ディスカッションのテーマの対策・進め方・コツをまとめてみた!

ディスカッション進め方

「ディスカッションのテーマどうしようかな…」

「当日のディスカッション上手く進められるかな?」

ディスカッションに悩む人は沢山いると思います。実際に日本においてはディスカッションの文化がそんなにないので、どの様に進めていけばわからない方も多くいるでしょう。

今回はそんなディスカッションのテーマの決め方や進め方・コツについて紹介したいと思います。

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ディスカッションの進め方を知る意味は?価値を示しやすいから

ディスカッションの進め方を学ぶ意味は何でしょうか?

ディスカッションの難しさの一つに「折角ディスカッションの場を設けたのに意味がない場になる」という可能性があります。

例えば、ディスカッション中に一人一人が好きなことを喋ってしまったり、誰も意見を言わないという状況に陥ってしまったりすると「このディスカッションの場って意味あるのかな?」って思うこともあるでしょう。

そんな時にあなたがディスカッションの進め方などのノウハウを完璧に身に着けていたらどうなるでしょうか?

ディスカッションのノウハウが身についていれば、あなたの価値を存分に示すことができるチャンスです!

人は人との繋がりの中で生きているので、人と人の議論であるディスカッションは避けて通ることが出来ません。

ディスカッションを有意義なものにし、自分の意見を通すことができれば、それだけで「あなたの価値を示す」ことが可能になります。

ディスカッションの進め方の前に…ディスカッションとは?

ディスカッションの進め方を知る前に、ディスカッションとはそもそも何なのでしょうか?

端的に言ってしまえば、ディスカッションは討論や議論のことを指します。

討論や議論をして何をしたいのかというと、お互いが納得する状態を作り出すのではなく、お互いが理想を追い求めていくというのがディスカッションの目指すべき姿です。

ここで1つ抑えておきたいのが、ディスカッションは片方が妥協することを奨励していないということです。片方が妥協をして相手の言い分を飲み込むことはディベートに近い性質になってしまいます。

ディスカッションは、相手の意見と自分の意見を統合させていきより良い意見を作ることが求められます。

お互いが納得行く状態の意見を作り出すことがディスカッションの本質なのです。

就活のグループディスカッションとは違う?

就活用のグループディスカッション対策としてこのページを見た人は、就活用のグループディスカッションと本来的なディスカッションは違うということを覚えておいて下さい。

就活用のグループディスカッションは、時間配分・役割・意見をまとめること・発表から逆算してディスカッションすることが求められます。

就活用のグループディスカッションで求められるものは

  • 協調性
  • 時間管理
  • 視野の広さ

本来的なディスカッションは、理想的なプランを目指すので時間配分や役割ではなく下記のものが必要になります。

  • 皆それぞれが意見を持つこと
  • どうすれば理想的なプランになるのか?と真剣に考えること

つまり、本来的なディスカッションで求められるものは下記のとおりです。

  • 自分の意見と相手の意見を受け入れる
  • 第三の案を出す

就活用のグループディスカッションと本来のディスカッションの意味は異なりますので注意して下さい。

ディスカッションのテーマ設定は自由型かディベート型・対策も紹介

ディスカッションのテーマ設定に悩む方もいますし、どのようなテーマが出ても話せるようになりたい方もいると思います。

ディスカッションのテーマ設定と参加者としての対策についても書いていきます。

自由討議型 – 理想的な状態を考えてみよう

自由討議型というのは端的に言えば「理想的な状態を考えましょう?」という答えのない討論の形になります。

  • 優秀な営業職に必要な条件は?
  • 今後の都市開発に必要なものは?
  • イノベーションを起こすために必要なものは?

自由討議型のディスカッションの対策

自由討議型のディスカッションに置いて必要なものはどのくらいの知識があるのかということです。

知識が豊富であれば、すぐに意見を作ることができるようになります。

つまり、事前にどの程度の知識を蓄えていたのかが大切です。

知識が全く無い分野のディスカッションであれば、知識がないということを強みするという方法もあります。

後述しますが、その時は質問をして知識を引き出したり、会話をまとめる側に回ったり、知識が無い一般人としての意見を言ったりすることもできるでしょう。

ディベート型 – どちらのほうが理想的ですか?

