ブランド力が高まります。
つまり、資格を取得すれば、発信力も自然と高まるのです。
資格取得は年収が上がる
さらに、資格取得は発信力が高まるだけではなく年収を上げることにも影響があります。
なぜ、資格を取得すれば年収が上がるのでしょうか?
資格を取れば時給を上げるのに必要な希少性が上がる
元リクルートで、教育改革実践家・藤原和博氏は、時給を高めたければ技術でも努力でもなく希少性が重要だといっています。
なぜなら、あなたにしか頼るものがないという状態になれば、その分だけ、あなたにお願いするしかなくなり、時給が高くても、あなたを使いたいという状態になるからです。
希少性は大体1万人に1人の人材になれば良いとしており、希少性を高める方法では、100人に1人になるのを3回繰り返すことです。
100人に1人しかやらないことってなんだろうと疑問に思うかもしれませんが、今、あなたが勤めている会社の中で、誰も取得していないけど世間的に認知度の高い資格を取得すれば、それだけで100人の1人になることは可能でしょう。
資格取得で100人の1人を一回行えば、あと2回繰り返せば、それだけで希少性が高まるのです。
より詳しくは下記の本に書いてあります。オーディブルの無料体験で0円で聞けますよ。
普通にお金払って読んだけど、オーディブルで無料とか太っ腹
実際にサラリーマンも資格手当がある
サラリーマンで働いている人であれば、会社に資格手当がある人も多いはずです。
例えば、TOEICの受験料を補助したり、資格取得したら5万円がもらえるなどの報奨金が出たりするケースもあるでしょう。
SE系の職種であれば、資格を取得すれば、ベースとなる給料が高まる人も多いです。
このように、資格を取得すれば、給料上げられる人もいるのです。
資格があれば転職市場で自分を高く売れる
英語と年収の相関関係でも話をしましたが、英語の資格が取れば外資系への転職も狙えるため、年収が高めることが可能でしょう。
他にも、宅建を取得して、不動産系の職業に転職を考える人もいますし、FPなどの資格を取得して金融系の仕事に転職しようと考える人もいます。
資格を取得すれば、自分の年収を上げることにつながるのです。
時給が高いのは、副業したり、投資をする際にかなり有利
余談ですが、時給が高いのは副業や投資においてはかなり有利に働きます。
副業をする際にも、広告費や、デザイン代、外注費などの費用として使うことができます。
さらに、投資をする際にも、入金力が高いので、投資残高を多くすることが可能です。
資格を取得して、時給を高めることは、自分で事業を始めたり、投資をするときにも有利に働くのです。
投資に絶対的に大切な入金力については下記の記事で解説しています。
資格取得は努力次第でブランディングできる
また、個人的に、資格取得の最大の魅力は資格取得は自分である程度コントロールできる部類なので、努力次第でなんとかなる点です。
過去の実績を作るために、事業の成功目指すには、自分の努力と同じくらい運が必要です。
一回失敗しても何度も挑戦すれば良いと考えるかもしれませんが、事業を行うのは時間と労力がかかるため、並大抵の気概では難しいです。
そして、初期投資がかかる事業の場合は、何度も挑戦するにはリスクが高すぎるでしょう。
また、職場などの勤務先でブランディングするにも運良くその会社で働けるかどうかが条件になります。
しかし、資格取得は、その年の試験問題によっては合格できない可能性もありますが、勉強時間は自分でコントロールできますし、何回挑戦してもリスクがありません。
資格勉強の時間と受験料がリスクですが、年収が上がればペイ可能です。
資格取得は、努力次第で自分をブランディングできるワケですね。
資格は安定ではなく年収を上げるためのブランディングのために取る
資格をとっても一生安定という時代ではなく、資格をどのように使うのかが大切な時代になりました。
別に資格を取らなくてもブランディングできる人もいます。過去の実績があったり、職場が優秀だったりするのでしょう。
そういった方々には資格が必ずしも必要だと言うわけではないでしょう。
資格は、簡単に自己ブランディングをする1つの方法でもあります。
安定を求めるためではなく、自己ブランディングをするために資格を取得し、年収をあげていくことを目指しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
サラリーマンが経済的に余裕になる方法を解説しています。