「動くのってだるいよね」
「行動するのってやる気が起きない…」
自分から積極的に行動すれば幸せになれるとしたら、行動しませんか?
ウェアラブルセンサという時計型の加速度センサを腕に付けて、腕の動きを長期間集計したデータを使うことで、人間の社会との関係を明らかにした人がいます。
その人曰く、今日ちょっとした行動を起こすことで幸せになることが可能なのだと言います。
▼また幸せな人は下記のような効用もあります。
- 仕事のパフォーマンスが高い
- クリエイティブ
- 収入レベルも高い
- 結婚の成功率が高い
- 友達に恵まれている
- 健康で寿命が長いこと
- 仕事ができる
この人が書いた「データの見えざる手」という本を読めば、行動を起こすことに対する価値観が変化することが間違いないでしょう。
今回は、人間と社会の関わりを科学的に見たデータの見えざる手をご紹介します。
人間の行動を支配する隠れた法則を、「方程式」に表す。ヒューマンビッグデータがそれを初めて可能にした!時間の使い方・組織運営・経済現象など、人間と社会に関する認識を根底からくつがえす科学的新事実。科学としての確立と現場での応用が同時進行し、世界を変えつつある新たなサイエンスの登場を、世界の第一人者が自ら綴る!
引用:Amazon
データの見えざる手がオススメな人
データの見えざる手がおすすめな方は下記のとおりです
- 人間の行動と社会の関係性をデータから読み解くことに興味がある
- 幸せについてデータ的な見地から知りたい
- データから考えることが好き
- 理系的に物事を考える
- データがないもの以外は信じない
データの見えざる手が明らかにする幸せの感じ方
データの見えざる手の中で幸せのことを下記のように定義しています。
幸せ(ハピネス)とは、自分から積極的に行動をおこしたり 自ら、意図をもって何かをおこなうことで 人は幸福感を感じる。
そもそも幸せに関わっているものは下記の3種類であることが本の中では述べられています。
- 遺伝
- 環境要因
- 行動
幸せの50%は遺伝によって決まる!
データによると、幸せの50%遺伝で決まっているそうです
幸せになれるか否かが遺伝で決まっているのは中々非情だなとも思いますが、ここは遺伝的な要素なのだそうです。
生まれつき幸せになれる人と幸せになれない人がいるんですね…なんか運命論的なものを感じますね。
環境要因は10%「結婚する相手や恋人も幸せには関係ない」
結婚する相手や恋人とかも幸せにおいては重要だと言われています。
しかし幸せを感じる要因としては意外に少なく、10%程度だそうです。
10%を環境要因といいます。環境要因は下記の3つが主になります。
- 健康
- 金銭
- 人間関係
結婚する相手が幸せにはあまり関係ないのだそうです。
残りの40%は積極的な行動
では、残りの幸せの40%はなんなのでしょうか?
それは、積極的に行動したかどうかです。
積極的に行動すれば幸せになれます。日々のちょっとした行動を積極的に取り組むことが出来れば幸せになれるのです。
昔から言われている、やらなかった後悔よりもやって反省した方が良いというのはデータから見ても間違っていないのでしょう。
1日の活動量は決まっていることがデータの見えざる手により明らかに
人間の1日の活動量は決まっていることがデータの見えざる手により明らかにされています。
人間は1日に平均して8万回ほど腕を動かしています。
メールを打つ時は1通につき60回・プレゼンをする時は150回など、行動により腕を動かす回数が決まっているそうです。
腕を動かすことを活動量とした時に、人間は無意識に活動量を調整するようにできています。
プレゼンをずっと行った場合に、プレゼン以外のところでは無意識に休みがちになったりするのです。
活動量が調整されることを気にしながら、動きすぎるスケジュールと動きすぎないスケジュールを調整することにより、生産性をより高く上げることができます。
データの見えざる手まとめ:動けば幸せになる
データの見えざる手の中に強烈に印象に残った点は下記の点です。
「幸福な人は、仕事のパフォーマンスが高く、クリエイティブで、収入レベルも高く、結婚の成功率が高く、友達に恵まれ、健康で寿命が長いことが確かめられている。定量的には、幸せな人は、仕事の生産性が平均で37%高く、クリエイティビティは300%も高い。
重要なことは、仕事ができる人は成功するので幸せになる、というのではなく、幸せな人は仕事ができるということだ。そして、ハピネスレベルを高めるのは、成功を待たずとも、今日ちょっとした行動を起こすことで可能なのである。」
とにかく積極的にちょっとした行動を起こすことがハピネスレベルを高めるために必要な行動なのです。
積極的にちょっとした行動を起こすのであれば、どうせなら幸せに直結する行動が良いですよね?
残念ながら、遺伝を変えることは難しいですが、環境要因を変えるための行動は行えるでしょう。
健康になるなら、走ったり、運動したり、食生活に気をつけること。
金銭的に余裕を持つなら、下記でまとめているような、年収を上げるための行動をすることや、資格の勉強をすること。
人間関係を豊かにしたければ、人間関係でストレスフルな、搾取する人との付き合い方を見直しても良いでしょう。
また、人間関係を断捨離するのもおすすめです。
この本の中には、他にも、ハピネスは伝染することが書かれていたりと、ビックデータの先進的な活用方法が載っています!おすすめですよ!