先日読んだ本の1つは、上司に紹介された「憂鬱でなければ仕事じゃない」という本なんですが、この本ご存知でしょうか?
サイバーエージェントの社長である藤田さんと、幻冬舎の社長である見城さんが、自分の座右の銘のような「言葉」を二人で解説している本なんですが、これが面白くて面白くて。
その中で気になったものを数点紹介したいと思います。
「憂鬱でなければ、仕事じゃない」あらすじ
小さなことにくよくよしないで、大きな仕事ができるわけがない。憂鬱なことが三つ以上ないと不安になる見城徹と、たぎる情熱をクールなオブラートに包んで激しくスイングする藤田晋―。ふたつの魂が交錯した瞬間、とてつもないビジネスマンの聖書が誕生した!何が大切で、何が無駄か?あなたの臓腑をえぐる35の言葉。
引用:Amazon
憂鬱でなければ、仕事じゃないがオススメな方
憂鬱でなければ、仕事じゃないがオススメな方は下記のとおりです
- 昔の男の働く姿勢が知りたい方
- 見城さんファンの方
- 藤田さんファンの方
- 20代前半でこれから就職しようと考えている方
パーティーには出るな
まず紹介したい1つ目の名言が「パーティーには出るな」という名言。
本の中で、パーティーの訳語は「表面的な集まり」でしかないとばっさりいっています。
パーティーで名刺交換しただけの仲では意味が無い。1対1などの少人数でじっくり話したほうが有意義だとしています。
確かに、同窓会などの場であれば久しぶりの友人に会えたりするので良いかなと思いますが、定期的に開催されている大きな飲み会などに参加しても、あまり身になる話がなかったり、仲もそこまでよくならなかったりしますよね。
パーティには出るなとは、パーティに出て満足するのではなく、じっくり話すことを大切にしようと言うことなのでしょう。
憂鬱でなければ仕事じゃない
2つ目の名言が本書のタイトルになっている「憂鬱でなければ、仕事じゃない」です。
本書では、二人の経験から、憂鬱なものであればあるほど、後に結果が出てくると言われています。
逆に、楽なことは皆がやってしまうから、中々結果には繋がらないとも言われています。
あえて、難しいこと、ストレスがかかるものからやると、そこから黄金が生まれるのです。
憂鬱な仕事はあまりやりたくないですが、仕事は憂鬱なもののほうが結果が出るんでしょうね…。
憂鬱な仕事はやりたくないですが、頑張ろうと思いました。
他者への想像力を育むには恋愛しかない
3つ目の名言は「他者への想像力を育むには恋愛しかない」という名言です。
恋愛ほど相手の言動に対して敏感になるものはありません。
本書では、恋愛こそ人を動かすために、相手の立場で考えるのに必要なスキルを得ることができる。としており、恋愛しろ!とも書いてありました。
最近読んだ日本3.0という本の中でも、リーダーに必要なものは無私の心であり、無私の心を育むには恋愛をすることが良いと書いてありました。
大分昔ですが、渋谷に「恋をしよう」というBEAMSの広告が掲載されました。
BEAMSの社長にとって「おしゃれ」とは、「相手を思いやること」だと聞いたことがあり、これは「相手を思いやれない人が着飾った所で、意味が無い。内面から出てくる何かがおしゃれには必要なんだ」ということなんだそうです。
現代のビジネスマンにとって必要な相手の立場って考える力は恋愛によって身に着けることができるのです。
努力は自分、評価は他人
4つの目の名言ですが「努力は自分、評価は他人」という言葉です。
努力とは、人が出来ないことをやること。ここが見城節って感じですよね…。
つまり、他者に比べて「そこまでやるの?」と思わせる圧倒的努力が必要なのだ。
評価をしてくれと言うのではなく、圧倒的な努力をすることで相手に評価させることが大切なんですね。
逆に「プロセスを評価してくれ」という人は、初めから結果を出すつもりがない人だとも言われていました。
努力は自分がすること、評価は他人がすることです。
では、他人はどこをみて評価をするのでしょうか?
無論、結果です。
すなわち、「圧倒的努力→結果→評価」というのが評価されるまでの正しい過程なのです。
「やり抜く力 GRIT」という本の中でも優秀な人は努力を行っている人だと言っています。
優秀な人はやり抜く力が高く、努力家であり、常に高い目標を狙っている人のことを言うのだそうです。
そう考えると、今回の著者のお二人は常に高い目標を狙って行動をしている人であり、圧倒的努力をしてきた人なのでしょう…。
憂鬱でなければ、仕事じゃないは名言盛り沢山
男臭いビジネスマンの2名が著者のビジネス本ですから、かなりの名言が入っています。
もしかすると、「男にフォーカスしすぎじゃない?」って思うかも知れませんが、仕事に対する姿勢についてはかなり勉強になるところもあります。
時代にそぐわない働き方かもしれませんが、もしもよろしければ一度でも見て頂けると良いのかなと思いました。
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