書評「ORIGINALS 」誰でも人と違うことができる方法とは?

GIVE & TAKEを読んで、著者であるアダム・グラントの本の圧倒的な面白さに気付き、またまた読んでしまいました…。

今回紹介するのは、「ORIGINALS」という本です。

オリジナルな人は才能に溢れた人と思われますが、そうではないということを記載している本です。

オリジナル:人と違ったことができる人

色々な場面で、「どうやったら普通の人でもオリジナルな生き方ができるのか?」ということに焦点をあてられています。

オリジナルな人は一体どういう人なのでしょうか?

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ORIGINALSがオススメな人

  • 組織風土に違和感を感じて何かしら工夫したいと思っている方
  • 将来的に人と違ったことをしたいと思っている方
  • 大衆迎合的な生き方はしたくないと考えている方
  • 起業・独立したいと思っている方

多くのオリジナルな人は一般的な人だった?

「ORIGINALS」の中では様々な著名な人の名前をだしていますが、その人達も平凡な人間だっと言うことが書いてあります。

平凡な人間とは、リスクを恐れて、事を成すときには恐怖と戦ってきたということです。

勇敢な人だと思われがちですが、実際はそんなことがなく普通の人なのです。

著者のアダム・グラントは組織心理学に精通しており、オリジナルな人たちがなぜオリジナルになれたのかを科学的な手法でアプローチをして共通点を明らかにしていました。

オリジナルな人はリスクテイクしない

オリジナルなことを行う人は、起業をしたりするケースが多いが、そのケースでも成功する人は起業する時にリスクをとらないのだそうです。

リスクをとらないとはどういうことなのかというと、会社を辞めないということ

「え?起業するなら早く会社を辞めて全力でやったほうが良いのではないの?」

と思われるかも知れませんが、そんなことがありません。

著者は、本の中で、リスクを嫌って起業した人の方が、存続する可能性が高いという調査結果を紹介していました。

  • 1994年〜2008年の間に起業をした20代〜50代の500人以上のアメリカ人を追跡調査。
  • 起業に専念した人:自信満々のリスクテイカー
  • 本業を続けたまま起業した人:リスクを避けたがり、自信も低い
  • 結果は、本業を続けた起業家は、起業に専念した人よりも33%も失敗の確率が低かったのです。
  • リスクを嫌い、アイデアの実現可能性に疑問を持っているひとが起こした会社の方が存続する可能性が高い。そして大胆なギャンブラーが起こした会社の方がずっと脆い

引用:ORIGINALS

オリジナルな人は先駆者にならない

これも意外ですが、オリジナルな人は先駆者になることは少ないと言います。

それは、先駆者になることにはリスクが多いからです。

逆に、後発企業の方が、先駆者がリスクテイクして得た失敗を、じっくりと修正したりすることができるので、無謀なことをしないで済むようになります。

その結果、後発企業の方が生存確率が高いのです

オリジナルなアイデアを生み出すには?

「何かしら人と違うことがしたい」

そう思ってもオリジナルなアイデアが浮かんでこないことって良くありますよね?

本書ではオリジナルなアイデアの生み出し方も書いています。

オリジナルなアイデアの生み出し方は大量に創作すること。

沢山アイデアを創作すればするほどオリジナルなアイデアが浮かびやすくなってくるのです。

本書の中でも、「多くの人が斬新なものに到達できないのは、アイデアをちょっとしか出しておらず、その少数のアイデアを完璧に磨き上げることにとらわれているからだ。」と書かれています。

オリジナルな企画を選定するには自分もアイデアを出すことが大切

管理職の方であれば、オリジナルな企画を選定することにより、他社と違うことをやり、差をつけたいと考えると思います。

しかしながら、本書の中では、オリジナルなアイデアを創出するよりも大切なのは選定だといわれています。

つまり、オリジナルなアイデアを適正に選ぶことが出来ないのが問題なのです。

では、どうすればオリジナルなアイデアを選ぶことができるのでしょうか?

それは、同業者に見てもらうこと、選定する人もアイデア出しに参加することです。

選定する側アイデア出しに携わっていない場合には、奇抜なアイデアを採用する確立が低くなります。

しかし、実際に現場でアイデアを出し続けている人や、アイデア出しに参加した人は奇抜なアイデアを採用する確立が上がるそうです。

オリジナルな人は「自分らしさ」を考えている

オリジナルな人は結果の論理ではなく妥当性の論理を使ってものごとを考えていると言います。

結果の論理とは、「こういう状況であればどうするべきなのか?」という結果にこだわった考え方です。

一方で妥当性の論理とは、「自分のような人間はなにをするべきか?」という自分の感覚で行動することができるようになるのです。

結果にこだわると人は安全策やルールから外れないようなことを好んでしまいます。そうなると、人と違うことができるようにはなりません。

あなたが、あなたらしくなるためには何をするべきなのか?ということを考えると、オリジナルな人に近づくことができるでしょう。

オリジナルな価値観を生み出す人の3つの特徴

オリジナルな価値観を生み出す人には3つの特徴があると言います。

  • 好奇心が強い人:何事にも疑問を持つ人
  • まわりに同調しない人:自分の意見をしっかり持っている人
  • 反抗的:ルールに左右されず常に効果的な方法を考えている

こういう特徴を持っている人は価値観を生み出しやすいと言われています。

オリジナルな人は悲観主義的?

また、他にも、オリジナルな人は防衛的悲観主義的な物事を考えているとも言われています。

  • 戦略的楽観主義:最高の結果を予測し、冷静を保ち、目標を高く設定する
  • 防衛的悲観主義:最悪の結果を想定し、不安を感じながら、起こりうるあらゆる悪い事態を予測する

パフォーマンス面では戦略的楽観主義も防衛的悲観主義も同じレベルでしたが、防衛的悲観主義の方が集中力などが求められるときにはパフォーマンスが高いのだそうです。

防衛的悲観主義は戦略的楽観主義に比べて、悪いことを思っており、それを回避しないといけないという思いに動かされているので、細部まで気を配っていることが多いのだそうです。

そのため防衛悲観主義的は全ての面において本番前にシミュレーションが出来上がっていると言われています。

アダム・グラントの本は面白い

「言われてみれば当たり前」と言われることが多い内容ではありますが、著者が精通する組織心理学に裏打ちされ、従来のいわゆる成功法則とは異なることが真実であると科学的に証明した本書はかなり面白いです。

是非、あなたも読んでみて下さい。また、この本が面白かったら、是非GIVE & TAKEもオススメです

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