ディベート型の場合は、「どちらのほうが良いですか?」問いかけられているケースになります。

  • この戦略を採用するべきか否か
  • この製品を市場に出すべきか否か
  • 結婚するべきか否か

ディベート型のディスカッションの対策はスタンスの明確化

ディベート型の場合は、自分のスタンスを明確化することが大切です。

自分のスタンスがいつまでたっても曖昧な場合は議論を進めることが無いからです。

あまりにも強烈にスタンスを明確にすると敵を作ってしまう可能性があるので、柔らかく「私はこっちかな…」という程度でスタンスを示しましょう。スタンスを示す際にもちゃんと理由を明確にして話すことが大切です。

ディベート型のディスカッションの場合に大切なのはスタンスが正しいか否かではなく、相手の理由を踏まえて意見を言えるかどうかです。

スタンスが間違っていれば後で変更すれば良いのでそこにこだわる必要はないでしょう。

ディベート型のディスカッションのNG行為:議論に白熱すること

また、ディベート型のディスカッションでは相手の議論を完膚なきまでに負かすことをしてはいけません。

あなたが自分の意見が正しいと思い、相手の意見を全否定してしまうと、ディスカッション参加者の空気感が悪くなってしまいます。これではあなたの評価は最悪です。

では、どうすればよいのでしょうか?

質問をうながし聞き役に徹することです。

質問をして相手を喋らせてあげることが出来れば、もしもあなたの意見が正しければ、論理的な綻びがあれば、相手も喋っている最中に気づくと思います。

それでも気付かなければ、議論では負けてしまっても仕方がありません。喧嘩になるよりはマシです。

あの有名な古典である「人を動かす」でも議論をしても相手は思い通りに動いてはくれないと書いてあります。

相手を思い通りに動かすには聞き役に徹することがオススメです。

ディスカッションをうまく行いたい方は、人を動かす」要約まとめ:人を動かす方法と人を動かす力とは?」を、一度読んでからディスカッションに望むと良いでしょう。

「人を動かす」あらすじ

邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。人づきあいの根本原則を実例豊かに説き起こし、時代を超えて読み継がれる普及の名著。

あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、折々に改訂が施されてきた現行の公式版。

引用:Amazon

圧倒的に効率よくディスカッションを進める段取り

実際にテーマについての対策を学びましたが、時間どおりになるべく効果的にディスカッションを終わらせることも一応は目指したほうが良いと思います。

効率よくディスカッションを進める段取りとはなんでしょうか?

テーマに対して各自が考えてくる時間を設ける

就活用のグループディスカッションでは不可能ですが、普通のディスカッションであれば、参加者に事前にテーマを伝えることをオススメします。

参加者にテーマを伝えることで、参加者一人一人が予めテーマについて意見を持ってくることができるので、ディスカッションの時間を短縮することができるからです。

参加者に事前にテーマを伝えないと、ディスカッション開始時に意見を考えることになります。

考え抜かれた意見を各自が持ってこないと、一人一人の意見が浅くなり、有意義なディスカッションにならないのです。

ディスカッションの時間配分を決める

時間配分を最低限決めておかないと、ディスカッションの時間中に全ての議論を終わらせることができなくなってしまいます。

ただ、皆に時間配分を伝えてしまうと、時間配分を気にして意見を引っ込めてしまう人もいますから注意が必要です。

私がよくやるコツは自分の中で大体の目安を決めてしまいます。

  • 皆から意見を募る時間
  • 皆からの意見をまとめる時間
  • アクションプランを考える時間

だいたい上記のようなことを行うために時間配分を考えています。

ディスカッションのテーマについての定義を明確にする

与えられたテーマについて、定義を明確にして共通見解を得ることも必要です。

例えば、優秀な営業マンの資質を上げなさい。

であれば➔優秀な営業マンとは?「人よりも2倍成績が良い人」というように定義を明確にします

定義を明確にして共通見解を持つことが出来なければ、皆が考えていることがバラバラになり、前提が一致しないまま議論が進んでしまいます。

その結果、ディスカッション自体の意味がなくなってしまうこともよくおきます。

役割分担

役割分担は司会・書紀くらいが決まっていれば良いかなと個人的には思います。

就活用のグループディスカッションだと色々と決めないといけないのかもしれませんが、普通のディスカッションであれば、役割を担うよりも意見を言ってほしいですからね。

意見を集める

司会が参加者からの意見を集めます。その際には理由も集めるようにしましょう。

意見をまとめる

意見を集めきったら、理由について対立する点を踏まえた上で意見をまとめていきます。

その後、取るべき具体的な行動までが決まればディスカッションは完了になります。

ディスカッションを上手く進めるためのコツとは?

