「相手に自分のことが理解されません」
「どうすれば自分の話を聴いてくれるのでしょうか」
結論から言えば、あなたが相手を理解しなければ、相手から理解されることはありません。
あなたも経験がありませんか?ずっと喋っている人の話って、「ウザッ」と思って聞き流したりしますよね。
相手の話を聴かない人は、自分の話を聴かれることがないため、理解されることはないでしょう。
では、どうすれば相手を理解することができるのでしょうか?それは、相手の話を聴くことです。相手が考えていること、気持ち、求めていることが聞ければ、相手を理解できるのです。
しかし、相手の話を聴こうと思っても、相手が話してくれなければ相手の話は聴けません。
では、どうすれば相手の話を聴けるのか?それは相手の気持ちを優先して聴くこと。具体的には、耳と目と心を使って話を聴き、相手の気持ちになり、ミラーリングをすることです。
今回は、相手を理解する聴くことについて解説します。
この記事で学べることは?
- 相手を理解するにはまず聴く必要があることが学べる
- 聴き下手な人がやりがちなことが学べる
- 聴き上手になるための方法が学べる
相手を理解するにはまず聴くこと
相手を理解するのに、一番効率的な方法とは何でしょうか?
それは、相手の話を聞くことです。これにつきます。
相手のSNSを見たり、知り合いから情報を収集してもよいでしょう。しかし、相手から直接聞く以上に効率的な方法はないのです。
人は自分が聞きたいように相手の話を聞いてしまう
ただ、相手の話を聞くときには一つ注意点があります。
それは「自分が聞きたいように相手の話を聞く」のをやめないと、話を聞いたところで、相手のことが理解できないということです。
例えば、子供がいたずらをしたとして、普通だったら「いたずらするなんて…」と叱り倒すことでしょう。
子供はもしかしたら、いたずらしたのは、寂しかったからなど理由があるかもしれません。
その場合、子供からしたら「寂しかったから、いたずらしちゃったのは悪いと思うけど、寂しいのはなんともしてくれないの?」と思うことでしょう。
相手が考えていることを理解した上で、コミュニケーションを取らなければ、意味がありません。
自分が聞きたいように相手の話を聞いてしまうというのは人の話を聞く上で、絶対にやってはいけないことなのです。
話すよりも聴く方がじつはトク
良く自分の話をしたがる人も多いと思いますが、じつは相手の話を聴く方がおトクです。
というか、自分の話をしても、大体の話は聞いていないため、自分の話は極力減らした方が良いでしょう。
相手の話を聞くことのメリットは主に下記の2点です。
- 信頼関係が構築できる
- 交渉に有利
相手の話を聞けば聞くほど、相手との信頼関係が構築されます。
相手の話を集中して聞くことは、相手を尊重している証明となるので、話している相手は「自分は大切にされている」と感じるのです。
また、相手の話を聞けばきくほど交渉に有利です。
なぜなら、相手の話を聞けば、相手が求めている結果がわかります。相手が何を求めているのかがわかることで、事前に妥当な交渉条件を設定することができます。
交渉とは情報戦です。相手の話を聞けば聞くほど、交渉が有利になるのです。
7つの習慣第四の習慣でWin-Winを作り出すというのがあります。
Win-Winを作り出すためにも、相手が求めている結果が何かを知る必要があります。相手の話を聞くのは十分効果的でしょう。
聴き下手なスタイルとは?「自分の考えを優先する」
それでは、聴き上手になるには、どのようなスタイルでいればよいのでしょうか?
聴き上手を考える前に、聴き下手のスタイルについて見ていきましょう。
- 上の空(何か他のことを考えている)
- 聞いている振り(ほかのことをしてたりして、相槌のみ打つ)
- 選択的に聞く(興味のあることだけをに注意を払う)
- 言葉だけ聞く(ボディランゲージや声の調子は無視する)
- 自己中心的に聞く(自分の観点から聞く)
- 評価する(評価に忙しいと相手の話を聞かない)
- 助言する(理解してもらえたと感じないとアドバイスは受け取らない)
- 探る(相手が気持ちを打ち明ける前に当てようとすること)
聴き下手スタイルを一言で表すと、「自分のことを優先する」ということです。
例えば、相手が話しているときに、自分の考えを優先したり、自分の考えが正しいので、相手が話していることを選択的に聴くようにしているなどがあげられます。
つまり、常に自分の考えの方が優先されているのが、聴き下手な人の特徴なのです。
聴き上手となるには「相手の考えを優先する」
聴き下手な人の特徴を一言で表すと「自分の考えを優先して考える」としました。
では、聴き上手な人とは、どのようなスタイルなのでしょうか?
