書評「ストレスフリーの仕事術」ズボラでもできるTo Doの使い方

4.0

「GTDってなんだよ…」

「GTDがうまく実践できない…」

社会人のみなさんが、普段当たり前のようにして行っている「To Doリスト」。

なかなか実践するのって難しいですよね。

仕事に就いたらまず初めに覚えるノウハウかと思います。

この「To Doリスト」ですが、元々はGetting Things Done(以下GTD)という仕事の効率を上げる手法として開発されました。

今回はGTDについて書かれた本である、ストレスフリーの仕事術からGTDの実践方法を解説します。

「ストレスフリーの仕事術」あらすじ

うまくいく考え方でもやもやがスッキリ!生産性に革命をもたらす、魔法の仕事術「GTD」。発案者自らが、ストレス激減の秘策をわかりやすくアドバイス。

引用:Amazon

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ストレスフリーの仕事術でGTDのやり方を知るメリットは多い?

ストレスフリーに仕事する方法を一言で言うと「手持ちのやるべきことをすべて紙に書き出す」ことです。

GTDを実践し、手持ちのやるべきことを紙に書き出すことによって、下記のようなメリットが得られます。

  • タスクに追われるストレスが減る
  • 日々のタスク(仕事・趣味・家事等含め)に抜けがなくなる
  • タスクが全部わかるのでスケジュール管理が楽になる
  • 無駄なタスクをしなくなる
  • 生産性が上がる
  • 人にお願いできる仕事がわかる

やるべきことのリストを外部に保存することで、頭の中を空っぽにしてストレスフリーにすることが出来ます。

つまり、頭の中を空っぽにして現状に集中することができます。

また、GTDは記憶したものを外部のリストに書き出します。

やることを外部に記録するので、タスクの漏れが減るのです。

GTDを使うことで、常にタスクリストを更新すれば、あなたのやるべきことを把握することが可能です。

緊急なスケジュールが発生することが減るため、スケジュール管理が非常に楽になるのです。

GTDをやり方は人それぞれ!ストレスフリーの仕事術から考えてみよう

そんなにメリットの多いGTDですが、GTDを行うシステムを作ろうとすると、かなり難しいです。

GTDに必要な条件は、リスト作成から実行までを手軽に行えること

手軽に行えないと、「GTDのシステムをやらないといけない」というストレスになり、GTDをやらなくなってしまうのです。

だから、GTDを実践するなら、手軽にできるシステムを構築することが大切なのです。

GTDの基本システム

GTDのフローですが、基本的に「収集→処理→整理→レビュー→実行」という流れで成り立っています。

  • 収集:タスク・頭の中で思いついたことをリストに入れる
  • 処理:タスクを確認して2分以内にできるものは実行へ、やらなくて良いなら削除or保留リスト
  • 整理:やるべきことを分類(人に依頼するor自分がやるならカレンダー・時間記入)
  • 実行:とにかくタスクを片付ける
  • レビュー:終わったタスクを消して、新しいタスクを追加する。定期的にレビューすること

ストレスフリーに仕事するには、このような流れに忠実に沿って取り組むことが大切です。

GTDシステムの作り方は答えがない?

「概念はわかったけど、具体的にどうやればよいの?」と、手軽にできるGTDのシステムについて知りたい方もいると思いますが、残念ながら本書を読んでみても明確な答えはありません。

なぜなら、手軽にできるGTDのシステムは個人の特性により異なるからです。

私が少し調べただけでもGTDのやり方は数限りなくありました。

  • 手帳を使って行う人
  • A4ノートを使って行う人
  • Todoistというアプリを使って行う人
  • Google Calendarを使って行う人

個人個人の特性に合わせながら、手軽にできるGTDのシステムを構築することが大切です。

ストレスフリーに仕事したい!私のGTDのやりかた「超なまけもの向けの簡単な方法」

完璧にGTDが出来ていないですが、そこまでタスクの抜け・漏れが発生しなくなった私のGTDを解説します。

  • 毎週のタスクで忘れてはいけないものはアラームをセット
  • 特定の日に行うものはカレンダーを入力
  • 日々のスケジュールにタスクを組み込む

これだけです。最近はこの位しかやっていません。

というのも、紙ベースのTo DoリストもTodoistを使う方法もすべて試しましたが、長続きしなかったんですね…。

毎週のタスクで忘れてはいけないもの(例えば、ゴミ捨ての曜日とか、朝起きて行く時間など)はアラームに入れます。

アラームに入れておけば、時間になると勝手にアラームが鳴るので、その時間にやるだけなので、ストレスフリーです。

また、特定の日に行うもの(定期開催のイベントや飲み会など)はカレンダーにいれます。カレンダーに入れておけば、ほとんど忘れることがありません。

日々入れることは、毎回毎回考えるのが億劫だったので、生活に組み込むようにしました。

  • 通勤時間:本を読む・Audibleを聞く・英語の音声を聞く
  • 家にいる時:本を読む・ブログを書く・勉強する

こんな感じで、その時にやることをあらかじめ決めておけば、To Doの管理が驚くほど楽になります。

私はズボラですが、こんな感じでGTDを行っています。みなさんもぜひGTDやってみましょう。

ストレスフリーの仕事術を読んでからGTDを始めよう

「ストレスフリーの仕事術」がやり方は人それぞれ!で終わっていると思いきや、そうではありません。

この本にはGTDに関する質問と答えが沢山書いてあります。

例えば下記のような質問がありました。

  • GTDは目標が異なるものは別にしたほうが良いのか?
    →目標が異なるものでも全て同じリストに入り、全部入れたほうが良い。頭をはっきりさせましょう
  • GTDは優先順位を考えないでやることにしかフォーカスしないやり方だけど優先順位は不要?
    →他の手法と組み合わせて優先順位を作るとより効果的

こんな感じで、GTDを行っていると出てくるような質問がたくさんかいてあります。

GTDを極めようと思う人は、まずはじめにストレスフリーの仕事術を読んだ方が良いでしょう

ストレスフリーに仕事ができれば、脳は思考する場所に変わる

GTDのやり方をマスターすることができれば、脳が記憶をする場所から、考える場所に変わります。

考える場所に変わることで、よりクリエイティブになれますし、日々の行動の生産性も向上させることが出来るのです。

GTDをおこない、紙やアプリを使い自分の記憶を外部に落とし込むことで、ストレスフリーになることができます。

GTDの流れは下記のとおりです

  • 収集:タスク・頭の中で思いついたことをリストに入れる
  • 処理:タスクを確認して2分以内にできるものは実行へ、やらなくて良いなら削除or保留リスト
  • 整理:やるべきことを分類(人に依頼するor自分がやるならカレンダー・時間記入)
  • 実行:とにかくタスクを片付ける
  • レビュー:終わったタスクを消して、新しいタスクを追加する。定期的にレビューすること

週に1回、自分のやるべきことを1時間・2時間かけて書き起こしてください。このような習慣を作ると、GTDのタスクのリスト化が定着していきます。

そしてタスクをリスト化したら、とにかく片付けましょう。

そしてレビューをして、漏れがないか・新しく追加することがないか確認します。

ぜひ、忙しくてもGTDを行える習慣を作っていきましょう。

以上、書評「ストレスフリーの仕事術」ズボラでもできるTo Doの使い方を解説。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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