「副業のための転職ってどうなの?」
「副業のために転職って本末転倒じゃない?」
独立したいと考えている人はまず副業で事業的な仕事を初めてみるのが一番です。
長時間労働をしているのに残業代がでないし、やりたい仕事でもない。
残業代がでないなら転職したいし、やりたい仕事の分野で副業もしたい!と思っている方は多数いると思います。
実際に、私の知り合いでも副業をするために転職をしている人はいます。
私自身も条件はありますが、副業のために転職することはアリだと思っています。
目次
副業・起業は本業を頑張らない転職しても無駄
そもそも副業をする意味は、「将来を安定させる+自己実現のため」だと思います。
将来を安定させるために行う副業なのに本業をしっかりやらず、本業の方に悪影響がでたら意味がありません。
そのため本業に支障がでるならば、睡眠時間を削ったりして副業をすることは避けたほうが良いでしょう。
もっとも、副業で成功する人は、本業を本気で取り組み、残業をしないようにし、余った時間を使って副業をやっている方が多いです。時短は工夫から生まれますので、工夫をすることも副業に生きてくるのです。
忙しい合間を使って副業をすることになるので、時間の使い方については学んでおいたほうが良いです。時間の使い方は下記にまとめましたのでご覧ください。
参考年収を上げたい20代にオススメしたい超有効的な時間の使い方
本業を行うのはリスク分散のため
「副業が大好きだから、副業だけをやって将来事業化したい!」
副業だけをやって収入がとれたら事業化してやりたいと思うかもしれませんが、私は本業もちゃんとやることをオススメします。
なぜなら、生活するための収入を稼ぐ本業を行ってリスク分散しないと、すぐ諦めるのが副業だからです。
副業だけをやっているとお金がなくなっていき、精神的に厳しくなります。
私の経験でもありますが、お金がなくなり精神的に厳しくなると、マーケティングの新しいアイデアを出したり、目先の利益にしか目を向けることができずに、チャンスを見逃してしまう可能性もあります。
「書評「SHOE DOG」ナイキ創業物語で学ぶ経営者マインド!」に書いていましたが、NIKEの創業者のフィル・ナイトでさえ、NIKEが軌道に乗るまでは本業とのダブルワークを行っているのです。
また「書評「ORIGINALS 」誰でも人と違うことができる方法とは?」の中でもリスク分散したほうが成功する確率が約20%も高いというデータもあります。
こういった本をよく読むことで、本業の重要性を理解することも大切です。
長期的にやらないと副業を事業化することは難しい
よくSNSやブログなどで、副業(例ブログだけ)だけやって成功したと言う人がいますが、それはごく一部の例であり、彼らみたいなカリスマの裏で、副業を諦めた人はたくさんいるのです。
もしもあなたが副業を事業化したいと考えているのであれば、副業も事業ですから、いつ当たるかは分かりません。
5年後かもしれないですし、10年後かもしれません。20年後かもしれません。
そのため、副業を事業化したい方は、長く続けられないと意味がありません(1日最低5時間以上を1年以上は続けましょう)
本業と副業を両方とも行いリスク分散しながらメリットを得るのがオススメです。
副業・起業のために転職がおすすめなのは「時間がない場合」
本業を頑張れと言っておきながら、転職をおすすめする条件があります。
それは、「副業を行う時間がない時」です
副業はお金よりも時間がかかるものです。
「天才」という本の中に1万時間の法則というお話があります。
優良な成績を上げるものは、そのことに1万時間以上従事しているということです。
副業で稼ごうと思うと1万時間の法則が当てはまります。
1日何時間行えば何年後に1万時間に到達するのかまとめてみた
- 1万時間を1日3時間で行うと9年2カ月ほどかかります。
- 1万時間を1日5時間で行うと5年6カ月ほどかかります。
- 1万時間を1日8時間で行うと3年6カ月ほどかかります。
- 1万時間を1日12時間で行うと2年4カ月ほどかかります。
天才について詳しく知りたい方は下記の本を読んでみてください
副業で稼ぐのであれば、とにかく時間が必要です。
そして結果が出ていない時に焦っても仕方がありません。結果が出にくのが副業です。
もしも「副業がやりたいのに時間がない」場合は、副業のために転職をするという選択肢もありでしょう。
副業・起業のための転職の条件は
副業・起業のための転職の条件は下記のとおりです。
- 残業が20時間以内
- 仕事にやりがいを求めない
- 転勤は極力無いほうが良い
- 年収は400万円以上が理想的
- なるべく正社員で軌道に乗ったら派遣も可能
残業時間が20時間以内
残業時間20時間以内の職業が個人的にはおすすめです。
残業時間がながければ長いほど体力的に疲れてしまい、副業・起業する気力を失ってしまいます。
もしも、副業や起業を考えている場合の転職であれば、残業時間が少ない正社員を目指すと良いでしょう。
やりがいを求めたら副業を諦める可能性が上がる
また、本気で副業をやりたいのであれば、本業にやりがいを求めずに副業にやりがいを求めたほうが良いでしょう。
本業はすぐに収入が入ってきますが、一方の副業は収入が入ってきません。
そのため、本業にやりがいがあると副業を諦めてしまうケースが多いのです。
転勤は極力無いほうが良い
起業・副業を考えるならなるべく転勤が無いほうが望ましいです。
起業・副業を始めようと思った場合に、腰を据えて起業・副業に集中できる方が良いでしょう。
