「大学生はバイトした方が良いの?」
「大学生の時間の過ごし方は何がおすすめなの?」
結論から言えば、大学生はバイトをしない方が良いです。なぜなら、大学生は時給800円から1000円程度でバイトをしてしまいますが、社会人になれば時給2000円以上が得られるからです。
では、大学生は在学中に何をすれば良いのでしょうか?
それは、実績を積み、資格を取得し、学歴が弱いなら学歴を上げるようにすれば良いでしょう。生涯年収に影響を与えられるようなことに取り組むのが経済的に合理的なのです。
今回は、大学生がバイトをしてはいけない理由と年収を上げるために取り組むべきことについて解説します。
大学生がバイトをするのはもっとも安い時間の切り売り
大学生がバイトをしてはいけない最大の理由は、時間を安く売り過ぎだからです。
大学生がバイトをして得られる金額は時給800円から1000円程度になるでしょう。
貴重な時間をその程度の値段で売るのははっきり言ってもったいないです。
学生時代の過ごし方で、将来の時給を5倍にも10倍にもできるでしょう。そんなボーナスタイムの学生時代にバイトするなんてもったいなさすぎるのです。
時間とお金は基本的にトレードオフ
そもそもお金と時間の関係は基本的にトレードオフです。
- お金を稼ぐには時間を使う
- 時間を確保するなら働く時間を減らす
事業を自動化できれば、時間をそこまで使わずに、お金を稼ぐことができるかもしれません。
しかし、ほとんどの人は会社に雇われて働く人や、事業を自動化できずに働くことになるので、お金と時間はトレードオフの関係となるのです。
当たり前ですが、社会に出て、親元を離れたら、生活のためにお金を稼ぐ必要が出てきます。
その結果、大学生に比べて働く時間が多くなり、それ以外使える時間が減ってしまうのです。
時給800円で売るのは安すぎる
大学生がバイトをして得られる平均時給は800円から1000円程度です。
はっきり言って1時間800円から1000円程度で売るのは安すぎます。
なぜなら、大人になれば30代くらいから、1時間2000円以上で買われる可能性が高いからです。
同じ時間なのに価値が2倍も変わるのです。
大人になってからの時給は下記の式で表すことが可能です。
年収÷234日(260日(年間平日数)ー16日(年間祝日)-10日(平均有給消化))÷8時間(1日の労働時間)
上記の公式を当てはめて、年収400万円から、年収に1000万円までの時給を計算してみましょう。
- 年収400万円:時給2136円
- 年収500万円:時給2670円
- 年収600万円:時給3205円
- 年収700万円:時給3739円
- 年収800万円:時給4273円
- 年収900万円:時給4807円
- 年収1000万円:時給5341円
社会人になってから、なにか特別なことして、時間の価値を変えたと言うことはないでしょう。
単純に社会人になって、会社勤めをしたから、学生の時の倍の時給が得られるのです。
お金が足りないならローンを検討
「でもバイトをしないと生きていけない…」という人もいるでしょう。
その場合でも極力バイトをせずに、した方が将来の時給を上げることにつながるのでお得です。
そのため、バイトをする以外の方法で、お金を調達する方法を考えたほうが経済的には合理的なのです。
ただ、誤解して欲しくないのは、ローンを勧めているわけではありません。
極力はバイトしなくても良いように、家計を考えながら、自分の進路先を決めるべきです。
しかし、高校生の段階から親の経済状況を気にすることはまず不可能です。また、学生の時から自分で稼ぐと考えて行動するのもまず不可能でしょう。
また、「学生 借金」とかで調べると、学生ローンの紹介がたくさん出てきます。
絶対に学生ローンからお金を借りてはいけません。
なぜなら、学生ローンの金利は法定ギリギリの高さのものが多く、返済に苦労する可能性があるからです。
ですので、もしも仮に、学生がお金を借りるなら親から借りれれば理想的でしょう。
親の経済状況的に難しいとなっても、少々手間はかかりますが、学生支援機構などから奨学金という形式で借りることもできます。
そうすれば、かなり低金利で借りることが可能なのです。
学生支援機構の現在の利率は利率固定金利の令枝元年分を見ると、0.07%ということがわかります。
住宅ローンが1%であり、学生ローンの年利が約5%などであることを考えると、かなりの低金利ということがわかります。
ただし、親にメリットがなければ交渉の余地はありません。
また、自分から奨学金について調べる必要もあるでしょう。
借金になるので、バイトをしないメリット(留学に行くために勉強したいなど)と比較し、確実にメリットがあると分からせるように、交渉する必要があるのです。
大学生がバイトの代わりにするなら年収が上がるようなことをせよ
学生から社会人になるときの年収は、学歴・資格・実績の3軸によって変わります。
- 学歴:学歴フィルター突破
- 資格:能力の証明
- 実績:働けることの信頼を作る
そのため、学生時代は学歴・資格・実績を作るために、時間を投下した方が将来の年収が上がって結果的にお得という訳なのです。
では、実際に学歴・資格・実績を伸ばすためには何ができるのでしょうか?
