寿命100年時代は知識やスキルが大切!価値が増すスキルまとめ?

知識・スキルを身につける

あなたが身につけようとしている知識やスキルをどうやって決めましたか?

あなたの好き・嫌いで決めましたか?それとも、将来、重要性の高まる知識・スキルを戦略的に身につけようとしてますか?

好き・嫌いで自分が身につけようとする知識・スキルを選ぶことは否定はしません。

しかし、そうするとあっという間に時代遅れになり、時代に取り残される可能性があります。だからこそ、戦略的に選ぶ必要が出てきます。

では、これからの時代に必要な知識・スキルとはどう判断すれば良いのでしょうか?

それには、経済の原動力を知るなど、様々な背景知識が必要になります。

経済の原動力の違いにより、必要な能力は異なります。そして、今の時代は寿命が100年になる時代であり、今はその過渡期です。

経済原動力の変化を真っ正面から受ける時代です。

何故、知識・スキルを戦略的に身につけた方が良いのでしょうか?

そして、どのようなスキルや知識を身に着けたほうが良いのでしょうか?

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戦略的に知識やスキルを身につけるべき理由

19世紀〜21世紀の経済の原動力が異なる

時代の移り変わりに応じて、経済の原動力も異なっていきます。

19世紀、20世紀、21世紀の流れを見ていきましょう。

19世紀はモノ経済

19世紀というのは経済の原動力は物的資本の経済でした。

つまり「モノが足りない」ので、モノをいかにおおくつくるのかというのがテーマでした。

この時代のキーワードといえば、大量生産ですね。

フォードがT型フォードを大量生産したりと、どちらかというと生産性重視という時代でした。ブルーカラーの時代と言っても過言ではないでしょう。

肉体労働者や現場労働者がたくさん雇われた時代でもあります。

20世紀は教育と人

20世紀は、モノ不足が解消されて行く為、教育と人的資本が経済原動力でした。つまり、モノではなく人に投資する時代です。

現場労働者や肉体労働者が工業化によって姿を消し始め、労働市場でも、人は機械の扱い方に慣れた人などの、大卒者を求める傾向が強くなってきました。

だから、予備校業界などの教育が流行していきます。

知的労働者である、ホワイトカラーの時代と言っても過言ではないでしょう。

21世紀はアイデアとイノベーション

21世紀は、モノも教育も解決されてきたので、今度はアイデアやイノベーションの創出が経済原動力になる時代になりました。

例えば、iPhoneのアイデアやイノベーションはその表れだと思います。

19世界は20世紀と21世紀の過渡期である

今の世の中は20世紀と21世紀の過渡期と言える時代であると同時に、中々変化することが難しい時代だとも言えます。

例えば、世の中では声高に、イノベーションだとか、アイデア教育が求めらておりますが、義務教育の制度は20世紀の制度をそのまま維持しています。(若干は変わっておりますが、抜本的には変えようと思っても変えられない)

生徒たちは、イノベーションのアイデアなのか、学校の点数を取ることなのか、どちらを重視するべきなのかが分からなくなっている人も沢山いると思います。

まぁ、どちらも優先すれば良いんですが、そうなると本当に要領が良く出来る人ではないと、難しいですよね?

また、今の20代の親世代は、21世紀のアイデアやイノベーションの時代のように、人と違ったことをすると、怒られる時代でもありました。

その文化・風習が子供に引き継がれている可能性があります。

経済原動力の変化から避けられない

何故、知識・スキルを戦略的に身につける必要があるのでしょうか?

100年時代という、寿命が100年になる時代を迎えるからです。

寿命100年については、100年時代の到来-長寿化の背景と影響とは?で背景等を纏めているので、御覧頂きましたら幸いです。

19世紀の方も20世紀の方も、寿命がそこまで長くないので、働く期間も短く、経済原動力が変化する前に、定年退職を迎えていました。

寿命が100年になる人は、自分が働いている時に、経済原動力の変化が必ず起こります。

だからこそ、どのように投資を行い、どの分野のスキルと知識を身につけるかを考えた方が良いのです。

戦略的に知識を身につけた方が良い理由は?

今までの話の内容ですが列挙すると下記の通りです

  • 時代により経済の原動力が異なる
  • 現在が過渡期である
  • 寿命が延び経済の原動力の変化から避けられない

知識やスキルは何も考えないで身につけようとすると陳腐化してしまいます。

自分で経済原動力を判断し、好みではなく、価値が上昇する知識とスキルを戦略的に磨けるようになると良いですね。

どのような知識やスキルが必要になるのか

それでは、今後はどのような知識やスキルが重要になってくるのか?