しかし、転勤が頻繁にあるような会社の場合は、引っ越し・転勤先での人間関係構築など、やらなければいけないことがたくさんあります。
副業・企業で軌道に乗るまでは極力、転勤の少ない会社を選ぶべきだと思います。
年収は高いほうが良い
年収が低くても良いという考えは捨てましょう。
副業・起業でなんとかなるだろう!と思っても、ほとんどの場合はなんともなりません。
副業・起業ですぐになんとかなるのは、圧倒的な努力をした人だけです。それ以外の人は、副業や起業をしてもすぐに稼げなくなり、資金がショートしやすくなります。
詳しくは「【起業】後悔した起業・副業のデメリットと対策【これから起業する方へ】」でも書いていますので、副業・起業のデメリットを詳しく知りたい方はどうぞ。
年収が高ければ、その分だけ収入を副業・起業に投資できます。その分だけ成長も早く、効果的に副業・起業を伸ばすことが出来るのです。
副業・起業はなるべく正社員でスタートして軌道に乗ったら派遣に
派遣で良いやって考えは昔は私もありましたが、派遣になるのはスタートしてから副業・起業が軌道に乗ってからにした方が良いでしょう。
副業・起業が軌道に乗っていないのに、派遣になるのはリスクが高すぎます。
副業・起業が失敗するまでやり続けるという考えでも、お金の問題や、ライフイベントでお金が足りなくなると、40代でアルバイトをすることになりかねません。
絶対にやめないという人であれば止めはしませんが、極力資金的にも余裕のある正社員になる方がオススメです。
転職エージェントと面談して自分の市場価値を知る
転職するコツは、複数のエージェントを使うことです。
エージェントと面談をすることは無料なので、まずは面談をすると良いと思います。
面談をすることにより、自分がどの程度の転職市場においてどの程度の価値があるのか(どの程度の収入でどの程度の残業時間のところに行けるのか)がわかりますので、今後の転職活動の戦略が立てやすいです。
私の知り合いでも、転職エージェントと話をすることで自分の市場価値が分かった!と言った人もいます。
転職するつもりがない人も、将来的に転職を考えているのであれば、自分の市場価値を知るために転職エージェントと面談してみることをおすすめします。
意外に市場価値が高いことに気付き、年収アップすることに気付くこともあります。
また、複数のエージェントに申し込んでおけば、エージェントがあなたにあった求人をたくさん持ってきてくれますので、本業が忙しくて求人を探す暇がない人は複数のエージェントに登録することをオススメします。
理想の働き方を勝ち取る攻略法とは?
「年収を上げたい」「働き方を変えたい」と悩んでいるなら、転職市場と常にアクセスを持っておかなければ、理想の働き方を勝ち取ることができません。
特に大企業で働き残業などで消耗している方は、たとえ自分の年収に満足していても、他の求人や外資系などの職種まで幅広く知っておけば、企業と交渉する余地が分かり、待遇改善を考えるチャンスとなります。
理想の働き方、待遇改善は会社に任せず、自分の力で勝ち取る必要があるのです。
理想の働き方を勝ち取るためには、下記のような情報収集が大切でしょう。
- 年に1回エージェントと面談して自分の市場価値を知っておく
- 常に求人情報を閲覧しておく
そのため、幅広く転職エージェントに登録して、情報を収集しておくのがおすすめです。
- 市場価値診断ならMIIDAS(ミイダス)!で自分の適正年収を測定しよう!
- リクナビNEXTのグッドポイント診断を使えば簡単に転職活動の自己PR文章が作成できます
- 書類選考が進まない人は転職サイトDODAのエージェントに添削してもらいましょう
自分に適切な年収を知ろう!
自分の適切年収がどの程度なのかを知っておけば、現状の年収が高いか低いかの判断ができます。
自分の市場価値を知るMIIDASの年収測定をすれば、統計データから自分の社歴や能力でどの程度のオファーが来ているのかを知ることが可能です。
登録無しで無料でできるので、一度やって見るだけでも面白いでしょう。
履歴書を書く時の自己分析を無料で!良い点・悪い点を把握する
実際に履歴書を書く時に自己分析をするのってシンドいですよね。リクルートエージェントが提供しているグッドポイント診断であれば、登録すれば無料で有料級の自己分析ツールが使えます。
登録自体は無料なので、これから履歴書を書く人はグッドポイント診断を行ってみると良いでしょう。
副業・起業のための転職もあり
副業のために本業の時間がとれなければ、転職をすることもありだと思います。
特に、はじめから残業が多いブラック企業に入社した場合は、副業をキッカケに転職を開始することで、今働いている会社の年収や福利厚生などを見直すキッカケになるかもしれません。
また、本業は生きていくための仕事割り切り、副業で自己実現をするのもありだと思います。
実際に、副業で生花をやったり、アクセサリー作りをして、自分のやりたいことを実現している知り合いもいます。
さらに、女性であれば、専業主婦になったときでも在宅でお金が稼げるように、いまから副業を始めるのも良いことだと思います。
女性の副業は、「【20代女性の副業】稼ぐ力が学べる20代女子おすすめ副業まとめ」や「【主婦女性の自宅副業】主婦の在宅ワークにおすすめ副業まとめ」でまとめてありますので、よろしければどうぞ。
あくまで本業で時間がとれなければですが、転職を検討しても良いのではないでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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