大学生には、学業、サークル活動、社会貢献活動、ベンチャー企業でのインターンなど多くの選択肢があるでしょう。
そんな多くの選択肢の中でも、個人的にやっておいた方が良いものについて解説します。
サラリーマンになっても継続できる副業の土台・実績作り
サラリーマンになったら一生安泰という時代はすでに終了しています。
そして、サラリーマンもいつリストラされるかわからない時代が訪れるでしょう。
今後は、サラリーマンでも次の対策が必要です。
- サラリーマンとしての付加価値作り
- 会社以外の収入作り(事業所得)
リストラされないように会社員として価値をつけておく必要があります。
また、会社にいつリストラされても問題がないように、会社以外の収入源を使っておく必要があるのです。
例えば、大学在学中に事業を立ち上げてみるのも良いかもしれません。
また、SNSで発信してインフルエンサーを目指してみても良いでしょう。
実績を残せば能力が認められ、会社員としての付加価値にもなります。事業がうまくいけば、会社以外の収入源になります。
年収を上げるのに必要な資格
事業を立ち上げたり、実績を作るのは、会社に依存しないために取り組むことでした。
次に考えるべきは、サラリーマンとして年収を上げるための資格を取得することでしょう。
簡単に年収を上げるなら、英語がおすすめです。
英語は幅広い会社で必要とされています。世界共通のビジネス言語ですので、英語ができるだけで年収は上がります。
就職活動の際にも、英語ができる証明があれば、年収が高い会社に入りやすいのも事実です。
履歴書にTOEICのスコアが書いてある人と、スコアを書いていない人がいたら、書いてある人の方が英語ができると思うのは普通です。
英語が苦手な人でも、TOEICで800点以上あれば、「少なくとも英語に苦手意識がない」という印象を与えられるでしょう。
グローバルに展開している企業に入社したいのであれば、英語ができることを証明できた方が良いです。
社会人になってからもTOEIC800点以上あることは転職に有利だと言えます。詳しくは下記の記事でどうぞ。
また、大学在学中に、英語の勉強のために1年間、海外留学しても良いでしょう。
大学院に進学しよう「海外留学だと理想的」
大学に入ってから学歴をあげる方法は一つしかありません。それは大学院への進学です。
就職なども、ほとんどの場合は最終学歴で判断されます。そのため、最終学歴的にちょっと弱いな…と思う大学に在学しているのならば、学歴として強い大学院へ進学することを検討した方が良いでしょう。
例えば、東大院と準難関大院の生涯年収は約6000万円程度違うとも言われています。
また、大学院を海外にすると言う選択肢もあるでしょう。海外の有名な大学院に進めば学歴も強いですし、英語が使えることの証明になります。
文系卒業の人は、可能であればMBA留学を検討するのも良いでしょう。時給が爆上げするの間違いなしですからね。
大学生はバイトをせずに将来の年収を上げよう
大学生ばバイトせずに将来の年収を上げた方が、経済的に合理的です。その理由は下記の通りです。
- 時間とお金はトレードオフ
- 大学生は自分の時間を安く売り過ぎ
- 大学時代の時間の使い方で生涯年収はかなり変わる
時間とお金はトレードオフな関係です。お金を稼ごうとすると時間がなくなります。一方で、時間を取ろうと思うとお金がなくなります。
そして、大学生は時間を安く売りすぎです。
大学生は時給800円とか1000円で時間を売ることになりますが、社会人になるだけで、自動的に時給2000円以上になります。
大学時代に時間を切り売りするのは経済的に見ても合理的ではないのです。
大学時代の時間の使い方によっては生涯年収を上げられます。過ごし方によっては、生涯年収が6000万円以上も増加する可能性もあるのです。
以上、大学生はバイトするな「大学時代の過ごし方で生涯年収は変わる」を解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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