「ギグ・エコノミーって稼げるのかな？」
「ギグ・エコノミーで年収1000万円稼ぐ条件ってなんだろう？」
アメリカのギグ・エコノミー市場では約40％の人は年収1000万円を稼いでいます。
残念ながら日本では、ギグ・エコノミーという働き方はまだまだ盛り上がっていません。
なぜなら、日本には終身雇用制度があり、企業の人材が余っているからです。
しかし、日本でも終身雇用制度が崩れそうな予兆があります。
終身雇用制度がなくなれば、ギグ・エコノミーで稼ぐことが主流になっていくでしょう。
ギグ・エコノミー市場が主流になった場合、現在の終身雇用前提で生きている人は、残念ながら「価値のない人」になります。
逆に、いまからギグ・エコノミー市場で稼いでいる人を分析し、キャリア形成すれば10年後には年収1000万円をギグ・エコノミーで稼ぐ人になれる可能性もあるのです。
今回は、ギグ・エコノミーで年収1000万円を稼いでいる人の条件を解説します。
この記事で学べることは？
- ギグ・エコノミーで年収1000万円が可能である事実が学べる
- 日本のギグ・エコノミーの発展が遅い理由が学べる
- ギグ・エコノミーで年収1000万円を稼ぐ人の条件が学べる
目次
ギグ・エコノミーで年収1000万円は可能である事実
ギグ・エコノミーとはインターネットを通じて単発の仕事を受注する働き方や、スキマ時間で働く人で成立する経済形態のことを言います。
広義の意味としては、スキマ時間に働くという意味もあり、フリーランスもギグワーカーと見なす動きもあります。
最近の報告書によると、ギグワーカーの40％が年収1000万円以上だという報告もあります。
米国のギグワーカーの2018年の総収入が1兆4000億ドル（約152兆円）だったのをご存知だろうか？ さらに、決済業界情報サイト「PYMNTS.com」の最新報告書「ギグ・エコノミー指標（Gig Economy Index）」によると、ギグワーカーの40％が今や10万ドル（約1090万円）以上稼いでいるという。平均年収は5万8000ドル（約630万円）前後とみられる。
引用：Forbes
ギグ・エコノミーで年収1000万を稼ぐパターンは下記の通りです。
- 大企業と個人が契約している
- 個人からある程度の人気がある
- 特定分野での希少性が高い
上記のうち１つでも達成できれば、ギグ・エコノミーで年収1000万円も達成可能なのです。
ギグ・エコノミーで年収1000万円にならない日本！原因は終身雇用にあり？
アメリカではギグ・エコノミーで40%の人が年収1000万円以上を稼いでいるのにもかかわらず、日本のギグ・エコノミー市場ではそこまでの盛り上がりがありません。
その原因は終身雇用制度にあります。
アメリカには終身雇用制度はありません。そのため、業績が悪化したらクビにすることも可能ですし、そもそものキャリア形成として転職を頻繁に行います。
一方、日本の場合、終身雇用制度があるため、業績が悪化してもクビにできません。
それどころか、頻繁に転職をすることもないので、一生同じ会社に居続けることもあるのです。
日本の大企業は常に人余りの状態になっているため、ギグ・エコノミー市場から労働力を調達する必要がありません。社内の人間を活用する方が先だからです。
ギグ・エコノミーで年収1000万円稼ぐための方法の1つである大企業と個人が契約することができにくいのが日本なのです。
そのため、日本ではギグ・エコノミーで年収1000万円稼いでいる人が少ないのです。
ギグ・エコノミーで年収1000万稼ぐために必要な条件とは？
それでは実際にギグ・エコノミーで年収1000万円を稼ぐには何が必要なのでしょうか？
年収1000万円をギグ・エコノミーで稼ごうと思ったら下記の条件が必要です。
- 専門的なスキルと経験「レア度を上げよう」
- 高額契約の実績「基準を作ろう」
- 仕事を紹介してくれる人とのつながり「信用を得よう」
それぞれ解説していきます。
専門的なスキルと経験「レア度を上げよう」
ギグ・エコノミーで年収1000万を稼ぐなら、希少性が非常に重要です。いわゆるレア度というやつです。
レア度が高い人材になれば、あなたにお願いせざるを得ないわけですから、雇用主と契約を結ぶ時の単価は上がりやすくなります。
レア度を上げるのに必要なのが「スキルと経験」なのです。
あなたの業界で重宝される専門的なスキルや、業界で経験した人が少ないような経験があれば「レア度」が上がります。
「レア度」はギグ・エコノミーで働く上で資産です。
人材としての付加価値を上げるなら、業界で重宝されるスキルや経験に着目し、「レア度」を上げるキャリア形成を意識しましょう。
高額契約（給与）の実績を作る「基準を作ろう」
ギグ・エコノミーで年収1000万円を稼げるようになるには、高額契約の実績も必要です。
高額契約の実績は、あなたの「価格の基準」になります。
一度、高額契約ができれば、同水準の契約になる確率が高いからです。
ギグ・エコノミーで将来的に年収1000万円を稼ぎたいと思う人は、「基準を作る」ことを意識しましょう。
残念ながら、はじめから高単価の契約はできません。
最初は低単価で良いので実績を積みレア度を上げましょう。
あなたの経験年数が増えていき、スキルが身につけば、契約当初に比べて確実にレア度が上がります。
- 半年や一年ごとに価格交渉を持ちかける
- 価格交渉と同時に単価の高い契約者を探す
このようにして、自分の基準を少しずつ上げていきましょう。
仕事を紹介してくれる人とのつながり「信用を得よう」
個人的に一番重要だと思うのが仕事を紹介してくれる人とのつながりです。
人から仕事を紹介してもらうことのメリットはたくさんあります。
- 紹介してくれた人の信用があるので仕事が取りやすい
- 紹介してくれた人を介して契約主との信頼をはじめから築ける
- 紹介してくれた人が経歴や能力などを伝えるため契約単価が上がりやすい
仕事を紹介してくれる人とのつながりは非常に重要なのです。
仕事を紹介してくれる人とのつながりを作るのに必要なのも「レア度」が前提です。
「紹介したい」と思われるようなスキル・経験がなければ、仕事を紹介してくれることなんてあり得ないからです。
また、仕事を紹介してくれる人は「良い人」であるケースが多く、精神的にも経済的にも余裕のある「ギバー」である可能性が高いです。
そのため、仕事を紹介してくれるような人とは長い付き合いを築いた方が良いでしょう。
ギバーという表現は「GIVE & TAKE」という本の中で取り上げられています。興味がある人は下記の記事をどうぞ。
ギグ・エコノミーで年収1000万円を目指そう
記事の内容をまとめると下記のとおりです。
- 米国のギグ・エコノミーでは年収1000万円の人が40％いる
- 日本のギグ・エコノミーは終身雇用が原因で稼げにくくなっている
- ギグ・エコノミーで稼ぐ方法は「レア度」「基準」「信用」である
現在の日本は過渡期であり、今後終身雇用制度などが崩れていくでしょう。
そうすれば、ギグ・エコノミーで働く人々のなかで年収1000万円を稼ぐ人が増えていくでしょう。
将来的にギグ・エコノミー市場が主流になることを踏まえて、今から準備をしておきたいところですね。
以上、ギグ・エコノミーで年収1000万を稼ぐ条件「レア度・基準・信用」
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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