ディスカッションの進め方についてはなんとなくイメージが出来たと思いますが、それではディスカッションを上手く進めていく為のコツとは何なのでしょうか?

私は読書会を主催しております。読書会は様々な本が紹介され、それをテーマとして毎週ディスカッションを行っているようなものです。

中には上手く進められたディスカッションもあれば全く進められないディスカッションもあります。

数多くのディスカッションをやってきた中で、ディスカッションのコツが分かってきました。

ディスカッションのコツ①:自分の意見を論理的に伝えること

ディスカッションにおいて重要なことは自分の意見を論理的に伝えることです。

相手に対してわかりやすく伝えることが出来なければ、参加者の皆さんがその意見について「?」となってしまうことが多く、意見の理解に時間を負われてしまいます。

ディスカッションは自分の意見と他者の意見を踏まえて理想的なプランを考えることである以上、論理的に意見を伝えることが出来ないと、相手に意見を踏まえてもらうことが難しくなってしまうのです。

論理的に意見を作ることが不安な方は、「ロジカルシンキングや問題解決が学べる本【私のオススメ決定版4選】」を読んでおくと良いでしょう。

ディスカッションのコツ②:相手の意見を引き出す質問力

ディスカッションをしていて最悪な状況というのは自分だけが話している状況です。自分だけが話しているというのは自分の意見の押しつけでありディスカッションではありません。

ディスカッションには相手の意見が必要不可欠です。相手からの意見を引き出すための質問力というのが求められます。これは大変高度な能力です。

相手に質問をして意見を言ってもらうだけなら良いですが、その意見の中で論理的に筋が通ってない部分があればその点について質問をすることも求められます。

相手の意見の全体像を知らないとディスカッションが出来ません。

余談ですが、自分の意見ばかりを話す人は、他者に対して利益を奪う人であると言えます。GIVE & TAKEという本によるとこれは「テイカー」だと言われています。

個人的に、真にディスカッションが上手い人は「ギバー」だと思います。

ディスカッションが上手い人は相手に積極的に質問をし、相手が求めることを説明し、自分の意見は相手の意見に合わせて変化させることに躊躇がありません。

全てはチームが良くなるためにという考え方がある人だと思います。まさに「ギバー」なのです。

ギバーやテイカーについての詳細は「書評「GIVE & TAKE」テイカーな私でもギバーになれた方法とは?」で詳しく書いてあります。興味のある方はどうぞ。

ディスカッションのコツ③:相手に馴染み深い例をでたとえ話をする

ディスカッションは短時間の場合が多いのです。つまり、思考のロスをなるべく減らしたいと考えます。

新しい意見というのは理解がし辛いです。その時に必要なのが相手にとって身近な例を使って例えば話をすることです。

読書会をやっていて反応が良いと感じる時は、相手にとって馴染み深い例を出して説明した時でした。

相手にとって身近な例を知るには相手のことをよく知らないといけません。

例えば、趣味・特技・夢・キャリア・生い立ち・出身・文系・理系などを知っていれば、相手にとって馴染み深い例から説明することができます。

ディスカッションのコツ④:相手が話しやすい雰囲気を作る

相手の意見を踏まえないとディスカッションになりませんから、相手がディスカッション中に話しやすい雰囲気を作ることもディスカッションのコツになります。

そのためにもまずは、相手に話しやすい雰囲気を作ってあげないといけません。

話しやすい雰囲気を作る方法

  • 相槌
  • 積極的なメモ
  • 的確な質問
  • 意見を聞く
  • 話を遮らない

相手に話しやすい雰囲気を作り、意見引き出したら論理的にまとめます。

相手と自分の意見が対立していたり、少し食い違っている所を明確にし、相手の論理のどこが自分と違うのかを分析しないといけません。

また、相手の論理がおかしいな?と思った時には、論理矛盾を明らかにすることが大切です

ディスカッションのコツ⑤:正解は無いので相手の意見を尊重する

ディスカッションに正解はありません。

正解があると考えていて、自分のほうが正しいと思ってはディスカッションできません。相手の意見と自分の意見を踏まえて理想のプランを考えるというディスカッションではなく、説得という手法になってしまうからです。