聴き上手な人は、一言でいえば「相手の気持ちを優先して考える」ことになります。
聴き上手になるには下記の3つの具体的な行動が大切です。
- 目と耳と心で聞く(相手の話に全身をもって聞く)
- 相手の気持ちになって聞く(相手が何を感じているのかを把握する)
- ミラーリング(他人の言っていること、感じていることを自分の言葉で繰り返す)
それぞれ、解説します。
目と耳と心で聴く
聴き下手スタイルは、上の空、聞いている振り、選択的に聞く、言葉だけ聞くというのがありましたが、それを防ぐためにおすすめなのが「目と耳と心で聴く」ということです。
そもそも聴くという字は、目と耳と心でできています。つまり、あなたの心と全身を使って相手の話に耳を傾けるのが聴くという言葉なのです。
聴き下手スタイルの人は、心と全身を使って耳を傾けているとは言えません。そのため、まずは目と耳と心で聴くことを心がけましょう。
相手の気持ちになって聴く
聴き下手スタイルに、自己中心的に聞く、評価する、助言する、探るというのがありましたが、それを防ぐのにおすすめなのが、相手の気持ちになって聴くことです。
相手の気持ちになって聴くとは、自分の考えを捨て、100%相手と同じ立場、見え方、考え方を持つことが必要になります。
そうすれば、自己中心的に聴いたり、評価するなどの時間ができないのです。
例えば、親から「勉強しなさい」と言われたときに、普通であれば「勉強なんてしたくないし、勉強なんて社会に出ても役に立たない!」と思うかもしれません。
しかし、「親はどういう立場から話しているのかな?」と考えるようにすると、「勉強なんて社会に出ても関係がないかもしれないけど、何かあるのかもしれない。
そもそも親が子供に対して不利益なことを言うだろうか?」と考えることになるでしょう。
相手がどういう立場なのか、相手はどのような視点から見ているのかを考えてから、話を聞くようになれば、相手が言わんとしている真意に気付けるようになります。
極力相手と同じ気持ちになるように徹しましょう。
ミラーリングを行う
相手の気持ちを優先して考える聴き上手スタイルですが、具体的な行動といて最もおすすめな方法はミラーリングです。
つまり、相手が言っていること、感じていることを自分の言葉で繰り返すこととなります。
ミラーリングの特徴は下記の3点です。
- 意味を繰り返す
- あなた自身の言葉を使う
- 温かく親身
良くミラーリングをオウム返しだと勘違いしている人もいますが、それは違います。両方を比較した図は下記の通りです。
オウム返しは、小手先のテクニックであり、話を聴いてなくても、すぐにできるようになるでしょう。
一方でミラーリングは本当に相手の話を聴いていないと取り入れることは不可能です。
相手の話を心から聴いて、ミラーリングを実践し、相手を理解するように努めましょう。
理解されるにはまず相手を理解しよう
理解されるには、相手を理解する必要があります。相手を理解する最も効率的な方法は相手の話を聴く方法です。
聴き上手になる方法は下記のとおりです。
- 目と耳と心で聞く(相手の話に全身をもって聞く)
- 相手の気持ちになって聞く(相手が何を感じているのかを把握する)
- ミラーリング(他人の言っていること、感じていることを自分の言葉で繰り返す)
相手の気持ちを優先的に考え、相手のことを理解することから始めましょう。そうすれば、信頼関係が構築でき、相手も自分の話を聴いてくれるようになるのです。
以上、「当たり前」理解されたかったら、まず相手を理解しろ「7つの習慣」を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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