Lifeshiftにも記載がありましたが、新しいアイデアと創造性を発揮する、人間ならではのスキルと共感能力の発揮、どの分野でも役に立つ汎用スキルです。

それらの能力を優先して身につけた方が良いでしょう。

新しいアイデアと創造性を発揮する

未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ。

これは、パーソナルコンピュータの父と言われる教育者のアラン・ケイの言葉です。

では、発明するために必要なことは何でしょうか?それが、必要な能力の1つ目でもある、新しいアイデアと創造性を発揮することです。そうすれば、今までにないものを自らが作ることが出来るので、自分から未来を作ることが出来るようになると思います。

自分から未来を作らないといけないのか?

自分から未来を作らないと、どうなるのでしょうか?

Lifeshiftの本の中で紹介されているように、昔の企業の平均寿命は60年もありましたが、今の企業の平均寿命はわずか16年というデータがあります。これからの世の中は時代の変化が激しく、アイデアもすぐに模倣されて陳腐化してしまいます。

だからこそ、自分から未来を作り出せるようになり、アイデアやイノベーションを創出することによって、経済的な価値を生み出しし続けることが必要になります。

逆に、未来を自分から作ろうとしないで、流されて、流されて、流されて、いくとどうなるのか?時代の変化に翻弄される生き方になってしまうからです。アイデアを一つ創出したとしても、すぐに陳腐化してしまいます。

人間ならではのスキルと共感力

新しいアイデアと創造性の発揮は、どちらかというと新しい情報を作り出す必要性と言えることができます。「書評「ハイコンセプト」次世代に必要なハイコンセプト・ハイタッチ?」の中で語られているまさにハイコンセプト(新しいアイデアを生み出す力)と同じでしょう。

しかしながら、Lifeshiftの本の中では、それに人間ならではのスキルである共感力を身につける必要があると書いてます。これは、情報から新しいアイデアを生み出すだけではなく、直感的な判断や、対人関係、チームのモチベーションの向上、意思決定に関わるスキルです。

これらがあった方が、チームで何か新しいことを成し遂げようとした時に、実現可能性が増すのでしょう。

書評「ハイコンセプト」次世代に必要なハイコンセプト・ハイタッチ?」のでは、他人と共感する能力のことをハイタッチ(他人と共感する、人間関係の機微を感じ取る能力)と書かれていました。

このように、アイデアを創造するだけではなく、他人と共感する能力も必要になってくるのです。

Lifeshiftでは、教育を対象に下記の例が書かれていました。こう言った能力が必要になってくるのでしょう。

デジタルテクノロジーを用いた教育が紙の教科書と教室の授業に取って代わったとき、教師に強く求められるのは、共感、モチベーション、励ましなどの繊細な対人関係のスキルだ。

どの分野でも役に立つ汎用スキル

ここでは、汎用スキルを取り上げられていますが、何故、汎用スキルだけを注目しているのでしょうか?

専門技能は身につけて当たり前

専門的なスキルを身につけることは必要不可欠であり、これは避けられないことです。だから、今、必要とされ散る専門技能を身につけることは経済的の価値は高いです。

逆に、先ほどの会社の平均寿命でも取り上げたように、専門的な技能というのは陳腐化する可能性も極めて高いです。

だから、専門技能を身につけるだけではなく、汎用スキルを身につけてこそ、専門技能が高まるというわけです。

汎用スキルとは?

汎用スキルを身に受ける前に、どのようなものが汎用スキルとなるのか?

分析能力(緻密な思考を続ける)や問題解決能力、リーダーシップなど多岐に渡ると思います。

以前、大前研一は著書(即戦力の磨き方)の中で、ポータブルスキルを身につけることと言っておりましたが、このポータブルスキルというのはまさしく汎用スキルのことでしょう。

スキルについては下記でまとめてあります。

【ソフトスキルとハードスキルの違い】複数スキルの必要性とは?
「一生一つの仕事では通用しない」 「これからは2つ以上のソフトスキルを持つべき」 世の中の働き方は徐々にです...

世の中の変化が激しい時代だが求められるものは変わらない

世の中の変化は激しいです。だからこそLifeshiftでは、これらの能力が必要だと述べられています。しかし、上述した能力の際に色々な本を例に出したように、求められる知識・スキルに変化はありません。

  • 新しいアイデアと創造性を発揮→2006年にダニエルピンクが提唱
  • 人間ならではのスキルと共感能力の発揮→2006年にダニエルピンクが提唱
  • どの分野でも役に立つ汎用スキル→2006年に大前研一が提唱

どれも10年前の本から言われていることです。だからこそ、いくら変化が激しくなろうとも、これら3つの知識・スキルを身につけることを軸に置いて、日々行動していくことが良いのかもしれません。

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