そんなディスカッションに置いて何よりも大切なことは、相手の意見を尊重する姿勢です。

尊重する姿勢がない人は、自己中心的で相手の意見を踏まえない人になります。そんな状態であれば、建設的な会話もできなくなるため、ディスカッションにならないのです。

相手の意見をありがたいと思う為には呪文を唱えることです。

  • 「相手の意見のおかげで、成長する機会を与えられている」
  • 「相手の意見があるから、自分の意見を振り返ることで、もっと説得力のあるものになる。」
  • 「相手の意見をもっと聞けば聞くほど、人として魅力的な自分になれる」

このように、常日頃から思っていればいるほど、相手の意見に対して尊重することができるようになります。

ディスカッションの進め方とコツを身につけるには練習しかない

大前研一氏が書いた、「即戦力の磨き方」という本にはこのように書いてありました。

ディスカッション能力は家庭で養う。

中国人は家庭での会話は豊富だし、インド人のディスカッション好きはやはり家族で鍛えられているからに他ならない。なかでも凄いのはユダヤ人だ。

家庭を子供が意思を言葉で表現する場だと心得ているから、親子の会話と言っても旗からはまるでケンカにしか見えない。それくらい激しいディベートを日々の家庭生活で繰り返していれば、大人になるころにはたくましいディスカッション能力の持ち主になっているはずである。それでは、日本でも家庭で磨けば良いのか?と思いますが、それは不可能です。

同書では更に、このように述べています

ところが、日本の家庭ではディスカッションする力を鍛えるどころか、家族の会話そのものがなくなってきているのだ。

-中略-

もともと日本においては父親が残業で会社にいつまでもいるので、平日の夕食は父親不在が珍しくなかったが、最近では子供も外に遊びに行って、夕食時間になっても帰ってこない。高校生の3分の1は一人で夕食をとるという統計が出ているのだ。

以上のように、家庭から出ずに、漫然と過ごしているだけではディスカッションの進め方やコツは身につけることはできません。

「即戦力の磨き方」あらすじ

ビジネスの現場はいまや下剋上の時代。力がなければ生き残れないし、能力の差で所得の格差は開く一方だ。働く側にせよ、雇う側にせよ、誰もがビジネスシーンでどのようなアウトプットができるかを常に考えている。求められるのは、現場で活かせる即戦力である。「語学力」「財務力」「問題解決力」の三種の神器に加えて、「勉強法」や「会議術」も身につけたい。大前流の即戦力の磨き方を若きビジネスパーソンに伝授する。

引用:Amazon

ディスカッションの進め方やコツを身につける理想的な場所は?

それではディスカッションの進め方やコツを練習する場所はどこになるのでしょうか?

学校では、議論をする機会は多いだろうと思いますか?しかし、社会人の場合はまた学生に戻らなければいけないのか?

職場では、会議が頻繁にあるだろうと思いますか?しかし、 以心伝心や阿吽の呼吸を尊重する企業風土の場合、あなたは出る杭が打たれるかのごとく、周りとの人間関係が上手くいかなくなる恐れがある。

このままでは、家庭でも、職場でもディスカッションの進め方やコツを身につけることはできません。

読書会はディスカッションの進め方やコツの練習には割と良い可能性も

そんな時に、神田昌典氏はこのように言ってます。

読書会とは、社会人として必要な能力を伸ばす理想的な場である

読書会では本をテーマにして色々な話に展開していくんで、ちょっと普通のディスカッションとは異なりますが、話の振り方や質問の仕方などは勉強になるかも知れません。

読書会を東京都内で開催中です。興味がある方は、「【読書会東京】20代・30代向け朝活読書会を都内で開催中!」をご覧下さい。

ディスカッションの進め方・コツまとめ

ディスカッションのコツや進め方などをまとめると下記になります。

  • ディスカッションは自分の価値を示しやすい
  • ディスカッションとは相手の意見と自分の意見を踏まえて理想的なプランを作り出すこと
  • 就活のグループディスカッションは協調性が求められる
  • 本来的なディスカッションは意見を求められる
  • ディスカッションのテーマ設定は自由討議型かディベート型
  • テーマに対して各自が考えてくる時間を設けると良い
  • ディスカッションのコツは、論理的・質問力・馴染み深いたとえ話・雰囲気作り・相手の意見を尊重すること
  • ディスカッションの進め方とコツを身につけるには練習しかない
  • 読書会はディスカッションの進め方やコツの練習には割と良い可能性も

私も全然未熟なのでもっともっとディスカッションがうまくなるように頑張ろうと思いました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!