「転職で失敗しないためにはどうすれば良いかな?」
「とりあえず、今の会社は嫌だから退職しようかな…」
できれば、転職では失敗したくないですよね?
私は勉強会などのイベントを開催しており、これまで延べ4000名の方とお会いしてきました。
その中で、約30名以上の転職の状況などを見ているので、転職エージェントを除いて、一般的な人よりも多くの転職を見てきたと思います。
約30名以上の転職に関わっていると、リアルで転職に失敗した人も見てきました。
転職で失敗している(失敗しそうだった人)を分析すると、大体が「求め過ぎ」で「計画性がない」という共通点があります。
仕事に多くを求めた結果、自分が本当に大切なことを見失い「転職しなければよかった…」とぼやく人。
何も考えずに会社を退職して、キャリアに空白ができた人。
結局の所、彼らは転職に関する情報収集やプランニングが不十分だっただけです。
ということは、転職に関して適切な情報収集をしてしっかりとしたプランニングをすれば、転職での失敗は防げるというわけです。
今回は、転職が失敗する理由と失敗を防ぐ方法を解説したいと思います。
この記事で学べることは?
- 20代が転職で失敗した例が学べる
- 20代が転職で失敗した例から失敗しないヒントが学べる
- 20代の転職で重要なことが学べる
20代の転職の失敗例を見てみよう
私がリアルで知っている転職の失敗例になります。
- 求めすぎて失敗した例
- 内定取得に焦って失敗した例
- キャリアの空白ができて失敗した例
年収とやりがいを求めたら時間がなくなった
どうせ仕事をするなら年収が欲しいし、楽しく仕事をしたい!そのため、転職をし、無事に就職。
一時的には、転職がうまくいったように思えました。
しかし、働き始めてみると、時間がないことが予想以上のストレスになります。
自分の趣味などにかける時間はほとんどなくなりますので、生活の満足度は前職以下に…。
結局の所、仕事しかしない人生になってしまったのです。
年収とやりがいを求めて転職したら、労働時間が長くなり、サービス残業が増えてしまったケースです。
内定に飛びついて雇用条件が食い違って間一髪
内定が欲しくて飛びついた職業は、前職よりも条件が悪い。
しかし、本人は前職よりも条件が悪くなっても転職したいから内定に飛びつこうとしている状況でした。
この職業に就いたらワークライフバランスもなくなる。おまけに給料は前職より下がっている。
危うく内定に飛びつきそうになっていましたが、周りの助言もあり、なんとか踏み止まることができました。
内定に焦ってしまい、雇用条件などを確認しなかった事例です。
次の職業を考えずに退職しキャリアに空白ができた
「この仕事に飽きたので退職しよう…」そう思い立って退職したけど、次の職業は決まっていませんでした。
でも、失業保険で給付もあるし、固定費は低いし、貯金もあるから大丈夫!
そう思って、ズルズルと転職活動をしない期間が長期化し、いつの間にかキャリアに空白ができてしまったのです…。
キャリアに空白があると、転職活動もしづらくなります。そして、そのうち労働意欲もなくなっていったんです…。
次の転職を考えずに、会社を退職してしまったケースです。
20代が転職する際の失敗を防ぐ方法は?
20代の転職で失敗した事例を見てきましたが、総じて言えることは、求めすぎであり、計画性が無いことでしょう。
では、20代が転職をする際に失敗を防ぐ方法とは、どのようなものなのでしょうか?
転職では条件を求めすぎず「絞る」ことが重要です。
20代で転職を失敗してしまう人は、仕事に色々なことを求めすぎです。
求めすぎた結果、自分の大切な条件を重要視できず、前職よりも幸福度が下がってしまうのです。
例えば、転職理由の定番としては下記のものが挙がるでしょう。
- 年収
- 労働条件
- 仕事内容
- 人間関係
20代で失敗する人は、仕事に上記全てを求める傾向があります。しかし、完璧な職業なんて存在しません。
20代が転職で失敗しないためには、仕事の条件から、自分が何を優先するのか絞る方が良いでしょう。そのためにも、キャリアプランを20代のうちから考えておくのは重要です。
また、20代と30代では転職に求めるものが異なります。20代はやりがいなどを求めがちですが、30代は圧倒的に収入です。
「収入のために転職をするのはどうなの?」と20代の人は思うかもしれませんが、30代が収入のために転職するのは現実を直視しているからです。
20代もいずれ30代になり、同じことを考えるようになるでしょう。
将来的な悩みを解消するために、30代の転職の理由を知っておきましょう。
内定に焦らず、次の職業が決まるまで働こう
内定に焦ってしまうと雇用条件を確認せずに飛びついてしまいます。
また、次の職業が決まる前に転職すると、キャリアの空白が目立ってしまいます。
残業が多する結果転職活動ができないなら退職するのは良いでしょうが、仕事をしながらでも転職活動が可能ならば、次の仕事が決まるまで、退職しないほうが転職が失敗する可能性を減らせるのです。
焦って転職するとロクなことがないので、転職活動は焦らない状況を作るのが一番です。
もしも、退職をしてから転職をするしか無い場合は、半年以上は生きていけるくらいの生活費を貯めておいてから転職するようにしましょう。
20代で転職を失敗しないようにするには?
約30名以上の転職をリアルに見てきて20代が転職を失敗する理由をまとめてみました。
20代が転職を失敗しないシンプルな方法は主に2つです。
- 仕事に求めすぎない
- 極力会社に居ながらにして転職する
ただ、転職をするには求人情報の収集が重要でして、求人情報があればあるほど、自分の理想とする仕事に出会う可能性が高くなります。
求人情報の収集におすすめなのは、下記の転職サイトでしょう。
- リクルートエージェント:業界TOPの求人数を誇り、中小・大手・外資問わず全て揃っている。言わずとしたら転職サイトの老舗です。
- JAC Recruitment:外資系や語学を使う求人に強い!年収を上げたいスーパーサラリーマンにおすすめの求人サイト
- 転職会議:企業のリアルな口コミを企業で働いていた人が書いているサイトです
私も上記の転職サイトを使っていましたし、実際に会った人達にも転職活動をしたいと考える人には率先しておすすめしているものです。
以上、転職で失敗する20代は「求めすぎ」「計画性なし」を経験談から解説しました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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理想の働き方、待遇改善は会社に任せず、自分の力で勝ち取る必要があるのです。
理想の働き方を勝ち取るためには、下記のような情報収集が大切でしょう。
- 年に1回エージェントと面談して自分の市場価値を知っておく
- 常に求人情報を閲覧しておく
そのため、幅広く転職エージェントに登録して、情報を収集しておくのがおすすめです。
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